(朝鮮日報 2015/11/26)

 「プロ野球の試合をすることになったら、この座席からどうやって抜け出してトイレに行けばいいんだ?」

 「電光掲示板を見るには望遠鏡が必要なのでは?」

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 来年から韓国プロ野球のネクセン・ヒーローズが使用する高尺スカイドーム(ソウル市九老区)に対する懸念が高まっている。高尺ドームは韓国野球史上初のドーム球場ということで野球ファンに歓迎されていたが、今月4日に韓国とキューバの代表チームによる強化試合の際に正式オープンして以降、「プロの球場としては不十分」「ファンにとっても選手にとっても不便な球場」「二度と来たくない球場」という声が上がっている。

 大雨の中でも野球ができる韓国唯一のスタジアムである高尺ドームは、ソウル市が2713億ウォン(約290億円)という資金と6年間という時間を費やして建てた。ところが、実際に言ってみたファンはあまりにも不便なことが多いと不満を口にしている。高尺ドームの座席には一番多くて31席が一列に並んでおり、その真ん中の席から立って出る場合は15人に了解を求めなければならないという所がいくつもある。インターネット上では「おむつ(をして行かなければならない)座席」という皮肉も飛び交っていた。窮屈な座席のためにファウルが飛んできても逃げられないという安全上の問題も取りざたされている。

 当初はドームではなくアマチュアのための一般球場として計画されたが、ハーフドームという提案を経てドーム球場に設計が変更されたことから、プロの試合をするにはふさわしくない施設・構造を持つことになった点も問題視されている。電光掲示板は小さすぎて「望遠鏡を持ってこなければ野球が見られない」という人もいる。内野と外野の座席が一つにつながっているほかのプロ用球場とは違い、高尺ドームは内野席と外野席が完全に分かれている奇妙な構造だ。スタジアムで一般のファンが利用できるエレベーターは一つだけなので、高齢者や障害者の出入りが不便だとの指摘も出ている。

 建設当初から懸念されていたスタジアム周辺の交通渋滞も依然として解決されていない。キューバとの強化試合を観戦したチャン・ギジュンさん(34)は「ソウル・明洞の会社を車で出たが、渋滞に巻き込まれて到着まで1時間半以上かかった。交通渋滞は野球を見たいという思いから我慢できたが、観戦中も不便で本当に腹が立った」と言った。

 韓国野球委員会(KBO)の許亀淵(ホ・グヨン)野球発展委員長は「高尺ドームはもともと開放型の一般球場にする計画だったが、ドーム球場を建てることになって設計が8回変更された。屋外に作るはずだった施設を屋内に作るには設計をすべて変えなければならないのが当然だが、継ぎはぎ式に設計だけ何度も変えたためにおかしくなってしまった」と指摘した。

キム・ドンソン元大韓野球協会副会長は「アマチュア向け球場としての使用がふさわしいドーム球場だ」と話した。


(朝鮮日報 2015/11/26)

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 ソウル・永登浦駅から京畿道富川方面へ5キロメートルの場所にある高尺スカイドーム(ソウル市九老区)は銀色の宇宙船のような形をした建物だ。1万8076人を収容できるように建設された。

 華麗な外観とは違い、屋内は「迷路」のような構造なので「動線を把握するのが難しい」という声もある。地下駐車場から地上階につながるエレベーターは1台だけ。それすら大人7-8人が乗るのがやっとという大きさだ。

 設計の段階で外野席と内野席が完全に分かれていたことも問題だ。例えば外野席の通路側で事故が起こった場合、内野に移動して脱出することができない。狭い敷地にドーム球場を建てるということで生じた構造的な問題なので改善も不可能だと言われている。

 来年4月1日にプロ野球公式戦が開幕したら、駐車場問題が発生することも覚悟しておかなければならない。高尺ドームの駐車面数は492面に過ぎない。スタジアムで駐車場所が見つからなければ、近くの「九老機械工具商店街」の駐車場などを使わざるを得ないが、高尺ドームまで20-30分歩かなければならない。それでも利用できるスタジアム外部の代替駐車スペースは200-300台分に過ぎないとソウル市は推算している。駐車面数が1300面に達するソウル・蚕室球場でも、試合が始まれば隣の河川敷や炭川駐車場などを利用しなければならない。高尺スカイドームを本拠地にするネクセン・ヒーローズのファン、チェ・ギチョンさん(45)は「以前は家族と車でソウル・木洞球場に野球を見に行ったが、来年は(車で行くのは)難しくなるでは」と言った。

 苦労して球場内に入っても、不便を感じることが多い。高尺ドームの天井はグレーなので、打ち上がった球を識別するのが困難な「色の蒸発現象」が起こる。選手が平凡なフライを見失うことがあるほどだ。キューバとの強化試合に出場した金賢洙(キム・ヒョンス)=斗山ベアーズ=は「空中から突然、球が現れるような感覚があった」と言った。高尺ドームに来たキム・ジビンさん(24)は「ちょっとでも目を放したらファウルボールに当たりそうだ」と心配していた。

 4階の観客席に行くと「登山」しているかのような印象を受ける。傾斜が35度で、傾斜29度の木洞球場よりもはるかに急こう配になっている。キューバ戦を観戦していたハン・ソンユンさん(31)は「4階の観客席を上り下りするには気を引き締めて、心してかからないとダメそうだ。まかり間違えば転んで大けがをしてしまうかもしれない」と言った。

 中でも一番多くて31席が一列に並んでいる一部座席は、観客に大変な不便を強いるだろう。15席前後が一列に並んでいるほかの球場とは対照的だ。しかも、高尺ドームは座席の前後の間隔も狭く、問題点の一つとして指摘されている。体格がいい成人男性が座ると、前の座席にひざが届くほど狭いので、試合中に立って外に出るのが難しい。これについて記者らが質問すると、ソウル市関係者は「野球の試合は5回のクリーニングタイム(グラウンド整備のための短い休憩時間)以外にはあまり移動することがないのでは」と答えたが、「5回終了時に合わせて生理現象が起こる人なんているのか」と反発する声も上がった。

 電光掲示板も縦7.6メートル×横24メートルで、韓国にある9つのプロ野球用球場で最も小さい。昨年までネクセンが使っていた木洞球場も縦10メートル×横25.3メートルだった。最近の球場は女性客が40%を上回るが、そうした女性客への配慮もされていないという不満もある。子ども連れの女性のための「キッズゾーン」もなく、授乳室などの設備も用意されていない。

 高尺ドームで試合をした選手たちも施設に不満を持っている。最も多く指摘されているのは、屋根がないダッグアウトだ。野球の国別対抗戦「プレミア12」金寅植(キム・インシク)韓国代表監督は「ファウルボールや観客が投げたゴミなどが選手たちの頭の上に飛んでくるかもしれない」と心配した。

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※別記事より

 また、グラウンドのすぐ横にブルペンがある他球場とは違い、高尺ドームでは控え投手が26段の階段を降りて地下1階に行き、練習投球をしなければならない。こうした不便さから、選手たちは地下のブルペンを使わずに一塁側・三塁側ダッグアウトの前でウォーミングアップしていた。ライナー性のファウルボールが飛んでくれば非常に危険だ。宣銅烈(ソン・ドンヨル)韓国代表コーチは「コーチたちが控え投手の調子をチェックすることもできない」と不満を口にした。ある高校チームの監督は「観客があまり来ないアマチュアの試合なら可能だが、ここでプロのチームの試合をするには大々的な補修が必要になるだろう」と語った。


どうせこんなことケンチャナヨでWBCを誘致しようとするんでしょうね。

<WBC>韓国、2017大会誘致の必要性と可能性は?
(中央日報 2013/03/06)

   世界野球祭典ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が今年、3度目の大会を迎えたが、韓国はこれまで一度も大会を誘致していない。 2017年第4回大会は韓国もWBC地域ラウンドを開催するべきだという声が出てきている。 

  ◇ホームアドバンテージ大きい台湾と日本 

  アジアでは日本が第1、2回大会のアジアラウンドを誘致し、今回の第3回大会は日本と台湾が1次ラウンドをホームで開催した。 開催国のアドバンテージは大きい。 今年初めて大会を誘致した台湾は、B組で最も戦力が劣る豪州と初戦を行う日程を組んだ。 また組1・2位決定戦が予想されていた韓国戦を控えて休養日を一日入れ、投球数制限があるWBC規定(30球以上投球した場合一日休養)を避けた。 さらにホームの観客の一方的な応援を受けるために、試合時間も自国に有利に設定した。 A組の日本も同じだ。 日本は6日のキューバとの最終戦を控え、2日間の休養日を入れた。 台湾と日本が開催国のアドバンテージを活用する一方、韓国は相対的に不利な点が多かった。 (略)

  ◇KBO「インフラと費用が課題」 

  こうした事情から、韓国野球委員会(KBO)は2017年WBCの誘致を検討している。 問題は天気とインフラ、費用だ。 大会が開催される3月に試合を行うためにはドーム球場が必要となる。 ソウル高尺ドームが今年12月に完工する予定で、競技場は準備できる。 WBCを主催するWBCIのアーチ社長は「2017年には野球の人気が高い韓国が大会を開催すればよい。 ドーム球場も建設中と聞いている」と述べた。 また3月初めの天気なら、釜山の社稷球場でも試合が可能だ。 2-4日の台湾・台中では雨が降り、気温も12度ほどで、試合をするのに好条件ではなかった。 

  リュ・デファンKBO広報支援部長は5日、「2017年大会の誘致を検討している。 しかしインフラと費用の面で難しさがある」とし「高尺ドームが完工しても、規模(2万席)が小さく、観客収益に支障が生じる。 費用が最も大きな問題」と話した。 (略)


プロ野球スピリッツ2015
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