(ニューシス 韓国語 2019/07/17)

・日本経済新聞、サムスン電子関係者引用して報道
・「韓国半導体業界の日本離れにつながる可能性」言及
・テストに2~3ヶ月かかる...業界「すべての可能性開いて検討」
・ロシア産フッ化水素のサンプル・情報まだ伝えられていない

サムスン電子が日本の半導体素材輸出規制強化に対応するため、日本産以外の高純度フッ化水素(エッチングガス)に対する品質性能テストに着手したと17日、日本経済新聞が報道した。

日本経済新聞は、サムスン電子関係者を引用してこのように報道し、品質検証に入った高純度フッ化水素は韓国や中国、台湾産製品と推定した。それと共に「サムスンが実際に日本製以外の調達するかの判断は2~3か月がかかる見込み」とし「韓国の半導体業界の日本離れにつながる可能性がある」と伝えた。

業界によれば、サムスン電子だけでなくSKハイニックスも日本の素材輸出強化に対応し、フッ化水素の供給先多角化のための努力を傾けていることが分かった。

これと関連して、半導体業界関係者は「日本の規制以前にも国産素材などを使ってきた。規制後にも国産化の割合を増やしたり、新規工程に適用するなど、特別な変動はない」とし「日本規制と関連して対応するため、すべての可能性を開いて検討している」と述べた。また他の関係者は「工程にすでに適用したのではなく、サンプルを受けてテストする段階」と述べた。

業界では、サムスン電子とSKハイニックスは最大限確保しておいた物量を通じて、最長1四半期程度は直接的な被害なしに持ちこたえることができるものと見通している。この期間に日本産以外の高純度フッ化水素に対するテストを終え、実際の工程に使用するようになれば、被害を最小化できるものと見られる。

一方、代案と言及された日本政府の輸出通関を経ない可能性がある日本企業の海外工場を通した迂回輸入は、事実上、容易ではないこものと観測される。すでに該当工場ごとに生産物量計画を備えてラインを回しているが、生産量を増やすとしても国内企業の消費量を満たす水準にならず、すでに一部日本企業は安倍政府の顔色を見てこのような要請に難色を示した。

また、政府内外で提示されたロシア産高純度フッ化水素などに対するサンプルや情報は、まだ国内企業に伝えられていないという。(機械翻訳 若干修正)

 サムスン、日本製以外のフッ化水素を試験 代替にらむ 
(日本経済新聞 2019/07/16)

【ソウル=山田健一】韓国サムスン電子が、日本政府による対韓国輸出規制強化の対象の品目の1つである「フッ化水素」について、日本製以外の品質性能の試験に着手したことが16日分かった。高純度のフッ化水素は半導体生産に欠かせず、日本メーカーが8~9割のシェアを握るとされる。サムスンが実際に日本製以外を調達するかの判断は2~3カ月かかる見込みだが、韓国の半導体業界の日本離れにつながる可能性もある。

サムスン関係者が日本経済新聞の取材に明らかにした。サムスンが半導体工場で新しい材料を試す際に使用するラインに、日本以外のメーカーのフッ化水素を投入し試験を始めたという。

フッ化水素のメーカー名は明らかにしていないが、中国や台湾、韓国のメーカーとみられる。サムスンは経済産業省が規制強化の方針を公表した1日以降、中国や台湾に幹部を送り代替調達の可能性を探ってきた。

韓国の半導体業界関係者によると、サムスンは日本のステラケミファ、森田化学工業、昭和電工から高純度のフッ化水素を仕入れている。フッ化水素は半導体の母材となるシリコンウエハーに回路を形成した後、不要な膜を取り除くのに使われる。

最先端の半導体をつくるには純度99.999%のフッ化水素が必要といい、高純度化の技術は日本が世界をリードする。このためサムスンが今回の試験の結果、実際に採用を決めるかは未知数だ。

日本製以外のフッ化水素を使い従来と同じ品質の半導体がつくれるか、結果が出るまでは2~3カ月かかる。結果が良好でも価格や供給量をめぐる取引条件で合意できるか課題は残る。サムスンはスマートフォンなどにデータを記憶する2種類のメモリーで4割前後の世界シェアを握り、取引条件が厳しいことで知られる。

サムスンは従来、フッ化水素について日本メーカー以外との取引を真剣に検討することはなかった。品質や納期に対する意識が高い日本企業との関係を重んじ、基本的に調達に支障が出ることはないと判断していた。

今回の日本政府の対韓輸出規制は、こうした韓国側の意識を一変させた。韓国半導体業界でサムスンに次ぐ規模のSKハイニックスも日本製以外のフッ化水素の試験について「検討している」と話す。

サムスンは日本企業が東日本震災後に取り組んだのと同じようにサプライチェーン(供給網)の点検に着手したとされ、リスク分散のために日本の調達を減らす可能性もある。これを防ぐには日本側にも新たな付加価値をつくる取り組みが求められる。


輸出優遇除外:韓国半導体業界、国産フッ化水素使用に向けテスト実施
(朝鮮日報 2019/07/17)

 日本による半導体材料の輸出規制に対し、韓国で政府レベルでの解決策が示されない中、韓国半導体業界は事態の長期化に備え、各社それぞれが対応に追われている。

 サムスン電子、SKハイニックスなど半導体業界は国産のフッ化水素を工程に使用するためのテストを開始した。また、確保済みの在庫を最大限節約して使うことで対応している。

 各社は時々刻々変わりゆく状況に備え、緊急会合を相次いで開いている。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は日本への出張から戻った直後の13日、経営陣に非常計画の取りまとめを指示したのに続き、近く無線事業部、映像ディスプレー事業部の経営陣とも緊急戦略会議を開く予定だ。

 素材の国産化も急いでいる。SKハイニックスは韓国のフッ化水素メーカーであるソウルブレイン(SoulBrain)が生産した製品を実際の工程に使用できるかどうかテストを実施している。

半導体業界関係者は「普段であれば数カ月要するテスト期間を最大限短縮し、早期に国産製品の適合性に関する判断を下したい。日本製ではない製品を使用すれば、一定期間は不良品の発生率が高まるとみられるが、最悪の場合はそれも耐え忍ぶほかない」と述べた。