(ニュース1 韓国語 2019/08/22)
国内タンブラー業界1位企業である『サーモスコリア』[Thermos Korea Co., Ltd.]が『戦犯企業系列会社』なのかをめぐって真実攻防が加熱している。日本の貿易報復後、『NOジャパン』熱気がますます高まっており、『戦犯企業』と確認される瞬間、売り上げ打撃を避けられない状況だ。サーモスコリアが三菱との関係を一歩遅れて認めたが「戦犯企業系列会社ではない」と抗弁する理由だ。
ニュース1は22日、サーモスコリアの主張をもとに、三菱ケミカルホールディングスグループからサーモスコリアにつながる連結の輪を一つずつチェックしてみた。
サーモスコリアは『サーモスジャパン』[サーモス株式会社]が100%持分を所有する日本の会社だ。サーモスジャパンの持分は親会社『大陽日酸』が100%保有している。大陽日酸の最大株主は戦犯企業三菱グループ傘下系列会社である『三菱ケミカルホールディングス』だ。支配構造で見れば、サーモスコリアは三菱ケミカルホールディングスのひ孫会社格だ。
だが、サーモスコリアは「親会社の大陽日酸が三菱ケミカルホールディングスの系列会社というのは正しい」と認めながらも「戦犯企業系列会社ではない」と主張する。
戦犯企業『三菱化学』は、2年前に他の三菱系列会社と合併して消え、新たに設立された三菱ケミカルコーポレーション[三菱ケミカル株式会社 以下、三菱ケミカル]とサーモスコリアは何の持分関係がない別会社という点が主な根拠だ。
◇「三菱ケミカルホールディングスと持分関係ない?」→持分50.59%最大株主
サーモスコリアは公文書を通じて「サーモスコリアの親会社は『サーモス株式会社(サーモスジャパン)』であり、サーモス株式会社の親会社である『大陽日酸』は戦犯企業とは関連がない会社」と立場を明らかにした。
サーモスコリア関係者は数回にわたり「三菱ケミカルホールディングスと大陽日酸は持分関係が全く存在せず、経営上の影響も及ぼさない別会社」と強調した。
だが、「ニュース1の取材の結果、三菱ケミカルホールディングスはサーモスコリアの親会社である大陽日酸の持分を50.59%所有する最大株主と確認された。
大陽日酸が昨年11月12日、日本の電子公示システムである『EDINET』に公示した『第15期第2四半期分期別証券報告書』によれば、株式会社三菱ケミカルホールディングスが大陽日酸の株式21万8,996株(50.59%)を持つ最大株主として登載されている。
大陽日酸が今年7月9日に公示した『第16期第1四半期分期別証券報告書』連結財務諸表にも親会社を『三菱ケミカルホールディングス』と示している。
あえて公示を見なくても、大陽日酸と三菱ケミカルホールディングスの関係は対外的に公開されている。大陽日酸は自社ホームページに三菱ケミカルホールディングスのURLリンクを貼って、三菱ケミカルのロゴと大陽日酸のロゴを並べて表記している。

サーモスコリアはこれに対して「コミュニケーション過程で錯誤があった」と釈明した。それと共に「三菱ケミカルホールディングスが大陽日酸の最大株主というのは正しいが、三菱ケミカルと大陽日酸は何の持分関係がない別会社」と訂正した。
◇サーモス「三菱ケミカルと関連ない…戦犯企業系列会社ではない」
サーモスコリアは三菱ケミカルホールディングスとの連結の輪は認めたが、三菱ケミカルとの関係に対しては明確に線を引いている。
三菱ケミカルと三菱ケミカルホールディングスの歴史は14年前に遡る。三菱ケミカルホールディングスは、三菱グループの化学系列会社『三菱化学』が医薬品製造子会社『三菱ウェルファーマ』と合併して2005年10月3日に設立した持ち株会社だ。
三菱化学は以後12年間、三菱ケミカルホールディングスの子会社として存続し、2017年4月、旧三菱樹脂・三菱レーヨンと合弁して『三菱ケミカル』を設立した。三菱化学をはじめとする3系列会社が営んでいた事業はすべて三菱ケミカルが継続している。現在、三菱ケミカルの持分は三菱ケミカルホールディングスが100%握っている。
問題は、三菱ケミカルホールディングスを作り、三菱ケミカルを設立した三菱化学が戦犯企業という点だ。国務総理室所属対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者など支援委員会が去る2012年に発表した『戦犯企業リスト』には、三菱化学が戦犯企業として登載されている。
サーモスコリアが三菱ケミカルと三菱ケミカルホールディングスを区分する理由も、結局『戦犯企業』という汚名だけは避けるためだ。
サーモスコリアは「三菱化学は2017年に三菱ケミカルに合併されて消えた」とし「たとえ三菱化学の残滓が三菱ケミカルに残っていても、三菱ケミカルホールディングスは戦犯企業と関係ない会社なので、系列会社であるサーモスコリアも戦犯企業ではない」と主張する。
◇経営学界「経済的同一体と見るべき」vs 法曹界「法人格異なる」
三菱ケミカルホールディングスと三菱ケミカルはいずれも戦犯企業三菱化学から設立された会社だ。生まれは同じだが2つの会社の関係に経営学的・法的なものさしをあてると明白な見解の差が生じる。
経営学界は三菱ケミカルと三菱ケミカルホールディングスを一つの“経済的同一体”と見るべきだという解釈が優勢だ。
ユ・ビョンジュン,ソウル大学校経営学科教授は「三菱ケミカルホールディングスは系列会社の支配のために作った構造であるだけ」としながら「(三菱ケミカルと)実質的な同一体と見るべきだ」と分析した。
ソン・ミンギョン韓国企業支配構造院選任研究委員も「持ち株会社グループは特定の中核系列会社の問題がグループ全体に投影される余地がある」とし「三菱ケミカルがグループ内でどれくらい中核的な系列会社なのか、持ち株会社の経営哲学を共有しているかを調べる必要がある」と話した。
現在、三菱ケミカルホールディングスは三菱ケミカルの持分を100%所有している。三菱ケミカルは自社を〈三菱ケミカルホールディングスグループ(MCHC Group)の中核事業会社〉と紹介している。
三菱ケミカルホールディングスと三菱ケミカルは人的資源と経営哲学も密接に共有している。越智仁,三菱ケミカルホールディングス会長は、1977年に三菱化学工業(株)に入社し、三菱ケミカル社長にまで上がった人物だ。
三菱ケミカルは、三菱ケミカルホールディングスの経営哲学である〈カイテキ(KAITEKI・人、社会、地球の持続可能な安寧)〉[KAITEKIとは「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」]をそのまま引用し、『三菱ケミカルホールディングスグループ』を主語に社内ビジョンを紹介している。
ある業界持ち株会社関係者は「ある会社が人的・物的に分割した、他の会社と合併をした、会社の名称が変わるのであって人材と資本はずっと続くもの」としながら「結局、根は戦犯を通じて稼いだ資本金から出たというのは同じだ」と皮肉った。
一方、法曹界は三菱ケミカルホールディングスと三菱ケミカルを同一体と見ることはできないという立場だ。三菱化学が持ち株会社を設立した後、他の系列会社と合併して新たな法人を作ったとすれば、持ち株会社と新しい法人はそれぞれ異なる法人格を持つという解釈だ。
イ・チュンユン法務法人チュウォンパートナー弁護士は「経営学的に見るならば、2つの会社を『経済的同一体』と見る余地がある」と前提にしながらも「法理的にアプローチすれば、三菱ケミカルと三菱ケミカルホールディングスの法人格が異なるものと見なければならない」と説明した。
◇“戦犯企業レッテル”貼ることできるか…「戦犯企業系列会社と見なければ」と声をそろえた
サーモスコリアに“戦犯企業レッテル”を貼ることができるのかについては、経営界と法曹界とも「戦犯企業系列会社と見ることができる」という解釈を出した。
ユ教授は「三菱ケミカルホールディングスが三菱ケミカルと実質的に同一体で、50%以上の持分を持っている最大株主ならば、サーモスも厳格に三菱系列会社」とし「2つの会社が関連がないというのは、巧妙に問題を回避しているという批判を受けかねない」と指摘した。
イ弁護士も「系列会社の双方間に直接的な持分関係がなくても、実質的な支配関係が認められるならば系列会社と判断される」としながら「戦犯企業というのは、社会的な評価なので、三菱グループ系列会社ならば、戦犯企業の系列会社と判断される」と説明した。
三菱の戦犯性は、個別の企業ではなくグループ全体に及ぼすというのが社会的通念だ。すべての系列会社が三菱ケミカルホールディングスの支配を受けているならば、系列会社間に持分関係なくても密接な関連性が認められるという説明だ。
三菱グループは、1870年に創業者である岩﨑弥太郎が設立した船舶会社から出発した。以後、三菱商会と社名を変えた後、軍需事業を始めた三菱は、重工業・電子・自動車・化学・鉄鋼など系列会社を広げ、今日、住友、三井とともに日本3大財閥企業集団に成長した。三菱が戦犯企業と呼ばれる理由も、グループ全体が強制徴用と戦争で稼いだ資本金で設立されたためだ。
反論もある。サーモスは、三菱グループが設立した会社ではなく買収合併した会社の子会社だ。三菱ケミカルホールディングスの系列会社になった時点も比較的最近なため、三菱の“戦犯性”とは何の関連性もないという主張だ。
100年以上の伝統を誇るサーモスは、元々ドイツで胎動した企業だ。何と85年間ヨーロッパで栄えたが、去る1989年に大陽日酸[日本酸素]に売却されて日本企業となった。三菱ケミカルホールディングスのひ孫会社になったのは4年前だ。サーモスの全歴史をあわせてわずか3.5%だけ三菱の陰が垂れたわけだ。
サーモスは1904年、ドイツで『魔法瓶』という新概念の商品を世の中に出して創業した。当時は魔法瓶の概念さえなじみがうすかったため、魔法瓶の英語名『サーモス(Thermos)』がそのままブランド名になったほどだ。
※逆で、サーモスが魔法瓶を指す英語になった?
サーモスは1970年代まで全世界に魔法瓶を普及させて常勝疾走したが、ステンレス魔法瓶が登場して会社の勢いが急激に傾いた。結局、1989年に日本酸素(現 大陽日酸)に1億3400万ドルで会社を売却し、日本の会社として生まれ変わった。
※2001年、日本酸素(株)サーモス事業本部を会社分割し、(株)日酸サーモ[1980年設立 日本酸素子会社]と統合してサーモス(株)設立。
※2004年、日本酸素(株)と大陽東洋酸素(株)が合併。大陽日酸(株)に。
以後、2015年に大陽日酸が三菱ケミカルホールディングスに買われ[株式公開買付け]、サーモスも一緒に三菱ケミカルホールディングスのひ孫会社になった。
※2001年、日本酸素(株)サーモス事業本部を会社分割し、(株)日酸サーモ[1980年設立 日本酸素子会社]と統合してサーモス(株)設立。
※2004年、日本酸素(株)と大陽東洋酸素(株)が合併。大陽日酸(株)に。
以後、2015年に大陽日酸が三菱ケミカルホールディングスに買われ[株式公開買付け]、サーモスも一緒に三菱ケミカルホールディングスのひ孫会社になった。
サーモスの立場では、親会社が三菱グループに買われて一緒に三菱系列会社になった格好だ。サーモスコリアは「三菱ケミカルコーポレーションと持分関係がなく、経営干渉も受けない別法人として運営している」と主張する。
ある業界持ち株会社関係者は「サーモスが最近になって三菱ケミカルホールディングス系列会社になったとすれば、たとえ『戦犯企業の系列会社』という修飾語は避けられなくても、少なくともサーモス自体に『戦犯企業』イメージをかぶせてはいけない」と話した。(機械翻訳 若干修正)

間違いなく戦犯企業だ。
さあ、ボイコットしよう。
早くやれw
specificasia
が
しました