(新華社 2021/04/24)

 中国外交部の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は23日の記者会見で、日本の岸信夫防衛相が自民党議員の会合で中国の釣魚島周辺での活動に触れ「中国は目立たないところで一歩ずつ侵略する」と発言したことについて「出まかせで、極めて無責任だ」と述べ、日本が反省し、中国に対するデマや中傷を直ちにやめ、誤った道をこれ以上進まないよう忠告すると表明した。

   趙報道官は、中国が常に平和的発展の道を歩むことを堅持し、防御的国防政策を断固として進めていると強調。釣魚島と付属の島嶼は中国固有の領土であり、中国が釣魚島海域でパトロールや法執行を実施することは自国固有の権利を行使するものだと述べた。

   岸氏が「台湾が赤くなったら大変な状況の変化が起こる」と発言したことについて趙報道官は、台湾問題は完全に中国内部の事であり、いかなる国がいかなる方法で関与することも絶対に許さないと強調。日本の一部の者による台湾に関する誤った発言は、中国の平和統一の大業を望まずに阻止しようとする彼らの陰険な考えが表面化したものだと指摘した。その上で「中国は必ず統一しなければならないし、統一は必然である。これについて日本は分不相応な考えを持つべきではない」と語った。


(人民網 2021/04/25)

外交部(外務省)の趙立堅報道官は23日に行なわれた定例記者会見で、日本の防衛相が台湾地区が「赤くなる」などと発言したことについて、記者からの質問に答えた。

【記者】報道によると、22日夜、日本の岸信夫防衛大臣が自民党議員の会合で、中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺での活動について、「中国は、目立たないところで1歩ずつ侵略し、最終的には全部変わっている状況をつくろうとしている。そうしたことを許さない」などと発言したという。また「台湾が赤くなったら大変な状況の変化が起こる」とも述べたという。中国側としてコメントは。

【趙報道官】こうした発言は完全に根拠がなく、極めて無責任な発言だ。この場で、私は以下の3点を強調しておきたい。

第1に、中国は常に平和発展の道を歩むことを堅持し、防御的国防政策を揺るぎなく実施してきた。習近平国家主席がボアオ・アジアフォーラム2021年総会開幕式でのスピーチで繰り返し述べたように、中国は引き続き世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であり続ける。中国はどんなに発展しようとも永遠に覇権を唱えず、拡張せず、勢力範囲を求めず、軍拡競争を行わない。

第2に、釣魚島及びその附属島嶼は中国固有の領土だ。中国が釣魚島海域で行なう巡航と法執行(エンフォースメント)は自国に固有の権利を行使するものだ。台湾地区の問題は純粋に中国内部の問題であり、いかなる国がいかなる方法によっても手を出したり干渉したりすることを絶対に容認しない。

第3に、日本は近代にアジア各地を侵略して領土を拡張し、中国を含む広範囲の被害を受けた国の人々に深刻で重大な災難をもたらした。しかし今日まで日本は侵略の歴史を誠実に直視して反省しようとせず、しばしば侵略の歴史を否定したり美化したりする政治的茶番劇を演じてきた。日本に我が身を振り返り自問し、直ちに中国に対するデマや中傷をやめるよう忠告する。誤った道をますます遠くへと進んではならない。


 中国初の強襲揚陸艦就役 台湾侵攻想定、上陸能力強化
(日本経済新聞 2021/04/25)

【北京=時事】中国国営中央テレビは24日、習近平国家主席(中央軍事委員会主席)が出席し、中国初の強襲揚陸艦の就役式が23日に海南島・三亜で行われたと伝えた。米軍のワスプ級に匹敵する「075型」(推定排水量約4万トン)とみられ、「海南」と命名された。中国軍は台湾侵攻や南シナ海での紛争を想定し、今後も上陸作戦の中核を担う強襲揚陸艦を配備していく構えだ。

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23日は海軍創設72年の記念日。台湾をめぐり米軍との緊張が高まる中、習氏は自ら海軍力の強化を誇示した。中国軍の上陸作戦能力の増強は、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島にとっても脅威となる。

中国軍は米軍のように強襲揚陸艦を中心とする艦隊を複数編成し、海外に軍事力を展開する能力の獲得を目指している。強襲揚陸艦は大きな甲板が特徴。F35BのようなSTOVL(短距離離陸垂直着陸)機を搭載すれば空母に近い運用も可能だが、中国はSTOVL機を開発できていない。

「海南」は2019年9月に進水し、20年8月に初の試験航海を行った。中国の軍事専門誌によると、全長230メートル、幅33メートル。30機のヘリコプターや揚陸艇、水陸両用戦車などを搭載するとみられている。

20年4月に進水した075型の2隻目は年内にも就役する見通しだ。3隻目は今年1月に進水しており、25年までに計8隻が進水するという観測が出ている。


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