(聯合ニュース 2022/10/09)

 韓国・独島周辺の海上研究を担当する船舶「独島ヌリ」が9日、初めて出航した。

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 独島ヌリは同日午前9時ごろ、韓国南部の巨済市にある韓国海洋科学技術院の南海研究所の埠頭(ふとう)を出発。10日ごろ、独島研究前進基地がある鬱陵島に到着する予定だ。同島を拠点とし、同島や独島周辺の海上研究を行う。

 韓国初の独島・鬱陵島専用研究船である独島ヌリは、4月に就航した。だが、機関長を採用できず出航ができなくなっていた。

 独島ヌリは41トンで、最大速度は27ノット(時速約50キロ)。最大20人が乗船できる。水深2000メートル以上まで測定可能な水深測定器など多様な研究用の機器が搭載されている。また、鬱陵島から独島までの運航時間は7時間から4時間に短縮される。

 これまで韓国の海洋当局は独島専用の研究船がなく、民間の漁船を借りて活用してきた。

関西造船協会 らん 第42号 平成11年1月 一部抜粋

4.海洋調査船

山田賢司(三菱重工業(株)下関造船所船舶・海洋部計画・見積課)

1序文

国連海洋法条約が発効し,海洋資源の調査・保護,環境の保全,海上交通路の確保等沿岸国の権益が強化される方向にある一方で,他の沿岸国との協調も重要な課題となってきている,この様な状況下で,ここで御紹介する「海洋調査船」は漁業資源から水路・鉱物資源・気象観測・地球環境等の多岐に亘る調査項目を対象に,南北両極から赤道直下の海域に至る広範囲な行動領域をカバーする船舶として,今後その重要度を増すものと思われる.

2.海洋調査船の種類と任務

「海洋調査船」は上記の様に種々の海洋に関する調査項目を冠した調査船の総称であり,時として「海洋研究船」と同義に使われる,両者に明確は差はないとも言えるが,後者はexperimentと言う晉葉に代表される様に,海洋に関する仮説を立証するための実験の場としての性格があり,大学や公的な研究機関に属して,学術的なニーズが強く,多機能な船が多い.

一方の「海洋調査船」の任務はexpeditionと言われるように,海洋を利用の対象として捉え,その未知なるものを調査して行くことであり,比較的単機能なものが多く,多少商業的なにおいが感ぜられる.