(東京新聞 2024/05/12)
群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にあった朝鮮人労働者追悼碑が県の行政代執行で撤去されたのを受け、管理していた市民団体「追悼碑を守る会」は11日、前橋市の県教育会館で総会を開き、会の解散を決めた。また、県から撤去費用として2062万円を請求され、県側に同日付で送付した解散通知書の中で「支払い能力がない」と回答した。
総会では、追悼碑の再建を目指して後日、新団体を立ち上げる方針も確認。
請求金のうち撤去費は248万円、残りは目隠しの囲いや警備の費用といい、「現場にも立ち会わせず、県の都合で行ったことで納得しがたい」と活動報告した。
請求金のうち撤去費は248万円、残りは目隠しの囲いや警備の費用といい、「現場にも立ち会わせず、県の都合で行ったことで納得しがたい」と活動報告した。
総会に先立ち、撤去後初めての追悼集会が開かれ、碑に設置していたプレート3枚が披露された。宮川邦雄共同代表らが「県の代執行は稚拙な暴挙。反省と友好親善の重要性を改めて共有したい」とあいさつ。約200人の参加者はプレートに向けて献花した。
県立公園の碑の跡地では撤去前の姿をアプリで確認する催しが行われ、当時をしのんだ。アプリはアップル社端末向けに公開されている。(羽物一隆)
(朝日新聞 2024/05/11)
群馬県立公園「群馬の森」にあった朝鮮人追悼碑をめぐり、県が代執行で撤去した費用として市民団体に請求した2062万円の内訳がわかった。碑本体の撤去費が248万円、立ち入り防止のフェンスや目隠し用のシートの設置など関連工事が計1234万円、警備委託費が579万円だった。
朝日新聞が情報公開請求し、県が開示した。
関連工事費1234万円のうち1121万円は、立ち入り防止用のフェンスや柵、中が見えないようにするシートをはりめぐらせる対策にかかっていた。「撤去作業と住民の安全確保のため。囲わないと、いろいろな人が関心をもち、中に入る可能性があった」(県担当課)という。警備は24時間態勢で579万円、延べ約75人が従事した。県は「直接関連があり、必要または有益な費用」として、関連工事費と警備費も代執行費用に位置づけた。
記事の後半では、撤去費全体の内訳や当初の見積もり額、群馬県の方針などを紹介します。
一方、費用を請求された市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」の共同代表、川口正昭さんは、撤去は不当とした上で「作業を隠す費用がふくらんでいるが、県が隠したかっただけ。私たちからすると必要がない経費まで請求され、違和感がある」。8日が納付期限だったが、「守る会として支払い能力がなく、苦慮している」と話す。
県は当初、代執行費用を約3千万円と見積もった。碑の移設を前提に、工期を2週間に設定したためで、内訳は撤去工事費1400万円、警備員費1600万円だった。しかし工事前に守る会が「記憶 反省 そして友好」と刻んだプレートなどの引き渡しを求め、それらを取り外した碑は移設せず処分されることになり、工事は5日間に短縮。県は「最後まで自主撤去をお願いしたが応じてもらえず、代執行になった」とし、その費用2062万円の納付を守る会に求めている。(高木智子)
■朝鮮人追悼碑の撤去費用2062万円の内訳【撤去工事】
・碑本体の撤去 248万円【関連工事】
・準備工事(資材搬入など) 36万円
・仮設工事(仮囲い) 1121万円
・仮設工事(仮囲い) 1121万円
・後片付け 76万円【警備委託費】
・5日間、延べ約75人 579万円※群馬県の開示資料から。1万円未満切り捨て。

資産を差し押さえてしっかり回収してほしい。
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