(朝日新聞 2024/08/01)
 関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典の主催者が1日、追悼文を送るよう東京都の小池百合子知事宛てに要請した。小池知事は2017年以降、それまでの都知事が続けていた追悼文の送付をやめている。

 式典は1974年から毎年9月1日に墨田区の横網町公園で開催し、震災でデマを信じた住民らに虐殺された朝鮮人らを追悼してきた。歴代知事は毎年追悼文を出し、小池氏も初当選直後の16年に「多くの在日朝鮮人の方々が、言われのない被害を受け、犠牲になられたという事件は、わが国の歴史の中でも稀(まれ)に見る、誠に痛ましい出来事でした」などとする追悼文を送付。しかし、17年からは「犠牲となったすべての方々に哀悼の意を示しており、個々の行事への送付は控える」として、送っていない。

 小池氏は6月中旬に開かれた都知事選の主要候補者による共同会見で式典への参列や追悼文の送付について問われ、「亡くなられた方の慰霊を大法要という形で行わせていただいている。その場で慰霊をすることを都知事として進めた8年だ」と答えるにとどめた。

■主催者「小池知事は式典の意味を理解されているか」

 式典実行委員会の宮川泰彦委員長は要請の後、都庁で記者会見を開き、「自然災害で命を失った犠牲者とデマを信じた人の手によって命を奪われた犠牲者の哀悼のあり方は違う。小池知事は式典の意味合いを理解されているのか」と指摘した。 要請を受け、都の担当者は「知事と関係部署に申し伝える」としている。(太田原奈都乃)


各有力候補が出馬表明ををして以降の実質的な選挙期間中に、日本記者クラブ主催の記者会見、朝鮮人らを追悼する式典の実行委員会のアンケート、朝日新聞の取材などで「今後も追悼文を送らない」方針を表明。左派メディアの「追悼文を送らない」ことへの批判報道。その上で2位に大差をつけての当選。

今年になって方針転換の理由がないですよね。