(聯合ニュース 2025/04/30)
韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は30日の国会情報委員会で、ウクライナに侵攻するロシアを支援するため北朝鮮が派遣した兵士のうち、死者600人を含む4700人の死傷者が出たと報告した。同委員会に出席した議員が記者団に明らかにした。
国情院によると、北朝鮮はロシアに2回にわたって計1万5000人を派遣した。ロシア西部のクルスク州をロシア軍が奪還したことで3月以降は交戦が減少したという。
3回目の派遣の動きはまだないが、可能性はあるとの見通しを示した。
国情院は北朝鮮兵について、派遣初期に未熟さを見せたが、無人機など新型の装備に慣れ、戦闘力が大幅に向上したと評価した。
ただ、派遣の長期化により、北朝鮮兵の飲み過ぎや窃盗などの逸脱行為も報告されているという。
国情院は北朝鮮が派兵や武器輸出の見返りとしてロシアから偵察衛星や発射体技術諮問、無人機の実物、電子戦装備、地対空ミサイルなどの提供を受けたと報告した。
また、金属・航空・エネルギー・観光など14部門で産業近代化を協議中で、北朝鮮の労働者約1万5000人がロシアに派遣されたという。
(読売新聞 2025/04/30)
【ソウル=依田和彩】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は30日の国会報告で、ロシア西部クルスク州に派遣された北朝鮮兵の死傷者が、死者約600人を含む約4700人に上るとの分析を明らかにした。出席した国会議員が記者団に明らかにした。
報告によると、負傷者のうち約2000人は北朝鮮に移送され、首都・ 平壌ピョンヤン などで隔離されている。犠牲となった兵士の遺体はクルスク州で火葬後、北朝鮮に移送された。
国情院は北朝鮮がこれまで2回にわたり、兵士計約1万5000人を派遣したとみている。3回目の派遣についても「可能性を完全に排除できない」とした。
北朝鮮はロシアへの派兵に加え、数十億ドル相当のミサイルと砲弾を露側に提供し、その見返りとして軍事偵察衛星の関連技術のほか、無人機や地対空ミサイルを受け取ったという。
一方、国情院は、5月9日に予定される旧ソ連の対独戦勝記念日の記念行事に出席するため、 金正恩キムジョンウン 朝鮮労働党総書記が訪露する可能性は低いとの見方を示した。モスクワで行われる軍事パレードへの北朝鮮軍の参加の有無については現時点で不明だという。

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