(朝日新聞 2025/06/09)
韓国の李在明(イジェミョン)大統領は、大統領府を3年前まで使われていたソウルの「青瓦台」に戻す方針だ。尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領が就任時に大統領府を国防省の建物に移し、青瓦台は一般公開されて観光名所になっていた。現大統領府は非常戒厳を出して弾劾(だんがい)・罷免(ひめん)された尹氏のイメージが強いことも再移転の理由とみられ、復帰には補修が必要になる。

▲一般公開から3年がたった青瓦台は観光名所として定着し、多くの見学客が訪れている=2025年5月31日、ソウル、稲田清英撮影

▲2022年5月の尹錫悦政権発足に伴い、青瓦台から移転した現在の韓国大統領府=東亜日報提供
緑が豊かで広大な敷地の青瓦台には、執務室などがあった本館や歴代大統領が暮らした公邸などが並び、大統領の強大な権力の象徴としてどこか近寄りがたい雰囲気も醸し出していた。
役割が大きく変わったのは2022年5月。尹氏が「国民に返す」として青瓦台には入らず、政権発足とともに大統領府を5キロほど離れたソウル市龍山(ヨンサン)区にある国防省の建物に移し、公邸も別の場所にした。大統領府を指す通称も「青瓦台」から「龍山」に変わった。
5年間の任期を終えた文在寅(ムンジェイン)元大統領が22年5月9日に青瓦台を退出すると、翌日の尹政権発足と同時に青瓦台は一般に公開され、多くの見学客が訪れるようになった。本館にとどまらず、大統領や家族が暮らした公邸、迎賓館などを見学できるルートが整備されていった。
大統領選が迫った5月末の週末。汗ばむ陽気のなか、鮮やかな青い瓦屋根が印象的な青瓦台には外国人も含め多くの見学者が詰めかけていた。
■当面は「龍山」で執務、本当は使いたくない?
だが、今月3日の大統領選で勝利し、4日に就任した李氏は青瓦台を補修し、早期に大統領府として再活用する考えを示している。
ただ、内部が広く公開されていたことから、保安上の問題などを踏まえた補修や改装が必要になり、当面は「龍山」で執務し、公邸も尹氏が入っていたソウル市内の建物を使うことになった。
関係者は「尹氏が使っていた執務室や公邸は本当は使いたくないが、青瓦台の補修が済むまでは保安上の問題もあって仕方がない」と話す。大統領府の報道官は5日、公邸について「別の場所を使うことになれば税金の浪費になることなどを勘案した」と述べた。
大統領府は6日、青瓦台への復帰を担当する管理秘書官を置く方針も明らかにした。再移転には数カ月かかるとみられている。(ソウル=稲田清英、貝瀬秋彦)
大統領選が迫った5月末の週末。汗ばむ陽気のなか、鮮やかな青い瓦屋根が印象的な青瓦台には外国人も含め多くの見学者が詰めかけていた。
■当面は「龍山」で執務、本当は使いたくない?
だが、今月3日の大統領選で勝利し、4日に就任した李氏は青瓦台を補修し、早期に大統領府として再活用する考えを示している。
ただ、内部が広く公開されていたことから、保安上の問題などを踏まえた補修や改装が必要になり、当面は「龍山」で執務し、公邸も尹氏が入っていたソウル市内の建物を使うことになった。
関係者は「尹氏が使っていた執務室や公邸は本当は使いたくないが、青瓦台の補修が済むまでは保安上の問題もあって仕方がない」と話す。大統領府の報道官は5日、公邸について「別の場所を使うことになれば税金の浪費になることなどを勘案した」と述べた。
大統領府は6日、青瓦台への復帰を担当する管理秘書官を置く方針も明らかにした。再移転には数カ月かかるとみられている。(ソウル=稲田清英、貝瀬秋彦)

ザイメイと支持者はそれが望みでしょ
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