(聯合ニュース 2025/07/02)
 中国政府が9月に北京で開く抗日戦争勝利80年記念式典に関し、韓国側に李在明(イ・ジェミョン)大統領の出席を打診したことが2日、外交消息筋の話で分かった。

 中国は9月3日に北京の天安門広場で大規模な軍事パレードを実施する。外国の首脳を多数招くとみられ、トランプ米大統領を招待する方針も固めたと日本メディアが報じている。

 韓国政府は対中、対米関係などを総合的に検討し、李大統領が出席するかどうかを決める方針とみられる。外交部当局者は「さまざまな状況を検討しなければならない。考慮すべきことが多い」と述べた。李在明政権は「実用外交」を掲げているが、米中の覇権争いが激化する中、中国が軍事力を世界に誇示する場に大統領が出席することは、韓米同盟を基盤とする韓国外交の重荷になりかねないためだ。

 中国が2015年に開いた抗日戦争勝利70年の式典には自由主義陣営から唯一、当時韓国大統領だった朴槿恵(パク・クネ)氏が出席したが、欧米の主要国の首脳は欠席したため、批判にさらされた。

 朴氏は友好的な韓中関係を構築し、北朝鮮核問題で中国が積極的な役割を果たすことを期待して式典に出席した。しかし、17年に北朝鮮が核実験を強行するなど軍事的脅威を高めても中国は目立った役割を果たさなかった。さらに、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に強く反発し、韓中関係は悪化した。

 韓国政府はトランプ大統領が出席する可能性も注視するとみられるが、米中の緊張が続く中、トランプ氏が出席する可能性は高くないとの見方も多い。一方で、韓国側は10月末から南東部・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するよう中国の習近平国家主席に要請しており、そのことも考慮する必要があるとの指摘もある。(斎藤寿美子)


(共同通信 2025/06/29)

 中国政府は9月3日に北京の天安門広場周辺で行う「抗日戦争勝利80年」記念の軍事パレード(閲兵式)にトランプ米大統領を招待する方針を固めた。

また今年で創設80年の国連の総会が9月に米ニューヨークで開かれるのに合わせて、米政府が中国の習近平国家主席の訪米を提案した
ことも分かった。関係筋が29日、明らかにした。

 両首脳が対面で会談すれば第2次トランプ政権では初めて。軍事パレードにはロシアのプーチン大統領が参加する見通し。トランプ氏も参加すれば米中ロ首脳が共に「対日戦勝」を祝うことになり、日本にとっては大きな懸念事項になる。

 関係筋によると、トランプ氏自身は訪中に意欲を示しているため、軍事パレード参加にも前向きな姿勢だと中国側は分析している。ただルビオ米国務長官ら政権の要職に就いている多数の対中強硬派が反対するとみている。

 国連総会に合わせた習氏訪米について、中国側はメディアの前でトランプ氏と激しい口論になったウクライナのゼレンスキー大統領の二の舞いになることを警戒している。