(聯合ニュース 2025/07/10)
韓国のソウル中央地裁は10日未明、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の「非常戒厳」宣言について捜査する特別検察官が職権乱用権利行使妨害容疑などで請求した尹氏の逮捕状を発付した。これを受け、特別検察官は尹氏を逮捕した。尹氏が逮捕・拘束されるのは4カ月ぶり。内乱首謀などの容疑で1月19日に逮捕されたが、3月8日に釈放され在宅の状態で公判に臨んでいた。
地裁は「証拠隠滅の恐れがある」と逮捕状発付の理由を説明した。特別検察官は職権乱用権利行使妨害や特殊公務執行妨害など5件の容疑を記載し、逮捕状を請求していた。
特別検察官側は尹氏が非常戒厳に関する審議を巡り閣僚9人の権限行使を妨害したほか、戒厳宣言文の法律的欠陥を補うために虚偽の宣言文を作成したとした。
また軍司令官らの盗聴防止用携帯電話の通話記録を削除するよう指示したほか、捜査機関による自身の拘束令状の執行を阻止するよう大統領警護処に指示したとした。
尹氏は逮捕状発付の是非を判断する令状審査に出席し、これら容疑を全面的に否認したが、地裁は特別検察官側が示した関係者の供述や物的証拠を基に容疑が証明されたと判断したようだ。
別の容疑者らとの口裏合わせや証拠隠滅の恐れがあるとの特別検察官の主張も受け入れたとみられる。
逮捕状が発付されたことにより、先月捜査を始めた特別検察官は最大20日間、尹氏の身柄を拘束したまま捜査を行える。
今回の逮捕状請求には適用しなかったが、特別検察官は内乱と並ぶ重罪の外患の容疑について集中的に捜査に乗り出すとみられる。
尹氏が非常戒厳宣言の大義名分をつくるため、北朝鮮・平壌に無人機を飛ばし攻撃を誘発しようとしたとして、軍関係者らの取り調べに拍車をかけると見られる。(張智彦)
(中央日報 2025/07/10)
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が10日午前、ソウル拘置所の一般収容室に入所する。刑が確定していない未決囚が留まる場所として、ソウル中央地方法院(地裁)が尹氏に対する拘束令状を発付したことに伴う措置だ。裁判所の拘束取消決定により、3月8日に解放されてから124日ぶりに再び拘置所へと向かうことになった。
◇エアコンのない独房か
尹氏は約3.6~3.7坪(約12平方メートル)の広さの独居室を使用する見通しだ。ロッカーや流し台、テレビ、机兼食卓、食器、便器などが備わった空間だ。洗面台、冷蔵庫、エアコンなどは備わっていない。矯正当局のある関係者は「朴槿恵(パク・クネ)元大統領などの先例を見ると、3人以上が使用する広さの部屋を単独で使用するものと予想される」とし「警護と収容棟の事情を考慮してもっと広い空間を使用する可能性もある」と説明した。
共に民主党の朴智元(パク・ジウォン)議員は前日あるYouTube(ユーチューブ)放送に出演して「ソウル拘置所に3年入れられていたが、どれくらい暑いのか知っているか」とし「とても暑いが、天井に小さな扇風機が回っていて時間になれば電源が切れる」と話した。続いて「(暑くて)眠れないため、併設されているトイレで昼夜水を汲んで体にかけるのだが、刑務官がうるさいからやめろという。同じ状況に置かれてみるといい」とし「夏は地獄だ」と付け加えた。
李明博(イ・ミョンバク)元大統領はソウル東部拘置所収監当時、猛暑による睡眠無呼吸症と糖尿病悪化などで入院したことがある。朴槿恵氏もソウル拘置所で凍らせたミネラルウォーターと扇風機だけで暑い夏を乗り切った。
矯正当局は尹氏が入浴や運動などを行う場合、他の収容者と重ならないように分離する方針だ。現職大統領の身分ではないが、特殊性を考慮した。食事メニューは拘束中の被疑者居室収容者と同じものが出される。
ソウル拘置所は10日の朝メニューでミニチーズパン、蒸したジャガイモなどを提供する。ソウル拘置所は一般的に1日1回、面会が可能だ。弁護人の面会は日課時間の中ならいつでも可能となっている。尹氏の面会は分離した空間で行われる可能性がある。尹前大統領は収監中の調査のために拘置所の外に移動する時は法務部の護送車両を利用する。

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