(朝日新聞 2025/11/01)
 高市早苗首相は1日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため訪問した韓国で、台湾を代表してAPECに参加した林信義・元行政副院長(副首相)と会談した。
 日本外務省によると、会談は約25分間。首相は「台湾は緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーで、大切な友人だ。引き続き幅広い分野で日台間の協力と交流を深めていきたい」と述べた。台湾海峡の平和と安定の重要性についても指摘した。林氏からは、日台関係の更なる強化に期待が示されたという。

 首相は31日にも自身のX(旧ツイッター)で林氏とあいさつを交わしたと明らかにしていた。台湾の林佳龍外交部長はXで、「心温まる交流の様子を拝見し、大変うれしく思う。台日間の深い友情を感じた」とつづった。
 林信義氏は昨年のAPEC首脳会議の際にも、当時の石破茂首相と会談している。

◇中国は日本側に「強烈な抗議」

 これに対し、中国外務省の報道官は「会談してSNSで声高に宣伝したのは、台湾独立勢力に重大な誤ったシグナルを送るものであり、その影響は甚大だ」と批判。中国側が断固とした反対を表明し、日本側に「厳重な申し入れと強烈な抗議」を行ったと明らかにした。