(聯合ニュース 2026/09/11)
 日本国内の韓国外交公館で緊急旅券(パスポート)の発給が、ここ5年間で急増したことが、11日分かった。

 国会外交統一委員会に所属する与党「共に民主党」の李奇憲(イ・ギホン)議員が外交部から提出を受けた資料によると、日本にある韓国の在外公館で発給された緊急旅券は2022年が661件、23年が2086件、24年が2415件、25年が2393件だった。今年は1~7月だけで1638件に上り、年間では3000件に迫ると予想される。

 緊急旅券は旅行中のパスポート紛失や、有効期限に問題がある場合に発給される。在外公館での発給は事件・事故に伴う盗難や紛失が大部分を占める。

 昨年に緊急旅券の発給件数が多かった上位5カ所の公館は在日本韓国大使館、在大阪総領事館、在バルセロナ総領事館、在イタリア大使館、在ロサンゼルス総領事館だった。

 詐欺犯罪組織が拠点を置くカンボジアでの緊急旅券の発給状況をみると、22年の31件から23年は88件、24年は190件、25年は186件と急増したが、取り締まりが強化された今年1~7月は23件にとどまった。

 記録的な円安などを背景に日本への旅行客が増えるなか、現地で事件・事故に遭った韓国人は22年の348人から23年には1393人、24年には2348人、25年には3090人へと増加し、今年上半期には1784人に上った。

 李議員は「日本など(緊急旅券の)発給が急増した地域に対し、外交部はモニタリングを強化するとともに必要な安全対策を講じなければならない」と指摘した。