(Record Korea 2026/10/13)
2026年10月12日、韓国・DNet Koreaによると、酒類大手のハイト眞露が、キリンビール「一番搾り」缶製品を韓国内で生産する。韓国での日本ビールの需要増加に対応し、安定供給を確保するとともに、生産から韓国内での流通までにかかる時間を短縮する狙いだという。

ハイト眞露は8日の記者懇談会で、今年7月にキリンと技術提携協定に向けた業務協約(MOU)を締結し、全州(チョンジュ)工場で「一番搾り」缶製品の生産を開始したと明らかにした。キリンと資本関係のない輸入・流通会社がライセンスを取得して製品を生産するのは、アジアで初めてだという。

記事によると、一番搾りの韓国内生産を進めた背景には、販売の伸びがある。ハイト眞露によると、昨年は韓国内で過去最高の販売量を記録し、今年も記録を更新すると予想されている。2020年から今年の予想販売量までを反映した年間平均販売量の増加率は82.4%に達する。

同社は、特に成長が目立つ缶製品から韓国内生産を開始した。初回の生産量は約150万リットルで、500ミリリットル缶300万本に相当する。韓国内で生産された製品は10月第1週から出荷されている。

記事によると、両社の協力は2004年、ハイト眞露が一番搾りの瓶製品を輸入したことから始まった。2011年には缶製品や生ビールを含む独占輸入・販売契約を締結し、2012年から本格的に製品を供給してきた。今回は醸造方法や生産基準の技術供与を受け、協力の範囲を製造へと拡大。従来品と同じ味や品質を再現するため、1年以上にわたり協議と技術交流を重ねてきた。

キリンの技術者も全州工場の生産現場に入り、原材料や製造工程、品質管理の基準を導入した。生産承認に先立って試験生産を実施したほか、完成品を日本に送り、製品検査を行った。今後も定期検査や技術者間の交流を通じて品質を管理する方針だという。

ハイト眞露によると、日本で生産した製品が通関を経て韓国市場に流通するまでには平均約1カ月半かかるが、韓国内で生産すれば1~2週間に短縮できる。より新鮮な製品を供給できるほか、国際輸送や通関の過程で発生する物流の混乱による影響も抑えられると期待している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは
「なんだ、国産か」
「どうりで味が…」
「缶に大きく輸入品なのか国内生産品なのか表示してくれないと、消費者が混乱する」
「輸入ビールの値段を払って国産ビールを飲むことになるのか」
「国内で作るなら国産ビールの値段で販売すべきじゃない?」
「キリンはおいしかったのに、もう飲むことはないだろう」
「もう買わないよ」
など、国産化を歓迎しない様子の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)