[週間朝鮮2272号]ロシア、ベトナム歴訪の贈り物として選ばれた“大統領の箸”
(朝鮮日報 韓国語 2013/09/05)


「チョチプ(あの家)?」「この家でもない、あの家の正体は何なのか?」「いつこんな所がができたのだろう?」

ソウル市鍾路区釜岩洞の紫霞門トンネルの上の方。古い建物の間に新たに入った白色の建物の前を過ぎ去った人々がしきり足を止める。看板もない。壁に控えめに記されている『チョチプ』という文字が好奇心を刺激する。平地から半ば階段を降りて建物の間に挟まっているのに、人々が頭を押しこんでカメラを突きつける。

ソウル中心部で‘文化芸術村’と盛んに浮き上がる釜岩洞の新しい名所に浮び上がった『チョチプ』の正体は、国内初の箸ギャラリーだ。

『チョチプ』は日本と中国に押されている韓国箸の地位を回復するという野心を持ってつくられた箸のブランドだ
。箸を意味する漢字語『箸』を使ってつくった造語だ。(箸=チョ+チプ=韓国語で家)

江原道の漆無形文化財(保持者)と手を握って世界的に認められている原州の漆を使ってデザインを現代化した漆箸がこちらで展示・販売されている。

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『チョチプ』の箸は公式ローンチをする前に韓国の代表文化商品に浮び上がった。来る9月4日に始まるパク・クネ大統領のロシア、ベトナム歴訪に同行する‘大統領の贈り物’に選ばれた。

最近、大統領府海外歴訪贈り物選定チームで『チョチプ』の漆箸を歴訪贈り物の中の一つとして選び、8月28日に300膳の箸を注文した。

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▲9月4日に出発したパク・クネ大統領の海外歴訪の贈り物の中の一つに選ばれた『チョチプ』の箸。

◇上流層の高級文化としてオーストラリア、アメリカ、イギリス、中国、日本などで急浮上する‘箸’

中国と日本の箸に押されている韓国の箸の反撃が始まった。韓国を知らせる代表文化商品として箸に注目する人々が増加している。消えていた箸文化を再び生かさなければならないという声も高い。食生活教育の核心が箸という主張を広げ、子供たちにきちんとした箸教育をしなければならないという人々も増加している。

箸は宗主国である韓・中・日だけでなく西洋でも高級文化として優遇され始めた。10数年前から箸ブームが吹き始めたオーストラリアをはじめ、アメリカ、イギリスなどでは上流層を中心に食事マナーとして箸の使い方を教えている場合が増加している。むしろ韓国では箸の重要性を忘れていたのだ。
忠北清州南平小学校は昨年から全校生を対象に‘匙と箸免許証制’を導入した。1分以内に決まった数の豆を移す試験を通過した生徒たちに免許証を発行している。

キム・ミファン清州南平小学校研究部長は「給食指導をして見たら箸の使い方が出来ない生徒がとても多かった。食生活教育という話があるように単に箸の使用教育ではなく伝統文化を教えることだと考えている。毎年2回、匙と箸の使用法を教える時間を別に持って試験を受けているが免許証を発行すると子供たちもおもしろがる。今年が2年目だが昨年より合格率ははるかに高まった」と話した。清州南平小学校の‘匙と箸免許証制’が関心を集めながら陰城甘谷小学校など‘匙と箸免許証’制度を導入する学校が増加している。

11月11日は何の日であろうか?‘ペペロデー’?これからは11月11日を‘箸の日’と記憶しなければならない。‘箸の日’運動を行っている人は大林大学校自動車工学科キム・ピルス教授だ。キム教授は『正しい箸文化を作る人々』という団体をつくって機能性箸を開発するなど‘箸伝導師’として走っている。

キム・ピルス教授は週間朝鮮との電話インタビューで「我が国の箸文化が深刻だ。食生活教育が消えて両親も正しい箸の使い方をできなくて、子供たちがきちんと習う機会がない。日本は箸博物館をつくり、箸の日をつくるなど箸を通じて日本文化の優秀性を知らせていて、中国も孔子学院などで箸の使い方を教えるが、我が政府は関心さえない」と声を高めた。

キム・ピルス教授が成人300人を対象に調査した箸使用実態を見ると、成人の62%が指を間違って使う‘一部不良’や‘完全不良’であり、小学校5年生の場合は正しい箸の使い方をする場合が20%に過ぎなかった。

◇日本では‘箸まつり’‘箸の日’など国家的行事 ユーチューブ、箸の動画だけで5万余り

韓国とは違い、日本で箸は大事な扱いを受けている。去る8月22日、日本の代表的温泉観光地である静岡県伊東温泉地域。太平洋に面した『オレンジビーチ』に木製箸数千組を積み上げた供養塔が立てられた。

箸が燃える炎が空に昇ると周辺にいた市民と観光客は各々健康を祈り、願いを祈った。箸供養塔の点火は毎年伊東地域で開かれる箸まつりのハイライトだ。箸まつりは伊東地域の夏を終える祭りで、箸を燃やし、花火、御輿パレードなど様々な行事を行う。

箸まつりは単に伊東地域だけで見ることができるのではない。日本は1975年から箸の貢献を称え、正しい箸の使用法を学ぼうという意味で8月4日を『箸の日』に決めた。この日、全国の神社などで箸感謝祭を過ごして箸を燃やす行事があちこちで行われる。

日本の箸の歴史は韓国より400年以上遅れをとっていることが知られているが、箸文化と産業は韓国よりはるかに進んでいる。箸は日本の代表文化商品に挙げられる。西洋でも寿司が高級料理に位置付けられて箸の使い方を習おうとする人々が多い。グーグルで箸(chops ticks)というキーワードを入力すれば800万個近いウェブ文書が検索される。

ユーチューブでも箸の使用法(How to use chopsticks)動画が5万個以上が上がってきている。照会数が100万に達するももあるが、日本・中国式の箸の使用法が大部分である。

キム・ピルス教授は「箸は科学だ。人が箸の上げ下ろしをする時、全64個の筋肉が動く。頭脳の発達はもちろん、痴呆予防にも役立つ。特に我が国の鉄箸は手の動きが最大化されるので中国、日本の木製箸より脳が20~30%活性化することが明らかになった。我が国の人々のIQが世界最高であるのは箸の上げ下ろしのおかげだ。さらに重要なことは、過去には食生活でしつけをみな習ったがこれが完全に崩れたという点だ。政府が痛感をしなければならない」としながら「箸が崩れれば教育が崩れ、私たちの未来が崩れること」と話した。

キム・ピルス教授は「正しい文化をつくる人々を社団法人でつくって、作業して中断していた箸の本もつくるべきなのだが、自動車学界側の仕事がとても忙しくて先送りしている」としながら「政府が認識を変えて箸文化興しに出なければならないと繰り返し強調した。(機械翻訳 若干修正)


[週間朝鮮2272号] 韓中日'箸三国志'火がつくのはなぜ?
(朝鮮日報 韓国語 2013/09/05)

未来学者アルビン・トフラーは著書『未来革命』で「箸を使う民族が21世紀の情報化時代を支配する」とした。開花期の韓国を訪問したカナダのゲール牧師は子供が箸で煮豆をつまんで食べる姿を見て「食卓の上のサーカス」としながら開いた口が塞がらなかったという。現在、箸の使用人口は全世界の人口の30%程度。箸の上げ下ろしで磨き上げた小手先を誇りながらIT時代を支配する人材だ。

◇箸使う民族が21世紀の情報化時代を支配する

箸宗主国ということができる韓・中・日のうち箸の歴史は中国が3000年余り前に一番最初に始まり、韓国は2000年余り前、日本は韓国より400年余り遅く始まったと伝えられている。

中国の箸は初めには竹を主に使い、象牙、貴金属など多様な材料に発達した。日本はいつからか分からないが、匙は退化して木でつくった箸だけ使っている。韓国は鉄器時代に匙と箸の使用が始まりながら世界で唯一、鉄の箸を使う民族になった。(略)

◇高級市場は日本、低価市場は中国、韓国は陰に

日本は箸単独の食文化なので箸の研究も活発だ。竹、黒檀、紫檀、漆、金属、プラスチックなど材料も多様で、指との接触を容易にするために四角、五角から八角の形態まで箸一つにも人体工学、材料力学が融合されている。日本の箸の代表ブランドと指折り数えられる『あいはし』(木製漆塗り箸を販売する韓国のみの店のようです)の場合、開発した箸が2000種余りに達する。デパートには箸単独の売り場があり、一膳で数十万ウォンする高価な箸も多い。

中国も木から陶磁器、金属まで多様な材料に高価な製品がおびただしい。中国の箸市場の70%を占有している『韵泓』は50万~200万ウォンに達する高価品で海外輸出も活発にしている。

韓国の箸は海外市場で存在感がないだけでなく中国、日本に居間まで渡している状態だ。特に木製の箸の場合、輸出は1995年の71万ドルから2012年には9万ドルに減った反面、同じ期間の輸入は53万ドルから250万ドルに大きく膨らんだ。

このうち中国産が輸入の90%以上を占めている。箸の使用がますます減っているところに値段が安い中国産の箸が堂々と韓国の伝統文化商品の振舞いをしているわけだ。(機械翻訳 若干修正)


韓流食卓に箸を…日本・中国市場みな捉える
(週刊朝鮮 2272号 韓国語 2013/09/02)

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箸ギャラリー『チョチプ』パク・ヨンオク代表

箸ギャラリー? 何を展示するのか話を聞いた瞬間、好奇心がわいた。去る8月28日、ソウル市鍾路区釜岩洞にオープンした箸ギャラリー『チョチプ』を訪れた。ギャラリーには100種以上の漆箸が展示されていた。様々な色の漆に螺鈿漆器を付けたり、伝統的文様の鉄と木の組み合せなどすべて異なるデザインを加えた箸は一膳一膳みな工芸作品のようだ。電話通話を終わらせて取材陣を迎えたパク・ヨンオク(50)チョチプ(株)代表の顔は興奮していた。大統領府から『チョチプ』の箸が大統領の歴訪贈り物として最終的に選ばれたという電話をちょうど受けたといった。

「箸を韓国の代表文化商品としてつくりたい。日本の高価箸の市場も取り、低価格市場の中国まで捉える。」

箸単独ブランドである『チョチプ』をつくったパク代表の目標は高かった。彼女は「日本の高級箸と比較して、品質・デザイン・価格競争力すべて自信がある。物だけしっかりつくれば世界市場も問題ない。物をしっかりつくることが基本だ。基本を守ることが最善の戦略だ」と話した。あんよを始める前に日本・中国を跳び越えるというから、いったいあの自信はどこから出てくるのかと思った。彼女の履歴が気になった。

彼女は国内のしおり市場を平定した『グッドウィルソリューションズ』の代表でもある。17年前、マイナス通帳で事業を始めて日本、オーストラリア、ロシアなど海外5か国にしおりを輸出する事業を成し遂げた。文化商品を売る記念品店ごとにクローバー・葉などの色々な模様に金箔を施したしおりを見ることができる。24K金メッキしおりを初めてつくり出した人がまさにパク代表だ。17年間つくり出したしおりの種類だけで1000種以上に達する。国内市場に全力を尽くした時は博物館、書店など全国300か所余りで‘グッドウィル’のしおりが売れた。彼女は「私たちのしおりが大韓民国の文化商品のうち最高ヒット作であるでしょう。うまく行く時は1か月に10万個が売れた」と話した。

今は座って中国・オーストラリアから追加注文を受ける程度の位置付けだが、彼女の事業人生は17年ずっと‘ニセ物との戦争’だったという。彼女は「大変だった話をし出すとすべて話すことはできません。告訴状を書くことに慣れた」とした。事業初期から新しいデザインをつくり出すとすぐにニセ物製品が出てきた。それもより安い価格で。「(略)一度はある業者が私たちの製品2つをそのままコピーして郵便局の慶弔カードとして納品して18か月間で10億ウォンを儲けたよ。実用新案登録して特許を出してみても効果がなかった。少しだけ変えればいくらでも避けることができるのがデザインだ。その後、国内で新しいデザインはこれ以上出さないと決心した。」

マーケティング要領も分からなかった彼女は‘ニセ物’を相手に粘り強く告訴状を書きながら屈せず品質を上げてデザインを整えた。結局、模倣会社は長くは続かなかった。

彼女はその後、次期文化商品を悩み始めた。韓国を代表するに値するしっかりした文化商品がないことも常に残念だった。事業のために日本出張を頻繁に行き来していたら彼女の目に箸が入ってき始めた。

「ある日、日本のバイヤーの家に夕食の招待を受けた。バイヤーは料理より箸の自慢をしばらくならべた。箸一つ持って大げさな態度をとると思いながらも、彼らの自負心がそのようにうらやましくてたまらなかった。」

彼女も知人たちを家に招いて料理を手作りすることが好きだったが、いつも残念だったのが匙と箸であった。千編一律的な鉄の匙と箸でテーブルセッティングをすると心が満たされなかった。

日本出張の途に買ってきた箸を置いた。反応が良かった。箸が食卓の話題にのぼった。「どこで買ったのか」「価格はいくらか」「デザインがどうだ」等など。

彼女の頭にキラッと光り、火がついた。「正しくこれだ。これまでなぜ箸に思いを持てなかったのだろうか」。

日常で誰でも使う高付加価値商品の上、韓国を代表する文化商品になることができると思った。

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▲箸ギャラリー『チョチプ』は建築家の間でも話題だ。

日本の箸を捉える高級漆箸を目標に市場調査を始めた。国内で作られる漆箸は全部全く同じだった。一工場で作った箸の模型(白木)を持って行って匠人が漆だけ塗るので全く同じにならざるをえなかった。結局‘白木屋’だけお金を儲けていた。モデルから始めて流通まで全ての過程を捉えなければならないと考えた。漆だけしっかり塗ればデザインは日本製品と競争して勝つ自信があった。漆の産地である原州に工場を用意して新しいモデルとデザインを開発し始めた。ひとまず日本の箸を競争相手としたが、最終目標は食堂が使っている値段が安い中国産まで捉えるということだ。

中国のバイヤーからはすでに箸のデザインをしてほしいという注文も受けた。国立中央博物館の記念品売り場などにも『チョチプ』の箸が入っている。来年には仁寺洞、釜山など最低3か所に直営店を出す計画だ。新しいデザイン開発も続けている。様々な芸術家らとのコラボレーションも計画している。12月には『チョチプ』を建築した建築家がデザインした箸をリリースする計画だ。(略)

「韓流の食卓に韓国の箸をのせる」という彼女の頭は色々な事業アイディアで忙しかった。世界の人々が『チョチプ』の箸を使うと考えるとわくわくするといった。彼女は「漆は神秘の物質だ。健康的な材料に私たちの伝統を組み合わせて代々伝えることができる箸、世の中で最も美しい箸をつくる百年企業をつくりたい。単純に箸をつくるのではなく、文化をつくると考えている」と話した。(機械翻訳 若干修正)


他サイトにあったチョチプの箸↓。
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韓国伝統云々言うなら、まず金属箸で韓国文化を体現させて日本や中国に引けを取らない「韓国の箸」をつくらないとね。

自ら「世界で唯一、鉄の箸を使う民族」と言っておいて「木製」とはね...

こうしたものに苦言を呈すどころか政府が「韓国伝統文化」と認めてしまうようでは、職人はバカらしくてやっていられないでしょうね。

そのうち木製箸も「ウリジナル」(※日本文化のうち欧米で人気なものに限る)になりそうですね。


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