[2013国政監査]文化財庁の反対で独島海洋基地建設中止
(ブレーキニュース 韓国語 2013/10/17)
独島近隣に海洋総合科学基地を建設するという政府の計画が漂流している。
独島総合海洋科学基地は2009年から推進された事業で、総事業費430億ウォンのうち設置費70億ウォンを除いて、すべて執行された状態だ。また、基地構造物もすでに工事が完了していて、移して設置する作業だけ残した状態だ。
しかし、文化財庁が独島への設置に反対して事実上、失敗に終わる危機に瀕している。
17日、国会教育文化体育観光委員会所属ユ・キホン民主党議員が文化財庁から提出させた〈独島の現状変更の現況および文化財委員会会議録〉資料を分析した結果、政府が独島の実効支配を強化するために企画した独島総合海洋科学基地建設事業は、去る5月の文化財庁文化財委員会会議で'否決'の決定が出た。
独島は天然記念物第336号であるため、独島近隣に建設される施設は文化財庁文化財委員会の審議を経るように文化財保護法上規定されている。
当初、文化財庁文化財委員会も2010年8月22日の会議を通じて海洋基地構築事業に対して‘可決’の決定を下した。
その後、海洋水産部(省に相当)は当初申請された海洋科学基地の規模を700㎡以上大きくした後、文化財委に再検討の要請をしたが文化財委は再審議で否決に立場を変えた。
文化財委は決定を覆した理由について、規模の問題ではなく、文化財庁が2010年の審議基準をそのまま使用せず、2013年に新たに設けた『独島指定区域から500m以内』という新設された〈文化財現状変更許容基準〉を代入したためだ。
結局、文化財委の否決決定で、当初、今年の末に完了予定だった科学基地建設事業が中断されたまま、再設置場所を探している。
結局、独島科学基地は事実上、東海の他の位置に移したり、最初から西海に移す案が検討されていることが分かった。
これに対しユ・キホン議員は「文化財庁が海洋水産部などの関係部署と事前に協議を進めるべきであった。文化財委員会も条件付き可決や保留の決定をして、独島の領土主権を反映する余地を与えるべきであった」と批判した。
また、ユ議員は「部署間の非協力で私たちの国民が期待した独島総合海洋科学基地建設は五里霧中状態になってしまった」として「国務調整室から西海に移す方案でなく、独島近隣の適切な位置を積極的に探さなければならない」と注文した。(機械翻訳 若干修正)
>『独島指定区域から500m以内』という新設された〈文化財現状変更許容基準〉
以下の記事で基地の建設予定地を「独島北西側1キロメートル海上」とありますが、他の韓国ソースを見ると、新設された基準は竹島の主な島(男島(西島)と女島(東島))からの距離ではなく、周辺の小島を含めた『区域』からの基準のようです。
建設予定の基地鳥瞰図
着工間近はこんな↓に息巻いていたのにね。
| 独島の総合海洋科学基地、今月着工へ (聯合ニュース 2011/04/04) 韓国政府が4日、独島の実効的支配を強化するため、今月中に独島総合海洋科学基地の工事に着手する予定だと明らかにした。 今月末に陸上で基地の構造物製作に着手し、12月まで組み立てを完了する計画だ。総合海洋科学基地は独島北西側1キロメートル海上に建設される鉄骨基地(延べ面積2700平方メートル、事業費430億ウォン)で東海(日本名:日本海)の海洋、気象、地震および環境などを観測する装備を備え、通常時には無人自動化システムで運営される。 政府はまた、年内に独島に海水通過が可能な防波堤(長さ295メートル、幅20メートル)建設に対する基本設計を完了し、7月完工予定だった独島住民の宿泊施設工事を5月初めまでに完了するとした。 そのほか、1日には独島が韓国領土であることを強調した学習副教材を発刊して全国の小学校に配布。今後、独島教育広報館の設立も推進するとした。 |
| 権哲鉉駐日大使「独島基地建設は日本が関与することではない」 (中央日報 2011/04/06) 日本政府が韓国の独島(トクト、日本名・竹島)総合海洋科学基地設置を中断するよう公式に要求した。駐日韓国大使館によると、日本外務省の佐々江賢一郎事務次官が5日午後に権哲鉉(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使を外務省に呼び25分間にわたり面談した。この席で佐々江事務次官は、独島総合海洋科学基地と防波堤建設など独島内施設の設置計画に抗議し、これを中断するよう要求した。 これに対し権大使は、「われわれの必要により活用する領土主権行使に日本側が関与する問題ではない」と一蹴した。 |
一年後、陸上で構造物製作中に↓
| 李大統領、独島訪問後に帰還…日本政府は駐韓大使召還 (中央日報 2012/08/10) 李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領が10日午後、独島(ドクト、日本名・竹島)訪問を終えたと、韓国内のメディアが報じた。 これによると、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は10日、「李明博大統領が今日、鬱陵島(ウルルンド)と独島を訪問した」と公式確認した。李大統領はこの日午後2時ごろ独島に到着、2時間ほど独島を回り、独島警備隊員を励ました後、江陵(カンヌン)軍飛行場に到着したという。 一方、日本政府は10日午後、武藤正敏駐韓日本大使を召還した。また玄葉日本外相は午後3時ごろ、外務省に申ガク秀(シン・ガクス)駐日韓国大使を呼び、10分間ほど強く抗議した。これは李明博大統領の独島訪問に対する強力な抗議の表示で、当分、韓日関係は冷え込む見込みだ。 |
| 外務大臣会見記録 (外務省 2012/08/11) 【玄葉外務大臣】昨日の夜遅く一時帰国した武藤駐韓大使から,今回李明博大統領が竹島を訪問した背景,ねらい,そしてその影響等について報告を受けたところであります。 今回の李大統領の竹島訪問を受けた今後の対応につきましては,領土問題については毅然とした対応を取る必要があります。 まずはICJ(国際司法裁判所)への提訴を含む国際法に基づく紛争の平和的な解決,そのための措置であるとか,領土問題に対する抜本的な政府の体制整備などを検討していきたいというふうに,まずは考えております。 【テレビ東京 山口記者】ICJの提訴なんですけれども,時期としてはいつ頃を目処に考えていらっしゃるのでしょうか。 【玄葉外務大臣】内容,時期については,これから詳細を詰めてまいりたいと思っています。そんなに遠くない時期になると思います。(略) |
そして↓
| 独島:大統領府、防波堤・科学基地建設の推進を撤回 (朝鮮日報 2012/08/13) 大統領府(青瓦台)は、日本側が独島(日本名:竹島)近海に巡視船を派遣するなどのあからさまな挑発を行わない限り、韓国も実効支配を強化しない方針を固めた。 大統領府高官は12日、本紙の電話取材に対し「独島防波堤」や「独島総合海洋科学基地」の建設問題について「天然記念物に指定されている独島の自然環境が破壊されるため、文化財庁の許可が出ないだろう。建設はしない予定だ」と語った。 防波堤と総合海洋科学基地の建設は、これまで政府と慶尚北道が推進してきたが、環境破壊が懸念されることから最終結論が出ていなかった。 島が天然記念物に指定されているため、こうした防波堤や施設を設置するには、文化財庁の承認を受けた上で首相室所属機関「独島領土管理対策団」の総合検討を経る必要がある。 だが、大統領府が建設を推進しない方針を固めたことから、これらの手続きも進められない見通しだ。 政府高官は「独島は3000ほどある韓国の島の一つにすぎない。実効支配の強化は必要ない」と語った。 大統領府はまた、独島防衛施設の強化も現段階では検討しない方針だ。大統領府高官は「日本は重要な韓国の友邦国の一つ。独島問題と韓日間の協力は別問題だ」と話した。だが、日本政府が独島に巡視船を派遣するなどの挑発に踏み切った場合は、実効支配の強化もあり得るとしている。 |
| 独島:「実効支配強化策の撤回」の狙いは? (朝鮮日報 2012/08/13) 大統領府(青瓦台)が、日本側のあからさまな挑発がない限り、独島(日本名:竹島)に対する実効支配を強化しない方針を固めたことについて、韓国外交通商部(省に相当)の当局者は12日「日本の『独島国際紛争化』戦略に巻き込まれないようにするため」と説明した。 韓国がすぐさま「独島防波堤」や「独島総合海洋科学基地」の建設に乗り出せば、日本はこれを口実に独島近海へ巡視船などを派遣し、両国が衝突するよう仕向けた上で、独島領有権問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴すると主張する可能性が高いというわけだ。 外交筋も「日本が騒ぎ立てるのを煽る理由はない」と話している。 だが、独島への防波堤建設は政府が2006年から進めてきた事業だ。政府は当時、独島領有権をより明確にするため、10年までに342億ウォン(約24億円)を投じて防波堤建設などを進める内容の「独島利用基本計画」を確定した。 08年と昨年にも、防波堤建設計画を発表している。また、政府は昨年の予算で防波堤建設に向けた設計関連費を確保していた。 一方、実効支配を強化すべきとの意見もある。ある独島専門家は、韓国の大統領が自国領の独島を訪問することは当然だとしながら「日本の反発に関係なく、すでに計画を立てた(独島領有権強化)事業はその通りに推進すべきでは」と話した。 |
基地設置“否決”の理由は文化財保護ではなく、新基準の設定を含め政治的なものなのかもしれませんね。
だとしたら、韓国が何か仕掛けてきたら受けて譲歩するのではなく、突き返してさらに一歩踏み込むくらいの対応が良いということですね。
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