現代自労組が配置転換拒否、「i30」1台も引き渡しできず
(朝鮮日報 2011/11/16)

新車発表のたびに衝突
会社側「自動化に従い配置転換」、労組「労働負担増はだめ」

 現代自動車の新型自動車「i30」は先月20日に発売されてから1カ月近くたったが、まだ1台も出荷されていない。





i30の生産ラインを新たに整備して余った作業員を別の車の生産ラインに回そうとしたところ、労働組合が反対し生産自体ができていないためだ。

 新型車i30は、現代自がフォルクスワーゲンの世界的なベストセラー乗用車「ゴルフ」に対抗するため出した戦略車種だ。今年9月の独フランクフルト・モーター・ショーでi30を見たフォルクスワーゲンのマーチン・ウィンターコルン会長が「なぜうちはこのように作れないんだ」と同行した役員を叱り飛ばしたというほど、競争力を持つモデルだ。開発につぎ込まれた金額は2000億ウォン(約136億円)という。

 現代自の計画通りなら、10月末までに7200台が作られているはずだった。ところが、これまでに生産されたのは展示・試乗用の300台だけだ。

 会社側は9月中旬、i30の生産を担当する第3工場労組に「新車投入の設備は自動化、モジュール化されたため、余った人員74人を他工場に移動させてほしい」と要求した。

 しかし、労組は「人員削減は不可能だ」と反対した。作業人員が減れば仕事の負担が増えるほか、新車に先進的な仕様が追加されたことで作業が複雑化することも考慮すべきという主張だ。現代自の団体協約によると、人員を削減したり配置転換したりするときは労使合意を経るようになっている。

 労使の確執で生産自体ができない「しわ寄せ」は予約注文した顧客に来ている。先月初めに同モデルを契約した31歳の男性(ソウル市麻浦区)は「営業担当者が『お引き渡しが遅れて申し訳ありません』という携帯メールを送ってきたので電話をしてみると、車が全然作られていないという。一体どうなっているのか」と怒りを爆発させた。この男性のように契約金を支払った状態で引き渡しを待っている人は約1500人に達する。現代自はi30の発表会を大々的に行い、新聞広告・テレビCMなどで計100億ウォン(約6億8000万円)近い経費を使ったが、新車発売の効果を全く享受できずにいる。 

 現代自は2006年の新型アバンテHD、08年のジェネシス、今年初めのベロスター発売時も同様の理由で1-2カ月間生産がストップした。問題は、自動車生産設備が自動化されればされるほど、生産担当人員の削減をめぐり繰り広げられる対立が増える一方という点だ。

 現代自は来月まで生産がずれ込んだ場合、輸出向け生産をヨーロッパのチェコ工場に回すことも検討している。大林大学自動車学科のキム・ピルス教授は「韓国国内の生産施設が需要に対し柔軟に対応できないなら、最終的には海外工場で生産するしかないだろう」と懸念している。



こんな↓要求をする労組ですからねぇ...

2011年04月21日
現代自動車労組「永年勤続社員の『正社員』の地位は世襲させるべきニダ」!



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室谷 克実 三橋 貴明
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