(聯合ニュース 2015/02/09)

長崎県対馬市にある海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で50代の韓国人男性の遺体が見つかったことについて、男性の兄は9日、釜山警察庁に捜査を依頼したことを明らかにした。

男性の兄は「他殺と疑われる状況証拠が十分あるにもかかわらず、日本の警察の捜査が遅々として進まない」と話した。

男性は韓国からの2泊3日の団体ツアーで昨年12月26日に対馬を訪れた。同日夜にツアー客らと酒を飲んだあと、行方が分からなくなり、27日に捜索願が出された。30日午前に分庁舎内で、遺体で発見された。

日本の警察は解剖の結果、倒れた際の頭部への外傷が死因であると説明した。

一方、遺族は「自衛隊施設は一人で入ることができない構造」と指摘。また、コートが海に落ちたとする見解にも疑問を呈した。

また男性の兄は「衣服を身につけていない状態で布団をかけていたというのは理解できず、頭と耳にできた傷、肋骨(ろっこつ)の骨折の状態など、けがをした状況を総合的に考慮すると、集団暴行され死亡した可能性が高い」と主張した。さらに「色々な状況からみて、外部で殴打された後、自衛隊施設に運ばれたと推定することができる」と指摘し、徹底した捜査を求めた。 

釜山警察庁関係者は「遺族が正式に捜査を依頼したため、外交ルートを通じて日本の警察に捜査協力を要請する」と説明した。


(朝鮮日報 2015/02/10)

 昨年、長崎県対馬市を旅行中に自衛隊の施設内で遺体となって発見された韓国人男性(53)の遺族が、他殺の可能性に言及し、韓国の警察に捜査を依頼した。男性の兄(58)は9日「他殺と疑われる状況証拠があるにもかかわらず、日本の警察が単なる事故と見なしているため、釜山地方警察庁に捜査を依頼した」と発表した。

 男性は昨年12月26日、対馬市南部の厳原港近くで、同じ団体ツアーの一行と酒を飲んだ後、行方が分からなくなった。同月30日午前、男性は行方が分からなくなった地点から500メートルほど離れた海上自衛隊の施設内で遺体となって発見された。日本の警察は現地で遺体の解剖を行った結果「転倒して頭部にけがを負ったのが直接的な死因」と説明した。

 だが遺族は「厳重な警備がなされている自衛隊の施設内で、衣服を身に付けずに布団をかけた状態だったというが、一人でそんなことはできない。頭と耳に傷痕があるなど、けがの状況を総合的に考慮すると、集団暴行によって死亡した後、自衛隊の施設内に運ばれた可能性が高い」と主張した。

 男性の兄は「解剖の結果、死亡時刻は行方不明になってから3日後の12月29日ごろと推定されているが、この間の状況についての捜査も必要だ」と話した。