(CBSノーカットニュース 韓国語 2015/06/09)
メルス(MERSの韓国での呼称。以下、MERS)拡散は当局の安易な初動対処の失敗と患者の嘘のためと明らかになっている。
ムン・ヒョンピョ福祉部長官は8日、国会答弁で「防疫に穴はあったが失敗したのではない」と主張したが、拡散を防ぐことが出来なかった1次的責任は政府にある。
これと共に、一部患者の虚偽報告が俎上に載っている。ヌリクン(ネットユーザー)の間では、彼らの誤りを叱責する批判文がかなり多い。
最初のMERS患者はピョンテク(平沢)聖母病院に入院した当時、バーレーンに行ってきただけでサウジアラビアを旅行した事実を隠した。
病院側はバーレーンがMERS発生国ではないという理由から患者を隔離することもなく、一般病室に入院させたため、何と35人が感染したのだ。
最初の流行者(スーパー・スプレッダー)である16番目の患者は先月22日、大田市のテチョン(大青)病院に入院した当時、医療スタッフに「ピョンテク聖母病院に入院したことがある」という話をしなかったし、病院側もピョンテク聖母病院がMERSに伝染したという事実を保健当局から聞いていなかった。
テチョン病院は16番目の患者状態が好転せず、ますます悪化すると、28日にコニャン(建陽)大学病院に移した。コニャン大学病院は16番目の患者の状態を異常に感じ、チュンナム(忠南)大学病院に依頼して30日、MERS確定結果を受けた。
この16番目の患者は28~30日までの2日間、コニャン大学病院に滞在して15人にMERSを感染させ、最終的に2人が命を失った。
第二のMERS流行者である14番目の患者は先月27日、サムスンソウル病院応急室でピョンテク聖母病院を経て来たという話をしなかった。
サムスン病院関係者は「14番目の患者がピョンテク聖母病院を経て来た事実を隠したし、1次医療所見書さえ他の病院のを持ってきた」と話した。この関係者は「サムスン病院は14番目の患者に完全にだまされた」と話した。
サムスン病院を介して感染した患者が9日で37人になり、MERS最大伝播病院という汚名を被った。
次は76番目の患者である75歳のおばあさんだ。
イおばあさんは、お尻の骨の骨折でカンドンキョンヒ(江東慶熙)大学病院を経て6日午前9時頃、コングク(建国)大学病院応急室に行った。
コングク大学病院の医療スタッフはこの患者に「最近、サムスン病院を訪問したことがありますか」という質問を一番最初にし、治療に入っても同じ質問をした。
サムスン病院を経由したかの質問に対し、この患者も患者の保護者も2回とも訪問したことがないと答えたというのである。コングク大学病院も、76番目の患者の家族が嘘をついたために初動対応をできなかったと明らかにした。
この患者はコングク大学病院に入院した当時、微熱だけ見せていたが9時間後の6日夕方頃、体温が37.8度まで上がって痰が沸く症状を見せ、隔離措置された。
コングク大学病院は、当局のMERS確定判定(8日)が出てくる前に追跡した結果、この患者が先月27日にサムスン病院を訪問して治療を受けた事実を確認した。コングク大学病院は直ちに76番目の患者を隔離病棟に移し、応急室医療スタッフと患者70人余りも隔離した。
コングク大学病院は、当局のMERS確定判定(8日)が出てくる前に追跡した結果、この患者が先月27日にサムスン病院を訪問して治療を受けた事実を確認した。コングク大学病院は直ちに76番目の患者を隔離病棟に移し、応急室医療スタッフと患者70人余りも隔離した。
もし、コングク大学病院でMERS患者が出なかった場合、コングク大学病院側の敏捷な対応のおかげだ。
コングク大学病院は初めからMERSを疑って対処したが、76番目の患者と家族が嘘をついたせいで応急室を閉鎖し、149人も隔離する流れ弾に当たった。保健当局の確定判定は8日に出た。
病院がMERSが疑われる患者を受け入れないことによる患者と保護者の虚偽報告とはいえ、他人を配慮しない感染者の虚偽報告が今のように“MERS禍”を大きくしたという指摘を避けることはできない。


