(ヘラルド経済 韓国語 2015/11/26)

空軍が民間企業の3Dプリンタ技術を利用して主力戦闘機であるF-15Kのエンジン部品を再生して、予算節減と調達期間の短縮効果を上げた。

空軍は26日、F-15Kに搭載されているF110エンジンの高圧タービンのカバー14個を3Dプリンタを使用して修理したと明らかにした。

F-15KのF110エンジンの高圧タービンのカバーで摩耗の欠陥が発見されたのは去る2012年9月であった。

しかし、この部品は導入費用が高く、調達期間も長いうえ、修理を決めても専用機器がなく、代わりの修理方法を講じなければならない状態であった。

これに対し空軍は、国内・外の類似技術を検討した末、3Dプリンタ技術の一つである高出力レーザーで金属粉末を積層して製品を生産する金属成形技術である『レーザクラッディング』(肉盛り)溶接技術を適用した修理技法に着眼した。

空軍は2013年7月から国内の3D金属プリント専門技術を保有している(株)インステクと修理方法の開発を推進し、2年間の実験を経た後、エンジン製作会社であるGE社から安定性および品質の認証を受け、今年1月に国内技術を元にした再生修理技法を開発した。

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この部品は新しく購入する場合、単価4000万ウォン、調達期間60日余りで、年平均所要量は10個前後である。

しかし、3Dプリンタ活用再生修理の場合、1個あたりの修理費用300万ウォン、調達期間20日余りで、年間3億7000万ウォンの予算節減と40日余りの調達期間短縮効果を上げることになった。

空軍は、こうした効果により、軍需司令部配下83情報通信整備倉と85精密標準整備倉に3Dプリンタを設置し、中止部品や調達期間がかかる部品を作ることにし、去る4月から9月まで3品目の航空部品と13種の地上装備の部品の試作品を生産した。

CN-235輸送機のスピーカーカバーとKT-1基本訓練機電源系統リレーカバー、教育用模型無人機のエンジン、教育用パトリオットミサイル発射台の模型などが代表的な成果である。

空軍は「今後、試作品の量産品生産および普及を計画している」とし「これを通じて年間1億3000万ウォンの予算削減と7~15か月の調達期間を短縮できると期待している」と明らかにした。

3Dプリンタ技術活用航空部品製作を主管したイ・ポンセ(空軍大佐)空軍軍需司令部技術管理課長は「3Dプリンタ技術を航空部品の製作に導入し、調達に困難を経験している高価な海外部品を自ら製作したり、修理することにより、国防予算を削減して調達期間を短縮するなど創造国防の実現に寄与している」としながら「今後も所要の発掘を通じて選別された部品の経済性および安全性などの妥当性の検討を経ながら、製作・修理品目を拡大する計画」と話した。(機械翻訳 若干修正)


Q.レーザクラッディングって何ですか??

A.レーザを使った肉盛り技術です。
弊社で現在行っているのは粉末タイプの肉盛りで、空中で粉末を噴射させ,レーザで溶かし、それを母材に溶融させていきます。

Q.レーザクラッディングってどういう所に使うんですか??

A.摩耗したところの肉盛り補修や、表面コーティング、表面高級化処理に使われます。母材と違う材料を盛ってやることで、表面を耐摩耗性、耐食性、耐熱性などに優れたものにします。
また、コストの高い材質等の場合、形は安い材質で作り、表面の必要部分だけレーザクラッディングで高級化するといったことにも使われます。

Q.じゃあ溶射みたいなものと考えればいいんやね??

A.溶射との違いは、合金層の有無です。
レーザクラッディングの場合は、母材と肉盛り層の間に合金層を作り出します。合金化により、母材と肉盛り層が一体化します。


「F110エンジンの高圧タービンのカバー」は、この↑技術で、部品自体はオリジナルのまま、摩耗した分を肉盛りしたのかと思いますが、他の「模型無人機のエンジン」、「発射台の模型」などはどうしたのか分かりません。

とりあえず、これで調子に乗って重要部品をつくり、GE社などの品質テストも受けないまま使用して問題が起きたというニュースを取り上げるときの「関連記事」として。