(中央日報 2016/05/18)

「日産が故意に『キャシュカイ』の排ガス量を不正操作した」という環境部の発表をめぐり論争が起きている。環境部の発表とは違い、英国政府は日産のシステムを不正でないと判断した。

中央日報は英交通省が4月21日に発表した報告書「自動車排出ガスプログラム」を単独入手した。日産の排ガス操作はフォルクスワーゲンの不正とは違うという点が核心だ。

報告書は排ガス操作システムを2つに区分している。一つは「実験室パターン認知戦略(Cycle Recognition Strategy)」だ。特定試験場で温度を20-30度に維持し、空調機を切った状態で車が走行する時の排ガスを測定する。このように規定された状況だけで排ガス操作システムが作動する場合、これを「実験室パターン認知戦略」と見なす。これは不正だ。フォルクスワーゲンのいわゆる「ディーゼルゲート」がこのような方式だった。

もう一つは「温度基盤戦略(Temperature Dependent Strategy)」だ。特定の温度になれば排ガス操作装置が作動する。日産キャシュカイのように特定の温度(35度)を超えれば排出ガス再循環装置(EGR)の稼働が停止する。英国政府はこれを不正と見なさない。

では、欧州ではなぜ温度による排ガス操作を認めるのか。車の安全のためだ。特定の状況でエンジンや主要部品を損傷させる場合、排ガス関連装置を操作してもよいというということだ。

これは韓国の法でも通用する論理だ。製作自動車認証告示第2条19は「排ガス関連部品の機能が低下するよう部品の機能を停止・遅延・変調させること」を「任意設定(defeat device)」と定義し、不法に分類する。

しかし同じ告示に「ただし装置の目的が自動車の安全な運行、エンジンの事故または損傷を防ぐために使われる場合には任意設定と見なさない」という例外条項も明記している。英交通省の「温度基盤戦略は合法」という論理と大同小異だ。

英国政府の報告書は、37のディーゼル車種が道路を走行する時に窒素酸化物(NOx)をどれほど排出するかを調査した。実験方式は韓国環境部とほとんど同じだ。結論も似ている。キャシュカイは英国の調査でも1.5グラム/キロという、少なくない量の窒素酸化物を排出した。環境部のテスト結果(1.67キロ/キロ)と似た数値だ。

しかし不正かどうかという最終結論は正反対だ。英国政府はキャシュカイなどが適用した「温度基盤戦略」を合法で判断した。「この戦略を適用しなければEGR・エンジンの一部の部品が実質的に損傷するという証拠を確認」したからだ。一方、韓国環境部は16日、同じシステムを不正と見なし、販売中止・リコール命令とともに刑事告発を準備している。

一方、環境部が6カ月前から日産車のEGR駆動方式を認知し、合法と判断したという主張もある。輸入車両認証関連の政府関係者は「昨年11月に環境部が20分間ほどキャシュカイの排ガス認証試験(NEDC)を実施した」と述べた。当時、環境部は「EGRワーキングロジック(作動原理)」などの資料を提出させたことが確認された。この資料には「吸気温度が35度以上になればEGRが非活性化される」という内容が記載されていたという。

これが事実なら「日産が故意に排ガス不正をした」という環境部の主張は信ぴょう性を失う。環境部は当時、日産のEGRシステムを合法と判断し、昨年11月に「排出ガス証明書(Emission Certification)」を発行している。

韓国環境部、日産キャシュカイの排ガス不正確認…リコール命令予定
(中央日報 2016/05/16)

韓国で市販中のディーゼル車のうち、フォルクスワーゲン・ティグアンに続いて日産キャシュカイ(デュアリス)でも走行中に排ガス低減装置の作動が中断するよう不正操作されていたことが、環境部の調査で明らかになった。低減装置の作動が中断すれば、排ガスは増えるが自動車の燃費は良くなるという。

環境部は16日、「国内で市販中のディーゼル車の一つ、韓国日産キャシュカイで排ガスを不法操作する任意設定があったと判断し、該当車両の認証を取り消すほか、まだ販売されていない車両は販売停止にする」と明らかにした。

環境部は昨年11月以降に国内で販売されたキャシュカイ814台に対して全量リコール命令を出す計画だ。この車種を輸入・販売した韓国日産(株)に課徴金3億3000万ウォンを科し、製作車排出許容基準違反と認証違反容疑で韓国日産社長を刑事告発する予定だ。(略)

環境部の関係者は「該当車種は外部の温度20度の状態で30分ほど走行すればエンジン吸気温度が35度以上に上昇する。このような条件で排ガス再循環装置の作動が中断するよう設定した制御方式は正常制御方式でなく任意設定規定を違反したものだ」と説明した。

環境部の製作自動車認証告示では「一般的な運転や使用条件で排ガス試験モードとは異なり排ガス関連部品の機能が低下するよう部品の機能を停止・遅延・変調する行為」を「任意設定」と定義している。(略)


なんか面白くなってきましたね。

日産キャシュカイ2015年 ダイキャストモデルカー(ホワイト) ミニカー
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