(ソウル経済 韓国語 2017/07/20)

クォン・ホンオ論説委員

アメリカ製非ステルス戦闘機に対する需要が着実に続いている。ロッキード・マーティン社のF-16戦闘機とボーイング社のF-15Eストライクイーグル、F-18スーパーホーネット戦闘機が、インドと中東地域だけで約300機から最大500機近く売れるものと予想される。これは韓国のT-50の輸出はもちろん、韓国型戦闘機(KF-X)の潜在需要にも影響を及ぼすものとみられる。

特にインドはアメリカ,ロッキード・マーティン社から生産設備一切を輸入する契約を結ぶことに先月末明らかにした。インドは国内に設備を持ってきてF-16V型150機余りを製作するものの、最終生産量を最大300機まで増やす計画だという。インド空軍用F-16は最新改良型であるF-16V(ブロック70)で、多機能位相配列(AESA)レーダー、新型操縦席計器盤、最新任務コンピューター、高容量データバスなどを搭載し、ステルス性能を除いては世界最強の戦闘機と数えられる。インドはロッキード・マーティン社とC-130J輸送機、S-92ヘリコプターを導入する案も協議しているという。

中東諸国もアメリカ製第4世代戦闘機の導入に積極的に乗り出している。152機にのぼるF-15戦闘機運用国であるサウジアラビアは、追加で最新型F-15S(サウジ空軍型)80機を導入する予定だ。F-15SもAESAレーダーと新型任務コンピューターを装着し、胴体一体型大型燃料タンクの脱着が可能な機種で、アメリカ空軍が保有するF-15E戦闘機を含めて全世界のF-15戦闘機のうちで最も強力な機種だという。サウジ空軍は保有しているF-15E戦闘機もこの仕様に合わせて改造する計画だ。

空軍を本格的に運用していなかったカタールも、これと同様の性能のF-15E,36機を新規導入する予定だ。アメリカはサウジアラビアと外交紛争を経験しているカタールに対するF-15戦闘機輸出を敬遠していたが、ドナルド・トランプ,アメリカ大統領は最近、この契約を承認したという。クウェートもAESAレーダーなどを装着したF/A-18スーパーホーネット戦闘機28機を導入する予定だ。

中東諸国の戦闘機購入で注目される点は、ロッキード・マーティン社のF-16供給国とボーイング社のF-15・F/A-18戦闘機を運用する国に区別されるという点だ。これは、ロッキード・マーティンとボーイング社の2つの戦闘機会社体制を維持しようとするアメリカ政府の戦略のためと分析される。

アメリカ製第4世代戦闘機に対する新規需要が続いているのは、最新改良型の性能が最新ステルス戦闘機に匹敵する上、長い間運用されおり信頼性を認められたためとみられる。

アメリカの2大戦闘機製作会社であるロッキード・マーティンとボーイングの輸出需要が維持されることにより、韓国が開発したT-50超音速訓練機およびF/A-50軽攻撃機の潜在市場も縮小するものと見られる。特にアメリカ戦闘機会社が安定した仕事を確保した以上、アメリカ空軍の訓練機選定事業であるT-Xプログラムも少なからぬ影響を受けるものと見られる。一部ではアメリカ空軍の次期訓練機需要が1次分の350機に固定され、アメリカ以外の海外需要も200機水準にとどまるという展望が出ている。(機械翻訳 若干修正)