(聯合ニュース 韓国語 2017/07/25)

韓国軍当局がアメリカ軍の敵味方識別装置性能改良計画を2010年に初めて認知しながらも早急に対策を立てなかったために、2020年から数年間、韓米両国軍の連合作戦に支障をきたしかねない状況になった。

25日、軍当局によれば、アメリカ軍は2020年から兵器システムに装着する敵味方識別装置を『モード4』から『モード5』に性能改良する方針だが、韓国軍の敵味方識別装置性能改良事業の完了時期は2021~2023年となっている。

敵味方識別装置は、敵と味方を区別する重要な装備である。韓米両国軍が2020年から1~3年の間、敵と味方を区別する情報を適切に共有できない状況を迎えるのではないかとの懸念が出ている。

韓国軍が2019年から新たに導入する兵器システムは敵味方識別装置『モード5』を装着するので問題はないが、既存の兵器システムは敵味方識別装置性能改良事業が終るまでは『モード4』での運用が避けられないというのが軍当局の説明だ。

韓米両国軍の敵味方識別装置性能改良時期に隙間が生じたのは、韓国軍の対応が遅かったためという指摘を受けている。

アメリカ軍は2010年の『韓米指揮統制の相互運用性会議』で敵味方識別装置性能改良計画に言及したが、韓国軍当局は何の措置もしなかった。

軍関係者は直ちに対策準備に着手しなかったことについて「当時、アメリカ側の言及は実務協議から出た不確かな計画で、政策として確定した段階ではなかった」と説明した。

韓国軍は2013年にアメリカ軍側に「正式に文書で通知してほしい」と要請し、アメリカ軍は2014年5月に敵味方識別装置性能改良計画を公式に通知した。敵味方識別装置『モード5』とは『モード4』に比べて抗ジャミング(電波妨害回避)などの性能が優れていることが分かった。

韓国軍は、アメリカ軍の公式通知を受けて対策準備に着手した。合同参謀本部はアメリカ軍の通知直後、2015年3月までに陸・海・空軍の所要を受け付けて敵味方識別装置性能改良を2019~2021年に完了するという方針を立てた。アメリカ軍の敵味方識別装置性能改良時期に合わせたものである。

しかし、敵味方識別装置性能改良事業を行うことになった防衛事業庁は、先行研究に基づいて事業を目標時期に完了できないという結論を下し、敵味方識別装置性能改良の完了時期を2021~2023年に遅らせた。

これに伴い、軍当局は2019年から新たに導入する兵器システムは敵味方識別装置『モード5』を装着するように作戦要求性能(ROC)を修正し、既存の兵器システムの敵味方識別装置の性能改良が遅れることによる問題を最小化する方法を講じている。

軍関係者は「2019年以降に導入される兵器システムは『モード5』を装着するので問題がない」とし「既存の兵器システムの敵味方識別装置に関する問題はアメリカ軍側と協議中」と説明した。

韓国軍は、昨年10月の韓米軍事委員会(MCM)でアメリカ軍側に敵味方識別装置『モード5』の戦力化時期を1~2年遅らせてほしいと要請したという。去る7月には今年のMCMのための事前討議でも韓米両国はこの問題を議論した。

しかし、世界的な次元で兵器システムを運用するアメリカが、韓国側の要請により新型の敵味方識別装置の戦力化時期を延期する可能性は殆どないという指摘が出ている。

軍関係者は「アメリカ軍側が予定通りに2020年から敵味方識別装置を変える場合でも、作戦的に優先順位を決めるなど韓米連合作戦に無理が生じないようにする」と話した。(機械翻訳 若干修正)


2015年09月10日