(京郷新聞 韓国語 2017/12/05)

日本列島西南方の島沖縄は、在日アメリカ軍の核心基地である普天間海兵航空基地と嘉手納空軍基地、ホワイトビーチ海軍基地などが集まっている。この基地は有事の際、アメリカ軍の増援戦力を韓半島(朝鮮半島)に展開する国連軍司令部後方基地(国連軍後方司令部 United Nations Command‒Rear)の役割もしている所だ。アメリカ軍は先月末と今月の初め、京郷新聞など韓国の安全保障の記者取材陣に普天間基地を公開した。

北朝鮮は弾道ミサイル発射が在日アメリカ軍基地を打撃するための訓練だったと何度も明らかにしている。国連軍司令部後方基地の役割もする在日アメリカ軍基地は韓半島有事の際、アメリカ軍を含めた国連軍増援戦力の集結・待機場所としても活用される。北朝鮮はこの在日アメリカ軍基地を威嚇しているのだ。

日本国内の国連軍司令部後方基地と呼ばれる主要在日アメリカ軍基地は7か所だ。 日本本土には横須賀・佐世保海軍基地、横田空軍基地、座間陸軍基地の4か所がある。沖縄には嘉手納空軍基地とホワイトビーチ海軍基地、普天間海兵隊基地の3か所がある。 

■韓半島有事の際、地上兵力が一番最初に出動する普天間基地

海兵航空基地として沖縄県宜野湾市にある普天間基地は、沖縄の国連軍司令部後方基地のうちでも特別な意味を帯びている。アジア太平洋地域のアメリカ海兵隊航空戦力が駐留する所で、韓半島有事の際、一番最初に出動する基地であるためだ。

有事の際、韓半島に一番最初に出動するアメリカ増援戦力は、在日米第3海兵機動軍だ。 普天間基地はこれらに航空戦力を支援する。 第3海兵機動軍(第3海兵遠征軍 3rd Marine Expeditionary Force: 3MEF)は韓半島で戦争が起きれば、一日以内に到着して作戦展開が可能だ。言葉どおり“迅速機動軍”だ。

普天間基地飛行場では、コブラ攻撃ヘリコプターと垂直離着陸機MV-22『オスプレ』、大型輸送ヘリコプターCH-53E『スーパースタリオン』などアメリカ海兵隊が運用するヘリコプターが出動待機中だった。アメリカ海兵隊は、これらの装備を活用して陸・海・空を合わせる機動力ある立体作戦を繰り広げる。アメリカ海兵隊関係者は「韓半島有事の際、戦力をいつでも急派できる万全の態勢を備えている」と話した。

韓米両国軍は、ソウル防御のための要衝地である北西島嶼地域で北朝鮮が挑発する場合、アメリカ海兵隊増援戦力を速かに展開する案を協議中だ。ローレンス・ニコルソン(Lawrence D. Nicholson)第3海兵機動軍司令官(中将)も去る3月、西海最北端の白翎島を訪問しながら、有事の際、北西島嶼にアメリカ海兵隊の戦力を急派すると明らかにした。

沖縄には在日アメリカ軍兵力5万人余りの半分以上が配置されている。こうした中、普天間基地は沖縄住民の反対に基地移転と大規模な兵力再配置が避けられない状況だ。アメリカ軍は普天間基地を住民に返還し、沖縄県名護市にできる辺野古基地に移転する案を推進中だが、住民の反対に難航している状態だ。アメリカ軍は沖縄にある兵力の相当数をグアムやハワイなどに再配置する案を検討中だ。

■第7艦隊司令部が位置する横須賀基地

沖縄県那覇市にある日本航空自衛隊の基地は、航空自衛隊基地の中で最も大きい所だ。日本防空識別区域(JADIZ)と中国防空識別区域(CADIZ)が重なる部分と近く、中国の脅威に対応する任務を遂行する所だ。日本自衛隊は有事の際、韓半島にアメリカ増援戦力を展開する国連軍司令部後方基地を防衛する任務を遂行することにより、韓国の安保にも間接的に寄与するという立場だ。

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▲横須賀海軍基地に停泊中のカナダ潜水艦。国連軍司令部の後方基地も一緒にあり、カナダ海軍が国連軍の一員としてここに停泊する場合がある。

日本,神奈川県の横須賀海軍基地は、韓半島を含む西太平洋を管轄するアメリカ海軍第7艦隊司令部(U.S. Seventh Fleet)が位置する所だ。横須賀基地は日本最大の海軍基地で、原子力空母ロナルド・レーガン号(CVN 76)をはじめ、アメリカ第7艦隊の核心戦力が駐留している。ここも有事の際、韓半島にアメリカ増援戦力を展開する国連軍司令部後方基地がある所だ。 

アメリカの原子力空母ロナルド・レーガン艦は先月末、作戦区域のパトロール任務を遂行するために基地を出港した状態だった。代わりに埠頭にはアーレイ・バーク級駆逐艦カーティス・ウィルバー艦(DDG 54)、バリー艦(DDG 52)、ベンフォールド艦(DDG 65)、タイコンデロガ級巡洋艦アンティータム艦(CG 54)、チャンセラーズビル艦(CG 62)、シャイロー艦(CG 67)などアメリカ第7艦隊の核心戦力の艦艇が出動待機中だった。第7艦隊の旗艦で、海上指揮部の役割をするブルー・リッジ艦(LCC 19)の姿も見えた。

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▲アメリカ海軍のイージス艦から眺めた横須賀基地


チャンセラーズビル艦を含む一部イージス艦は、有事の際、敵弾道ミサイルを迎撃するミサイル防衛(MD)資産だ。SM-3のような迎撃ミサイルで、横須賀基地を含めた在日アメリカ軍基地に向かう北朝鮮の弾道ミサイルを空中破壊することができる。 

埠頭には去る6月、日本,静岡県近海でフィリピンのコンテナ船と衝突した駆逐艦フィッツジェラルド艦(DDG 62)がオレンジ色の大型船舶に載せられていた。大規模修理のためにアメリカ本土に移す予定というのが基地関係者の説明だった。

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▲コンテナ船との衝突事故で修理のために大型運搬船の上に載せられられているアメリカ海軍フィッツジェラルド艦(DDG 62)

日本海上自衛隊の護衛艦いずも艦(DDH 183)が横須賀でも見えた。横須賀基地は日本の主要海軍基地で、アメリカ海軍と一緒に使用している。横須賀基地に勤務するアメリカ軍将兵と家族の数だけで約2万5,000人程度だ。これのための宿舎、学校、病院、商店、体育館なども設けられている。

在日アメリカ軍司令部とアメリカ第5空軍司令部(Fifth Air Force)がある東京都福生市の横田基地も有事の際、アメリカ増援戦力が韓半島に出発する国連軍司令部後方基地だ。 

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▲横田基地にある在日アメリカ軍司令部建物

横田基地の滑走路の長さは1万1千フィート(約3.4km)で、在韓アメリカ7空軍司令部がある烏山基地の滑走路(9,000フィート)より長い。アメリカがアジア太平洋地域で運営する最大の空軍基地という評価を受けている。

横田基地の滑走路に待機中のC-130J『スーパー・ハーキュリーズ』輸送機は、約130人の武装兵力を一度に輸送することができる。アメリカ空軍関係者は「横田基地は西太平洋で戦略的に最も重要な基地にあげられる」とし「韓半島有事の際にも重要な役割を遂行するだろう」と明らかにした。(機械翻訳 若干修正)


 朝鮮戦争における国連軍(ウィキペディア)

朝鮮戦争の勃発に伴い、1950年6月、アメリカ軍を主力として編成された軍隊(国連軍 (朝鮮半島)、United Nations Command,UNC)である。安保理決議に基づいて組織されたが、実体は多国籍軍とよばれるべきものであった。

国連軍地位協定

1953年7月27日の朝鮮戦争休戦協定の発効を受けて、日本は1954年2月19日にアメリカ合衆国(米国)・イギリス(英国)・フランスなど9ヶ国と「日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定」(国連軍地位協定)を結んでいる(のちにタイ王国も加わり10ヶ国とな)。同協定は同年6月11日に発効している。

国連軍後方司令部

1957年7月、同協定に基づきアメリカ太平洋軍第8軍司令部隷下の在日米陸軍・国連軍・第8軍後方司令部としてキャンプ座間に「後方司令部」が設置され、1959年3月、第8軍後方司令部の役割を解除されて「在日米陸軍・国連軍後方司令部」となり、2007年11月1日、横田飛行場に移転した。司令部には、司令部要員として4名が常駐しているほか、各国大使館に駐在武官の兼務を含めて23人の連絡将校団が常駐。3~4ヵ月に1回程度の頻度で情報交換のための非公式会合を行っている。

同協定第24条によれば、国連軍後方司令部は朝鮮半島から国連軍が撤退するまで有効で、国連軍撤退が完了したのち90日以内に日本から撤退しなければならない。

2014年1月現在、国連軍に認められた後方司令部の構成国は、米国、英国、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、タイ、韓国、トルコの8か国である。