(ヘラルド経済 韓国語 2018/01/03)

‐下半期に韓国型ロケットに適用される75トン級液体エンジンの性能検証
‐性能高めた気象衛星千里眼2A号の打ち上げ、月探査は2020年に推進

最近、アメリカが有人月探査計画を発表し、2018年の宇宙探査競争の序幕を知らせた。アメリカの月計画には日本とヨーロッパをはじめ、ロシアまで参加すると発表された。それだけでなく、中国とインドなど宇宙強国も独自の宇宙任務遂行能力をさらに拡大強化している。

2018年には、このように宇宙進出のための世界の挑戦と協力がより一層加速化する見通しだ。今年、韓国は下半期に韓国型試験ロケットと千里眼衛星2A号の打ち上げを控えており、関心が集中している。

◇独自液体ロケットエンジンの性能検証

まず、来る10月、韓国型ロケットエンジンの性能を確認するための試験ロケットの打ち上げが行われる。試験ロケットは飛行試験を通じて韓国型ロケットの1段目と2段目に適用される75トン級液体エンジンの性能を検証するためのロケットだ。試験ロケットに使用する75トン級エンジンの地上試験は完了した状態だ。

現在、羅老宇宙センターでは試験ロケットの認証モデルが組み立てられている。試験ロケットはシステム開発モデル、認証モデル、飛行モデルの順でそれぞれ1基ずつ合計3基のモデルが開発されるが、現在組み立て中である認証モデルはロケットの性能と機能、インターフェース、運用などの要求条件が設計通り作動するかを地上で確認する機体だ。実際に打ち上げられることになる試験ロケットの飛行モデルと同一だ。

認証モデルは2月頃に組み立てが完了する見通しだ。認証モデルが組み立てられれば、全羅南道高興の羅老宇宙センターに設けられた試験設備で燃焼試験などを通じた認証過程を経ることになる。

コ・ジョンファン航宇研韓国型ロケット開発事業本部長は「試験ロケットの準備は計画通り進行している」とし「試験ロケットの打ち上げ準備と別に韓国型ロケットに適用するエンジンの信頼度を高めるための試験は引き続き進められるだろう」と話した。

試験ロケットを通じて75トン級エンジンの性能を確認すれば、このエンジン4基をまとめて韓国型ロケットの1段目に適用する。韓国型ロケットは2020年の打ち上げ予定だ。

韓国型ロケットは1.5トン級実用衛星を高度600~800kmの低軌道に投入できる3段型ロケットで、純粋な独自技術で開発される。韓国型ロケットは独自の宇宙運送手段を確保するという面で自主的な宇宙開発の核心といえる。

◇性能高めた気象衛星千里眼2A号の打ち上げ

試験ロケットの打ち上げ後、年末には千里眼衛星の任務を継承する千里眼衛星2A号が打ち上げられる。打ち上げはヨーロッパの『アリアン-5ECA』ロケットが受け持つことになる。南米フランス領ギアナの打ち上げ場で赤道上空の東経128.2度に打ち上げられる。

千里眼衛星2A号は、気象および宇宙気象観測衛星で、2010年に打ち上げられた通信海洋気象衛星である千里眼衛星の任務を継承することになる。

千里眼衛星2A号の観測能力は千里眼1号に比べて大幅に向上する。解像度は4倍以上、観測周期は30分から10分以内に3倍以上高まる。観測チャネルも5チャネルから16チャネルと3倍以上多くなる。

チェ・ジェドン韓国航空宇宙研究院静止軌道複合衛星システムチーム長は「千里眼2A号が打ち上げられると気象観測と天気予報の正確度、韓半島(朝鮮半島)およびアジア地域の気象異変形状監視と予測能力が一層改善され、国民の生命と安全を守るために寄与できるだろう」と話した。

千里眼衛星2A号の打ち上げ1年後には千里眼衛星2B号も打ち上げられる。2B号は韓半島周辺の海洋と微細粉塵などの大気環境監視も行うことができる。

2B号の海洋観測能力も千里眼1号に比べて4倍以上良くなる。韓半島の海洋観測を通じて赤潮、冷水帯、漁場環境など詳細な沿岸海洋災害に早期対応と効果的な海洋領土管理を支援するものと見られる。

特に千里眼衛星2B号に初めて搭載される環境搭載体は、周辺国からの微細粉塵流入など大気環境の急激な変化をモニタリングすることができる。

環境搭載体は国内はもちろん、韓半島周辺国で発生して流入する微細粉塵や窒素酸化物、二酸化硫黄、ホルムアルデヒドなどの流れを一目で把握することができる。越境性大気汚染物質の移動監視などを遂行する予定だ。昼間の時間に時間あり30分の観測を基本として、季節により8回から12回まで観測が可能だ。

静止軌道環境搭載体は、アメリカとヨーロッパでも開発中だが、いずれも2019年以降の打ち上げ予定だ。万一、韓国の千里眼衛星2B号が先に打ち上げられた場合、世界最初の静止軌道環境観測衛星として記録されることになる。

△月探査は2020年に

当初の2018年までに月軌道に宇宙船を送るという政府計画は、2020年に調整された状態だ。政府は昨年、月探査計画の日程調整が必要だという研究開発現場の意見を受け入れ、日程よりは技術力強化に焦点を合わせると明らかにした。月探査の日程は、前政府が1段階事業期間を研究現場の意見の取りまとめなしに5年操り上げて2018年と定めたが、結局、実現することができなかった。

開発期間が現実化され、研究開発現場は息を吹き返したという評価だ。航宇研は、今年中に月探査船の1次設計段階である予備設計を終え、細部任務を確定する詳細設計に入る。

試験用月軌道船(KPLO)を開発する事業には1,978億ウォンの予算が投入され、NASAと協力が行われる。ロケットはアメリカのスペースX社のファルコン-9ロケットが選ばれた。

韓国は地球低軌道と静止軌道で人工衛星を運用しているが、それ以上の軌道に宇宙船を送ったことはない。これまで積んできた人工衛星技術を基に月探査に必要な核心技術を70%ほど確保した状態だ。だが、深宇宙通信、深宇宙航法など地球軌道を越える宇宙探査に必要な新しい技術は新たに開発しなければならない。このような面でアメリカNASAとの協力は大きな助けになることができる。

政府は2020年まで行われる月探査1段階事業を通じて、月まで飛んで行く探査宇宙船と月の環境および資源分析のための科学装備、遠い宇宙まで飛んで行った宇宙船と通信できる深宇宙通信技術など必須の宇宙探査基盤技術を確保するという計画だ。

航宇研関係者は「試験用月軌道船事業後、韓国型ロケットを活用する独自月探査は近く発表される第3次宇宙開発振興基本計画で具体化されると見通し」と話した。(機械翻訳 若干修正)


10月が待ち遠しいですね。