(中央日報 2006/09/20)
北朝鮮が巨額の保険金を受け取るために国際保険会社に旅客船沈没と列車事故など大惨事の内訳を詳しく公開した事実が確認された。
19日、複数の対北消息筋によると、北朝鮮朝鮮民族保険総会社は4月、元山(ウォンサン)~興南(フンナム)間で旅客船沈没事故とほぼ同じ時期に、咸境道(ハムギョンド)で発生した2件の列車事故、民間ヘリ墜落事故など4件の大型事故に対し、最近イギリス、ロシアの災害保険会社に保険金の支給を要請した。
これら災害保険会社は保険金支給に先立って損害査定のための現場実査を要請、北朝鮮側がこれを受け入れて保険会社関係者が入国し、事故現場を訪れたという。消息筋は「惨状認証のために事故写真と外国人の立入りが制限された現場を公開するなど、北朝鮮当局が相当な努力を傾けたと聞いている」と述べた。
軍人、民間人など数百人が死亡した咸鏡南道高原郡(ハムギョンナムド・コウォングン)列車衝突事故と障害物に衝突して乗客200人のうち100人以上が死亡した旅客船沈没事故に対する保険金は数百万ドルに達するものと推定されている。ほかの2件の事故でもそれぞれ同じような金額の保険金を支給されるものと業界は見ている。
北朝鮮が大惨事の内訳を西側に詳しく公開したのは今回が初めてだ。政府当局者は「北朝鮮は昨年9月、マカオバンコデルタアジア(BDA)の北朝鮮口座凍結で始まった米国の対北金融制裁で最悪の窮地に追い込まれている」とし「夏、北朝鮮を襲った水害についても保険金要請の動きがあるものとみている」と話している。
<ニュース分析>保険金は金融制裁対象にならず…北、苦肉の策
(中央日報 2006/09/20)
北朝鮮が西側保険会社に大惨事の具体的実像まで公開した背景には何より外貨不足がある。
昨年9月、マカオバンコデルタアジア(BDA)で始まった米国の対北金融制裁余波で金のめぐりが悪くなっており、数十万~数百万ドル水準の保険金は棚からぼたもちといえるほどの水準だ。
金正日(キム・ジョンイル)委員長のアキレス腱である海外隠匿統治資金(最大60億ドル推定)をおさえられた北朝鮮が最悪の窮地に追い出されたためという分析もある。ヤン・ムジン慶南(キョンナム)大教授は「体制の恥部を露呈するという危険を冒すとしても、実利を取るという意味だ」と話す。事件、事故に対してもみ消すのに汲々としていた過去とは確実に違うという話だ。
国際社会の金融システムに目覚めた北朝鮮がこれを積極的に活用し始めたという分析もある。
韓国と西欧国家の支援で資本主義経済研修プログラムに参加した北朝鮮経済官僚、専門家が動き始めたというのだ。北朝鮮経済専門家のイ・ヨンフン韓国銀行北東アジア経済研究室課長は「競争的にドル儲けに出た北朝鮮機関が保険を通じた損失補填に目を向けたということは意味のあること」と診断した。
大型事故が相次ぎ、北朝鮮当局が避けられない選択をしたともいえる。交通手段を含め、質の低い社会基盤施設と安全に対する認識不足で惨事が避けられなかった状況により、保険の必要性を認識するようになったというのだ。
北朝鮮に支給される保険金は契約によって成り立っている正当な取り引きであり、金融制裁の対象から除かれるだろうというのが専門家の診断だ。政府当局者は「北朝鮮が金融制裁を避けて合法的に獲得することができるドル儲けチャンネルを総稼働している」と話している。
北朝鮮が味をしめて、死傷者数百人規模の“計画的”事故が、次々とおきるんですね。
日本もアメリカのように、口座凍結させるくらいの圧力をかけられる処置をして欲しかったなぁ・・・
せめて、前科がある朝鮮総連系在日企業くらい何とかなんないのか?
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保険会社の機転が世界を救った瞬間である。
なんてな。