(朝鮮日報 2021/03/16)
〇アップルのシェア60%、サムスンは21位
中国製スマートフォンが日本のスマートフォン市場をものすごい勢いで攻略している。昨年日本市場で7年ぶりに2桁台のシェアを回復したサムスン電子を販売台数順位でも抜く勢いだ。秘訣は破格の価格競争力だ。
中国の小米(シャオミ)は最近、ソフトバンクを通じ、1万円台の5Gスマートフォン「Redmi Note 9T」を発売した。アップルのiPhoneで最安の5Gモデルの価格が7万4800円であることを考えると、8分の1という安値だ。画面が自ら光る有機発光ダイオード(OLED)ではなく、液晶のディスプレーを搭載し、ディスプレーのコストを半額に抑え、スマートフォンの頭脳部であるアプリケーション・プロセッサー(AP)も低価格の製品を採用し、価格を引き下げた。鮮やかなグラフィックを伴うゲームを楽しむのにはつらいが、インターネット検索など一般的な用途では全く遜色がないというのが現地の評価だ。
日本経済新聞は15日、「中国勢の5Gスマホ、分解してわかった格安の秘密」と題する特集記事を掲載した。日経は「これまで日本の端末市場では高級感を打ち出すiPhone人気が続いているが、中国勢の『挑戦状』が価格破壊の波を引き起こすか」と記事の冒頭で指摘した。日本はiPhoneのシェアが60%以上に達するアップル独走体制だ。日経は「中国勢の格安端末による『挑戦状』は日本のスマホ市場の構図を変えるか。アンドロイド端末で高価格と低価格の二極化が進む可能性もありそうだ」と見通した。
コストパフォーマンスを重視する中国製スマートフォンは最近、日本市場で伸びを見せていたサムスン電子の販売台数にも冷や水を浴びせた。日本で数年間シェアが1桁台にとどまっていたサムスン電子は「サムスン」ブランドをやめ、「ギャラクシー」ブランドだけを掲げるマーケティングを行い、昨年は初めてシェア10.1%を記録した。しかし、2月の日本のスマートフォンモデル別販売順位を集計したBCNランキングによると、サムスン電子のスマートフォンは中国メーカーにも抜かれた、サムスン電子は低価格モデルである「ギャラクシーA21」がようやく21位に入っただけで、上位20位以内には食い込めなかった。
一方、中国製スマートフォンは中国ティノモバイル(深セン市天瓏移動技術)が製造し、楽天モバイルが発売した「Rakuten Hand」がトップ。「Rakuten Mini」が10位に入った。OPPOの「A73」が11位、小米の「Redmi 9T」が17位を記録。20位以内に6モデルが名を連ねた。
一方、中国製スマートフォンは中国ティノモバイル(深セン市天瓏移動技術)が製造し、楽天モバイルが発売した「Rakuten Hand」がトップ。「Rakuten Mini」が10位に入った。OPPOの「A73」が11位、小米の「Redmi 9T」が17位を記録。20位以内に6モデルが名を連ねた。
韓国企業製品でもいいという人の大半は中国企業製品でもいいという人でしょうから(要は中韓製品は同じくくり)、今後、キャリア・サブキャリアなどで中国企業製品の扱いが増えれば、さらに韓国企業の製品の販売台数は減ることになるでしょうね。
| 中国勢の5Gスマホ、分解してわかった格安の秘密 (日経産業新聞/日本経済新聞 2021/03/16) 高速通信規格「5G」に対応するスマートフォンで、中国の格安端末が日本市場に上陸した。小米(シャオミ)がソフトバンクを通じて税別で1万円台の新機種の投入を開始した。これまで日本の端末市場では高級感を打ち出すiPhone(アイフォーン)人気が続いているが、中国勢の「挑戦状」が価格破壊の波を引き起こすか。その動向を探った。 断トツの高コスパ5G――。こんなうたい文句で2月26日にお目見えしたのは、ソフトバンクが独占販売するシャオミの「Redmi Note 9T」だ。5G対応端末だが、税別の価格は1万9637円、税込みでも2万1600円。新規でソフトバンクと契約し、学割サービスに加入するなど、条件を満たせば1円で販売する。 都内の家電量販店を訪ねたところ、店頭にさっそく陳列されていた。「新しもの好きのお客さんが実機をさわりに来ている」(店員)という。 ![]() ◇利益率は5%以下 Redmi Note 9Tは4800万画素のカメラを搭載する一方、スマホの頭脳にあたるSoC(システム・オン・チップ)に米クアルコムではなく、台湾の聯発科技(メディアテック)製を使っている。ディスプレイを液晶にしたことでさらにコストを抑えたとみられる。 シャオミは2019年末に日本市場に参入した中国企業だ。18年に新規株式公開(IPO)をする直前、スマホなどハードウエア製品の利益率を5%以下に抑える方針を掲げたことで知られる。手ごろな価格の商品を広く世の中に提供するためとして、株主のひんしゅくを買いかねない異例の宣言に踏み切った。 香港の調査会社のカウンターポイントによると、シャオミの20年の出荷台数は1億4580万台と前年比で17%増えた。米政府による制裁の影響で低価格ブランドを売却するなど、劣勢に立たされた華為技術(ファーウェイ)が2割以上出荷台数を減らしたのとは対照的だ。 昨年秋に米アップルが発売したiPhone12シリーズで5Gに対応し、主要メーカーの5G端末が出そろった。iPhone12は一番安いminiでも、日本では7万4800円する。中国メーカーの端末の安さが際立つ。 中国勢の5G端末の安さの秘訣はどこにあるのか。調査会社フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ(東京・江東)によるシャオミ「Mi10 Lite 5G」の分解調査をもとに分析してみる。 日本ではKDDI(au)が20年9月に発売。当初の価格は3万8854円だったが、現在は2万9518円に値下げされた。 フォーマルハウトの柏尾南壮ディレクターがまず指摘するのは、6.6型の有機ELディスプレイだ。製造元は韓国サムスン電子だが、米アップルのiPhone12などの高級機種が採用する樹脂基板ではなく、ガラス基板の上に三原色の発光材料を構成した旧世代型のパネルを採用している。 フォーマルハウトによるディスプレイの推定原価は約45ドル(約4800円)。ガラスを使う分、厚みや重さなどのデメリットはあるが、樹脂基板の有機EL(同100ドル)に比べれば大幅に安い。液晶(同40ドル)に比べればやや割高だが、近年は中国勢の参入も進み値下がりが進んでいる。 ディスプレイと並びコスト削減に貢献しているとみられるのがSoCだ。 米クアルコムの「スナップドラゴン765G」を採用。このSoCは「クアルコムのなかで松竹梅の『竹』にあたる製品」(柏尾氏)で、3Dゲームなど複雑な処理には向かないが、スマホの一般的な使用では十分な機能を発揮する。 そのほか、柏尾氏は「カメラのレンズ数や画素数は妥協しておらず、バッテリーも平均的な量を搭載している」と話す。5G通信の中で特に高速な「ミリ波」の電波は非対応のため、アンテナの費用は4Gと大きく変わらない。iPhone12シリーズは米国向けのみミリ波に対応しているが、日本などでは条件は同じだ。 ![]() ◇割り切った設計 自社設計にこだわるアップルやサムスンに対して、「中国勢はサプライヤーが提供する通信モジュールをそのまま実装することが多い」(サプライヤー関係者)など、コスト抑制につなげる割り切った設計も特徴だ。 5G対応スマホは2019年に登場したばかりだが、「5G=高額」という構図は早くも崩れている。 英調査会社オムディアによると、世界の5Gスマホ出荷のうち400ドル以下の端末は19年にはほとんどなかったが、20年7~9月期には5割に達した。 20年10~12月期以降はiPhone12の登場で高級機種の販売も増えたとみられるが、シャオミやvivo(ビボ)など中国メーカーが2000元(3万3000円)を切る端末を投入し、低価格化が進んできた。 例えばOPPO(オッポ)のグループ会社であるリアルミーが昨年秋に中国で発売した5G対応の端末「V3」の発表時点の価格は999元。グレード下位の機種だが、1000元を切ってきた。 リアルミーは「5Gの普及者」をうたい、低価格の機種を武器に価格に敏感な若者や新興国市場を開拓しようとしている。 製品は20年末時点で60以上の国・地域で販売されており、東南アジアなどで存在感を高めている。20年の出荷台数は4240万台と前年比1.6倍に増えた。 サプライヤーも商機を捉えようと格安端末向けの品ぞろえを広げる。クアルコムは1月発表の入門機向けSoC「スナップドラゴン480」を同シリーズとして初めて5Gに対応させた。 中国・紫光集団系の紫光展鋭(UNISOC)も5G向けSoCを製品化済みで、中国・海信集団(ハイセンス)などが採用している。「クアルコムやメディアテックに比べ、さらにコストを下げられる」(柏尾氏)という。 中国は15年に発表したハイテク産業育成策「中国製造2025」で5Gなどの次世代情報技術を重点分野の一つに掲げている。格安端末の登場が追い風となり、20年末までに5G対応のスマホなどの端末は2億台を超えた。既に基地局は70万カ所以上あり、21年は基地局を60万カ所新設してサービス地域を全国に広げる計画だ。 BCN(東京・千代田)の森英二アナリストは日本でも「スマホ販売に占める5G端末の比率が高まるだろう」と予測する。 世界ではアンドロイドが8割以上を占めるのに対し、日本ではiOSが5割弱とアップル人気が根強い。中国勢の格安端末による「挑戦状」は日本のスマホ市場の構図を変えるか。アンドロイド端末で高価格と低価格の二極化が進む可能性もありそうだ。 その一方で、「端末が普及しても5Gの電波がつながらない場所が多く、基地局の整備が課題となってくる」(森氏)。 5G端末の普及で大容量の動画やゲームなどの需要が拡大し、仮想現実(VR)を使ったコンテンツの拡充も見込まれる。スマホ端末の開発・販売競争は5G対応の新産業の発展にも大きな影響を与えそうだ。(企業報道部 若杉朋子、龍元秀明) |



同じ安かろう悪かろうなら、より安い方が売れるでしょうからね。
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