(NHK 2022/10/05)

石川県が開発した高級ぶどう「ルビーロマン」が、韓国に流出したとみられる問題を受けて、県は、正規のルート以外での流通を防ぐため、韓国の特許庁に商標の登録を出願しました。

石川県が開発した高級ぶどうの「ルビーロマン」をめぐっては、去年、同じ名前で販売されているぶどうが韓国で見つかり、県は、苗木が流出したとみています。

韓国では、すでに個人によって商標が取得されていましたが、県によりますと韓国の特許庁はことし8月、「日本の高付加価値品種の名前と認識されていたとみるのが妥当で、消費者を欺くおそれがある」などとして取り消しました。

これを受けて県は、4日、韓国の特許庁に対し、商標の登録を出願しました。

商標が認められれば、韓国で「ルビーロマン」というぶどうの名前は、石川県だけが使うことができるようになります。

県は、商標の取得によって、正規のルート以外での流通を防ぎたいとしています。

ただ、海外における商標登録には、出願から登録までに2年から3年ほどかかるということです。

審査にあたっては、追加の情報提供を求められる可能性もあるということで、県は、専門家とも相談し準備を進めていくことにしています。


(日本農業新聞 2022/10/06)

 「ルビーロマン」を名乗るブドウが韓国で販売され、苗木が海外へ流出したとみられる問題で石川県は4日、韓国特許庁に名称の商標登録を出願した。先に第三者が韓国で取得していた商標登録に対し、無効とする審決が同国であったのを受け、隙を突く形で対抗措置に打って出た。

 県によると、韓国では2019、20年に英語、片仮名、ハングル文字で「ルビーロマン」の名称が商標登録されていた。これに対し、同国の種苗会社が登録の無効を訴え、8月29日に認められていたことが9月に判明した。これを受け、県は弁理士を介し、現地の事業者に英語表記での登録出願を委託していた。

 訴えた種苗会社について、県は「ルビーロマンの名称を独占的に使用された場合、何らかの不利益があり、行政訴訟を起こしたと考えられる」(県ブランド戦略推進室)と分析。「今後の審査結果は韓国の当局次第。何とも予測できない」(同)としている。

 登録が実現すれば、「ルビーロマン」の名称を使った韓国産ブドウの販売や同国から第三国への輸出などに「法的措置ができる」(同)としている。

 韓国で販売された「ルビーロマン」を巡っては、県が国の機関に鑑定を依頼。県産と遺伝子型が一致したことが分かり「苗木が流出したと考えざるを得ない」(馳浩知事)としている。県は、韓国以外にも海外で商標登録を進めている。


(FNNプライムオンライン 2022/10/07)

石川県産の高級ブドウ「ルビーロマン」の苗木が韓国に流出したとみられる問題で、馳浩知事が国に支援を求めた。

「ルビーロマン」をめぐっては、石川県内の生産者のみに栽培が許可されているが、韓国で栽培・販売されているのが見つかっていて、苗木が流出したと見られている。

こうした状況をうけ、石川県は韓国国内での流通を食い止めるため、韓国の特許庁に4日、商標の登録を出願していた。

馳知事は6日に特許庁を訪問し、韓国側からの情報共有など支援を要請した。