(時事通信 2023/08/07)
 自民党の麻生太郎副総裁は7日、台湾を訪問した。9日まで3日間滞在し、蔡英文総統ら要人と会談する。同党に記録の残る限りでは、1972年の日台断交後、副総裁以上の党幹部の訪台は初めて。中国が台湾への軍事・経済的威圧を強める中、「台湾海峡の平和と安定」に向けた日台間の連携を強化したい考えだ。

 麻生氏は7日、台湾北部の新北市にある李登輝元総統の墓に献花し、次女の李安※(※女ヘンに尼)氏ら遺族と面会した。


(朝日新聞 2023/08/07)

 自民党の麻生太郎副総裁が7日、台湾入りした。党によると、現職副総裁の公式な訪台は断交後初めて。9日まで滞在し、8日には蔡英文(ツァイインウェン)総統との会談を予定。中国の軍備増強を意識し、台湾海峡を取り巻く安全保障環境などについて意見交換するとみられる。

 麻生氏は7日午前に日本を出発。午後には台湾北部・新北市にある李登輝(リートンホイ)元総統の墓前を訪ね、花をたむけた。中国が台湾に侵攻する「台湾有事」への懸念があるなか、岸田文雄首相と近い政権中枢の麻生氏が訪台することで、周辺国に日本の姿勢を示す狙いもある。

 麻生氏は8日に行う蔡氏との会談で、日本側のこうした状況を伝え、連携のあり方などについて議論するとみられる。また日台の今後をにらみ、来年1月の総統選に出馬する与党・民進党公認の頼清徳(ライチントー)副総統らとの会談も予定している。(台北=白見はる菜)


(TBS NEWS DIG 2023/08/07)

自民党の麻生太郎副総裁が台湾を訪問したことについて、中国外務省の報道官は、「強く非難する」とし、日本側に抗議したことを明らかにしました。

自民党の麻生副総裁はきょうから台湾を訪問していて、あすには蔡英文総統と会談し、安全保障情勢などについて協議するとみられます。

自民党によると、党のNO.2である副総裁による台湾の公式訪問は、日本が台湾と断交した1972年以降、初めてです。

中国外務省の報道官はきょう、麻生氏の台湾訪問について「断固反対し、強く非難する。厳正な申し入れをした」とJNNの取材に対し書面で回答しました。

また、「日本側が歴史を深く反省し、『一つの中国』の原則と台湾問題の約束を厳守するよう厳粛に促す」とも強調しています。

日本との連携を強めている台湾に対しては、「国際レベルで分離独立活動を行おうとする試みは失敗に終わるに決まっている」と強くけん制しました。