(聯合ニュース 2023/11/14)
 韓国と国連軍司令部の構成国17カ国は14日、ソウルで国防相や代表による会議を初めて開催した。会議では共同声明を採択し、「国連の原則に反し、朝鮮半島で韓国の安全保障を脅かす敵対行為や武力攻撃が再開される場合、共同で対応する」と明言した。

 会議には韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官のほか、米国のオースティン国防長官らが出席した。

 声明には、現在の安全保障脅威に対処するため韓米同盟と国連軍司令部構成国の共同演習と訓練を活性化し、相互交流と協力を継続して強化していくとの内容が盛り込まれた。また、「約70年間、国連軍司令部は朝鮮半島で戦争を抑止することに効果的に寄与してきた」として、「(朝鮮戦争の)休戦協定は朝鮮半島で敵対行為を中断し、これを維持するための効果的な手段」と強調した。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は祝辞を寄せ、「国連軍司令部は韓国を防衛する強力な力の源泉」と評価。申氏は、北朝鮮が挑発する場合は「国連軍司令部を中心とする国際社会の強力な報復が伴うしかない」と警告した。

 国連軍司令部の構成国は朝鮮戦争に戦闘兵を派遣した米国、英国、カナダ、トルコ、オーストラリア、フィリピン、タイ、オランダ、コロンビア、ギリシャ、ニュージーランド、ベルギー、フランス、南アフリカの14カ国と、医療支援団を送ったノルウェー、デンマーク、イタリアの3カ国。韓国国防部は今後、同会議を定例化する方針だ。


(聯合ニュース 2023/11/14)

(略)国連軍司令部は1950年6月25日の北朝鮮による韓国侵攻に伴い国連決議により結成され、53年7月27日の休戦協定締結以降も同協定の管理と有事における韓米連合軍司令部の戦力の支援任務を担っている。在韓米軍司令官兼韓米連合軍司令官が国連軍司令官を兼務している。(略)


(TBS NEWS DIG 2023/11/14)

国連軍司令部に参加する17か国と韓国の代表が集まる会議がソウルで開かれ、「韓国への武力攻撃が再開されれば共同で対応する」との内容を盛り込んだ共同声明が採択されました。

14日の会議にはアメリカのオースティン国防長官をはじめ、国連軍司令部に参加する17か国の代表と韓国の申源湜国防相が出席し、朝鮮半島の安全保障問題について議論しました。

各国の代表らは北朝鮮の核・ミサイル開発を非難し、「韓国への武力攻撃が再開されれば共同で対応する」との内容を盛り込んだ共同宣言を採択しました。

韓国 申源湜国防相
「この会議は規則に基づく国際秩序を拒否し、力による現状変更を試みる国、または集団に対して強力な警告となる」

一方、北朝鮮外務省の「軍縮・平和研究所」は、この前日、会議について「新たな侵略戦争を挑発しようとする危険極まりない企てだ」と非難したうえで、「国連軍司令部は直ちに解体されるべきだ」と主張する公報文を発表しています。

また、会議の開催を受け、中国外務省の毛寧報道官は「いわゆる国連軍は冷戦の産物であり、とっくに時代遅れだ」としたうえで批判しました。

中国外務省 毛寧報道官
「関係国が国連軍の看板を掲げて会議を開き、対立や緊張を引き起こすことは、半島情勢の火に油を注ぐことだ」

さらに、「中国は関係国に対し、国連の名を悪用して私利私欲をはかることをやめ、相互の平和と安定のために行動するよう促す」として、会議に参加した各国をけん制しています。