(朝日新聞 2023/11/16)
韓国では16日、年に1度の「大学修学能力試験」が行われた。日本の大学入学共通テストにあたる試験だ。遅れそうな受験生をパトカーが送り届けるといった様子も毎年みられ、学歴社会・韓国を象徴する一コマでもある。
Q 韓国で、いじめなどの校内暴力に関わった記録が2026年以降、大学入試で減点の要因になると聞いた。
A 韓国は日本以上とも言われる激しい学歴社会だ。有名な大学を卒業するかどうかは就職をはじめ、その後の人生に大きな影響を与えうる。毎年秋に行われる共通テストの「大学修学能力試験」はいわば、人生をかけた大一番とも言える。いじめの加害記録が入試に響くようにして、いじめを減らすのが狙いだ。
Q なぜ、そんなに学歴が大事なの?
A 有名な大学を出て、待遇の良い大企業などに勤めることが人生の「成功」だという価値観が根強いからだ。実際、大企業と中小企業で待遇の差も大きい。狭き門の大企業への就職で有利になればと受験競争が激しくなる傾向がある。有名な大学なら、社会に出てからも卒業生のネットワークが広く、何かと恩恵を受けやすいこともある。
Q 勉強はいつごろから始めるの?
A 小学生から塾に通い、夜遅くまで勉強に励む子どもの姿が珍しくない。多くがめざすのは、アルファベットの頭文字から「SKY」と呼ばれているソウル大、高麗大、延世大を始めとするソウルの名門大学だ。
Q ストレスが大きそう。
A 子どもたちも大変だが、塾代などを払う親の負担も無視できない。教育省によると、小中高校生の約8割が塾などの「私教育」を受けており、費用総額は昨年、過去最多の26兆ウォン(約3兆円)に達した。約2割が月平均で70万ウォン(約8万1千円)を超えるという。もっと多いケースはざらだ。
Q 子育てにお金がかかるということ?
A 教育費の負担は、少子化の要因の一つでもあると指摘されている。韓国の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数)は22年に0・78だった。世界的にも異例の低水準だ。
Q 学歴社会は一朝一夕には変わらない?
A 「過度な学歴重視はおかしい」と疑問視する声は以前からあるが、現実に背を向けることも簡単ではなく、なかなか変わらない。ただ、経済成長のペースが落ちていることや産業構造の変化などもあり、「いい大学」を出たからといって必ずしも望む通りの就職にはつながらないという厳しい現実もある。(ソウル=稲田清英)

子供を一流企業に入社させることによって
一族内での地位を確保するとか昔聞いたことがある
韓国もすごいけどドイツの10歳で決めるのもすごいよな
specificasia
が
しました