(朝日新聞2024/05/03)
 群馬県立公園「群馬の森」(高崎市)から代執行で撤去した朝鮮人追悼碑をめぐり、群馬県が、碑を所有していた市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」に対し、撤去費用として総額2062万円を請求したことが分かった。市民団体側は対応を協議する。

 県は4月18日付で、守る会に対し、代執行費用納付命令書を送付。代執行工事にかかった費用は総額2062万円とし、5月8日までに納付するよう求めている。費用の内訳は記載されていない。

 碑は、県が1月29日に撤去工事を始め、31日には更地にしていた。県は撤去にあたり、工事期間を2週間と想定した上で、撤去費用は概算で3千万円(工事費1400万円、警備費1600万円)と見積もり、守る会側に事前に通知していた。

 約2千万円の納付命令書を受け取った、守る会の藤井保仁事務局長は「工事期間が短くなったため減額されたのだろうか。内訳が示されていないので分からないが、金額を確認したので、こちらも弁護士を交えて対応を話し合いたい」。近く役員が協議するという。

 碑は2004年、植民地時代に軍需工場などで犠牲になった朝鮮半島出身者を悼むために、守る会の前身の団体が570万円かけて建てた。(高木智子)