(ハンギョレ新聞 2024/06/03)
〇哨戒機めぐる交渉の最終局面の争点に…尹政権の反対で合意文に含まれず
韓日政府が1日、5年以上にわたり両国の軍事協力に障害となってきた「哨戒機問題(レーザー照射問題)」の再発防止対策に合意した中、交渉過程で日本側が「自衛隊の旭日旗使用に問題はない」という点を韓国が確認してほしいと求めたという。日本帝国主義が犯した「侵略戦争の象徴」とみなされ、韓国でかなり敏感に反応する旭日旗の公式使用を認めるよう日本側が合意を求めたのは、行き過ぎた要求と言える。
読売新聞は2日付で、「照射問題」と関連し、「韓日交渉の最終局面で争点に浮上したのが日本の自衛艦旗(旭日旗)の扱いだった」とし、「日本側が自衛艦旗の掲揚に問題がないことを確認するよう韓国側に求めたが、韓国側は(哨戒機問題の)合意の見送りも辞さないとして態度を硬化させ、最終的に日本側が合意には盛り込まないことで譲歩した」と報じた。
日本政府が韓国の強い反発を予想しながらも「旭日旗の掲揚」に合意するよう尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に求めたのは、最近の韓日関係の変化を反映している。日本政府の悩みの種だった強制動員被害者賠償などの争点に対し、韓国世論の反対にもかかわらず尹大統領が一方的に譲歩する姿を見せたこと受け、これを機に長年の課題を解決するという構えだ。
韓日軍事協力の拡大を名目に掲げた尹錫悦政権が、前任の文在寅(ムン・ジェイン)政権とは異なり韓国で旭日旗掲揚を許可したことも影響を及ぼした。昨年5月、韓国で開かれた多国間海上阻止訓練「Eastern Endeavor(イースタン・エンデバー)23」に参加するため、日本の海上自衛隊護衛艦が旭日旗を掲揚して釜山(プサン)港に入港した。読売新聞は昨年5月のこの事例を取り上げ、「尹政権は自衛艦旗の掲揚を認めており、『自衛艦旗は支障となっていないとの評価だ』(木原防衛相)と整理した」と強調した。
これに先立ち、文在寅政権時代の2018年10月には、韓国政府が済州(チェジュ)国際観艦式に参加を予定していた日本の海上自衛隊艦艇に旭日旗の掲揚の自制を要請したことで、日本側が強く反発し、参加見送りを通知したこともあった。韓国側は旭日旗を「戦犯旗」、「日本帝国主義侵略の象徴」と捉え、使用を控えるように求めているが、日本側は自国の象徴という立場を貫いている。1998年の金大中(キム・デジュン)政権時代と2008年の李明博(イ・ミョンバク)政権時代も、非常に例外的に海上自衛隊艦艇が韓国海軍主催の国際観艦式に旭日旗を掲揚して出席したことはある。
旭日旗は日本政府が1870年5月、陸軍旗に定めた。横134.2センチ、縦152.5センチの四角の中に太陽を象徴する赤い丸の「日の丸」を中心に周辺に16本の光線を放っている姿だ(十六条旭日旗)。1899年に海軍の軍艦旗としても採択された旭日旗は、陸軍と違い、日の丸の形が左に少し傾いている。その後、日本政府は1954年に自衛隊を作り、自衛隊法施行令を通じて旧日本海軍の軍艦旗を自衛艦旗として採択した。自衛隊法により、自衛隊の船舶は自衛艦旗を日の丸とともに掲揚しなければならない。日本の海上自衛隊艦艇が旭日旗を掲げる理由でもある。東京/キム・ソヨン特派員
| 防衛大臣臨時記者会見(一部抜粋) 日時 令和6年6月1日(土)18:53~19:07 場所 シャングリラホテル 備考 日中、日仏、日カタール、日韓、日星防衛相会談後の木原防衛大臣ぶら下がり会見 Q:レーダー照射とは別なんですけれども、今日の日韓の会談の中で、自衛艦旗、いわゆる旭日旗に関してやり取りがあったかどうか、もし、あったとしたら、その中身を教えてください。 A:今日の防衛相会談、日韓の会談ではですね、自衛艦旗の問題についての議論は行っておりません。ただ、韓国側も昨年5月のPSI訓練に際して、海上自衛隊の艦艇が、自衛艦旗を掲揚することは国際慣例であるということを既に説明したところであり、防衛省・自衛隊としてはですね、2022年の我が国主催の国際観艦式がございました。また、昨年5月のPSI訓練を通じまして、双方の艦艇を用いた交流が実現していることを踏まえて、海上自衛隊が韓国海軍と防衛協力・交流を行う上で、自衛艦旗の問題は支障となっていないと、そういう評価をしております。訓練も十数回トライの訓練もやっておりますし、護衛艦もですね、韓国の港にも入港しておりますから、そういう意味で、もう自衛艦旗の問題は支障となっていないと、そういう評価であります。 |

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