(東亜日報 2024/06/19)
撤去の危機に直面しているドイツ・ベルリンの「平和の少女像」を守るため、ベルリンの区議員たちが永久存置を推進することにした。この少女像は、日本側の撤去要求にも関わらず、2020年9月に設置されてから約4年が経っているが、最近、ベルリンのカイ・ウェグナー市長が撤去を示唆する発言をし、撤去を懸念する声が高まっている。

17日(現地時間)、ベルリンのミッテ区議会によると、多数派の社会民主党と左派党所属の区議員らは最近、区役所に少女像の永久存置を保障する決議案を上程した。議員らは決議案で「少女像がベルリンの共同体の重要なプロジェクトであり、撤去してはならない」との立場を明らかにした。

第2次世界大戦中の性暴力被害者を象徴する他の記念物が建立されても、この少女像に代わることはできないと指摘した。左派党は19日、決議案の採決を翌日に控えて平和の少女像の存置を支持する追悼行事も開くことにした。

少女像は設置直後にミッテ区役所から撤去を命じられた。少女像を設置した在独市民社会団体コリア協議会が仮処分申請を出し、撤去は見送られた。その後、区議会が数回にわたって存置決議案を採択した。

ウェブナー市長は先月、ベルリンと日本東京都の姉妹提携30年を迎えて東京を訪れた。当時、ウェグナー市長は少女像について、特定グループの立場だけを強調してはならないという趣旨の発言をした。また、日本の上川陽子外相と面談した席でも「変化を作ることが重要だ」と発言。これに対しウェグナー市長が日本側に少女像の撤去を示唆した、との解釈が出た。

ベルリン市当局はウェグナー市長の発言について、「少女像問題の解決策を提案した」との立場を示した。これを受け、ベルリンと東京が共同で少女像の撤去を推進する可能性を警戒する声が上がった。


(聯合ニュース 2024/06/19)

 ドイツの首都ベルリン市内にある旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が、設置から約4年で撤去の危機にひんしている。少女像がある同市ミッテ区の区役所は18日(現地時間)、聯合ニュースの取材に対し、像の碑文の修正を巡る協議が不調に終わり設置許可を延長できないとの立場を示した。

 少女像の碑文には、第2次世界大戦当時に日本軍がアジア太平洋全域で女性を「性奴隷」として強制連行し、このような戦争犯罪の再発を防ぐためにキャンペーンを繰り広げる生存者たちの勇気に敬意を表するとの内容が含まれる。慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が寄贈したとも記されている。

 ミッテ区役所は、少女像が設置された2020年9月にもこのような碑文の内容を事前に通知しなかったことを問題視して撤去を命じた。しかし、少女像を設置した現地の韓国系市民団体「コリア協議会」が裁判所に効力停止の仮処分を申し立てたことを受けて撤去命令を保留。少女像設置の特別許可を22年9月28日まで延長し、その後は法的根拠なしに裁量により容認しているとの立場だ。

 区役所は、24年9月に容認期間が満了すればコリア協議会に撤去要請を行うとしたが、同団体は区役所から協議を要請されたことはないとして、「文句の修正をはじめ、すぐにでも協議する準備ができている」と述べた。

 ベルリンの少女像を巡っては、先月東京を訪れたウェグナー市長が「一方的な表現があってはならない」として撤去を示唆。市民団体は区役所に対し、市が干渉すべきではないと反発していた。

 ミッテ区議会は20日、区役所に対し少女像の永久設置を保障し、そのためにベルリン市当局と対話に乗り出すよう促す内容の決議案について議論する。区議会は以前にも同様の決議案を複数回採択したが、法的拘束力はない。