(毎日新聞 2025/01/25)
 奈良県は24日、10月に予定する韓国・忠清南道との日韓交流行事について、当初総額2億7000万以上とした県負担額を3000万円まで圧縮する案を示した。屋外ではなく屋内での開催が前提となる。予算が大きすぎると批判する県議に譲歩する姿勢を見せた。

 県は2024年12月、奈良公園で入場無料のK―POPライブをする案を表明したが、県の負担総額が2億7000万円以上と見込まれることから、県議会が費用対効果を疑問視。2024年度12月議会で一部の議員が補正予算案に反対した他、賛成した議員も有料化や屋内開催を通じて費用節減を求める申し入れ書を山下知事に手渡していた。

 山下真知事は24日、「日本維新の会」や「自由民主党・無所属の会」などの一部議員に対して、予算の削減案を提示。超人気歌手は呼べなくなるが、日韓両方の歌手を呼ぶ形にする。各会派で議論するよう求めたという。【川畑岳志】



(略)山下知事は、12月議会でコンサート費用を含めた補正予算案を可決した県議らから経費削減を求める要望書が提出されたことにも触れ、「議員に納得してもらわないと2月議会で予算が通らない。最終的には申し入れした議員の判断になる」と話しました。

奈良公園で開催する方向性が決まったときの経緯については、「韓国でも日本でも有名なアーティストを招くなら1万人くらいは入れる場所でないと派遣できないという話が(忠清南道側から)あった。奈良では最大1500人の『なら百年会館』しかないので、収容できるのは奈良公園しかなった」と話しました。


奈良公園のK―POPライブ、屋内会場やCFも検討 韓国側と協議

(朝日新聞 2025/01/23)

(略)山下知事は「寄付を募る、開催地を変更するといった形で開催できるよう努力している」と述べた。奈良公園で開催する選択肢もなお残っているとしたうえで、「屋内となれば1500人しか入れず、超人気アーティストは派遣できないと先方から言われる可能性はある」と言及。そうなった場合の判断については、「最終的には私の判断ではなく、(2月議会で)予算が通らなければ開催できないので、議員に最終決定権がある」と述べた。