(聯合ニュース 2025/07/01)
 日本による植民地時代の韓国人徴用被害者、故・李春植(イ・チュンシク)さんが賠償金を受け取ったことをめぐり、韓国警察は30日、私文書偽造などの疑いで李さんの子ども2人を書類送検した。

 長男以外の子ども2人は昨年10月、入院中の李さんの代わりに署名し、韓国政府が示した徴用訴訟問題の解決策受け入れの書類を偽造した疑いがもたれている。

 李さんは昨年10月、解決策を受け入れ、徴用被害者への賠償金を被告の日本企業に代わって支払う政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」から賠償相当額と遅延利息を受け取った。当時、李さんの長男は記者会見を開き、自身は父親が政府の解決策を受け入れたことを知らないとし、父親は正常に意思を示すことができる状態ではなく、手続きに問題があると主張していた。

 警察は子ども2人が賠償金を受け取る目的で、解決策受け入れに反対してきた李さんの意思に反して書類に署名させたと判断した。


(共同通信 2025/06/30)

 韓国南西部・光州の警察は30日、私文書偽造の疑いで元徴用工訴訟の原告、故・李春植さんの子ども2人を書類送検したと明らかにした。地元メディアによると「病院関連の書類」だと偽って李さんに元徴用工訴訟の解決策を受け入れる書類に署名させた疑い。李さんは解決策を受け入れる意思はなかったのに、だまされて受け入れた可能性がある。

 尹錫悦前政権が2023年、日本企業の賠償支払いを韓国政府傘下の財団に肩代わりさせる解決策を発表した当時、李さんは反対していた。昨年10月に受け入れに転じ、賠償金相当額と遅延利息を受領。今年1月に101歳で死去した。


(読売新聞 2025/06/30)

【ソウル=小池和樹】聯合ニュースによると、韓国の警察は30日、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟で日本企業への勝訴が確定した原告男性の子供2人について、私文書偽造などの容疑で書類送検した。男性の意思に反して韓国政府の解決策に同意するとの書類を偽造したとされる。

 同ニュースによると子供2人は昨年10月、認知症で入院中の男性が、韓国政府の解決策に同意して賠償金相当額を申請するとした虚偽の文書を作成した疑いが持たれている。男性は今年1月に死亡したが、韓国政府の解決策を拒否していたという。

 元徴用工訴訟を巡っては、韓国政府が勝訴が確定した原告らに対し、政府傘下の財団が賠償金相当額を支払う方式の解決策をまとめている。これまで原告計67人のうち26人が解決策に同意し、賠償金相当額を受け取っている。