ソウル新羅ホテル、中国当局と「口頭で全館貸し切り予約」「予約金・見積書なし」で結婚式8組・客室112室予約キャンセルしていた【独自】(朝鮮日報 2025/09/30)
【TV朝鮮】(アンカー)

 中国側の要請により、ソウル新羅ホテルは結婚式だけでなく、100室を上回る客室の予約までキャンセルしました。結婚式の予定が変わってしまったカップルは8組もいましたが、中国側が要請から16日後にホテル全館予約をキャンセルしたため、挙式を予定していたカップルの家族や招待客、宿泊予定者も含めると数百人の混乱は避けられません。ところが、中国側に責任を求めることができるような文書はないそうです。どうしてこのような事態になったのか、チャン・ユンジョン記者が独自取材しました。

(記者リポート)

 中国側のソウル新羅ホテル全館貸し切り予約要請は口頭で行われました。

 駐韓中国大使館とソウル新羅ホテルの間で予約金や見積書がやりとりされた事実はないそうです。

 客室を何室使うのか、結婚式が行われる迎賓館をはじめ、どの施設をどんな催しに使うのか、などの要請もないまま、中国側は「全館貸し切り」とだけ伝えたということです。

 このためソウル新羅ホテルで11月第1週の週末に予定していた結婚式のキャンセルを知らされたカップルは、計8組であることが分かりました。

 ソウル新羅ホテル側は数億ウォン(数千万円)の損害を甘んじて受け入れ、別の日に無料で結婚式を行うことにしましたが、再び困惑する羽目になりました。

 全館貸し切りすることになっていたホテルの客室数は462室に達します。

 中国側の要請により、ソウル新羅ホテルは予約済みだった客室112室を全てキャンセルにしました。

 これは全客室数の4分の1に当たる数です。

 同ホテル側は全館予約の過程で韓国政府とのやりとりはなかったと言っていますが、野党・国民の力は「韓国政府は消費者被害の対応に着手すべきだ」と要求しています。

(国民の力の朴洙瑩〈パク・スヨン〉議員)

 「中国政府がこのように大韓民国の国民の重要な日常生活を破壊しているのに、何も言及せず、何の措置も取らないことに対し、本当に相当な怒りを感じています」

 ソウル新羅ホテルは「結婚式をキャンセルさせていただいたご予約客のうち、ご希望の方には再び結婚式が可能になったとのご案内をしています」と言っているが、中国側の心変わりで利用客ばかりが困惑を強いられている状況です。TV朝鮮、チャン・ユンジョンがお伝えしました。
(2025年9月29日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)


(中央日報 2025/09/30)

10月31日、慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)で開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の期間、国家行事の日程を理由に予定されていた結婚式を取り消していたソウル新羅ホテルが、最近、予約者らに「既存の日程どおりに式を挙げることができる」と案内したことが分かった。

9月29日、ホテル新羅などによると、ソウル新羅ホテルは取り消しを通知していた顧客に「元の日程または変更された日程どおりに結婚式を挙げることが可能だ」という事実を案内した。

当初、新羅ホテルが理由に挙げた「国家行事日程」は、中国の習近平国家主席一行がAPEC首脳会議期間に滞在する意向を伝えてきたためとされる。中国側が10月31日から4日間、新羅ホテルの宴会場と客室を貸し切って使用しようとしたとされる。習主席が慶州で開かれるAPEC首脳会議に出席した後、ソウルで韓中首脳会談を開催する可能性があるとの観測も出ていた。

新羅ホテルは既に結婚式を予約していた消費者に対し「国家行事が予定され、その期間の結婚式取り消しはやむを得ない」という立場を伝えていた。新羅ホテルはこの期間中、客室予約も受け付けなかった。結婚式の日程を変更した消費者に対しては費用を支援するという立場だった。挙式費用は花の装飾などのオプションによって差があるが、通常1億~2億ウォン(約1060万円〜2120万円)程度とされる。

しかし最近、中国側が該当期間の宴会場と客室予約を取り消したと伝えられた。これにより新羅ホテル側は、当初予約した日程で結婚式を行えると改めて案内した。新羅ホテル関係者は「国家行事日程の変更や取り消しの有無は明らかにできない」としつつ、「挙式日程を変更した新郎新婦には約束どおり違約金や挙式費用などを支援するが、当初の予約日に再度変更する場合には支援を行わない」と明らかにした。