(東京新聞 2026/08/07)
 東京都の小池百合子知事は7日の定例記者会見で、関東大震災直後に虐殺された朝鮮人犠牲者らを追悼する9月1日の式典に、今年も追悼文を送付しない意向を示した。小池知事は就任1年目の2016年は送付したが、2017年から送っておらず、今年で10年連続になる。

 式典は都立横網町公園(墨田区)で営まれる。知事は東京新聞の質問に、「毎回同じようにお答えしている。(都慰霊協会が主催する)大法要で全ての方たちに対して慰霊を行っている」と送らない理由を説明。同協会は毎年、東京大空襲の3月10日と関東大震災の9月1日に、同じ横網町公園内で犠牲者を慰霊する大法要を続けており、知事は春は出席、秋は追悼の辞を寄せている。

 追悼文を巡っては石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一ら歴代の知事が送っていた。(佐藤航)


(朝日新聞 2026/08/07)

 東京都の小池百合子知事は7日、関東大震災時に虐殺された犠牲者を含む朝鮮人の追悼式典に、今年も追悼文を送らない意向を示した。小池氏が追悼文を送らないのは2017年から10年連続。

 大震災が起きた9月1日に東京都墨田区の都立横網町公園内にある都慰霊堂で大法要が開かれている。朝鮮人の追悼式典は例年、同じ公園内にある追悼碑前で開催され、歴代の知事は追悼文を送っていた。小池氏はこの日の定例記者会見で追悼文を送るかどうか問われたのに対し、「毎回同じようにお答えをしている。大法要で全ての方々に対しての慰霊を行っている」と述べ、自身の対応を続ける方針を明らかにした。

 1923年9月1日の関東大震災の発生後、混乱のなかで「朝鮮人が毒薬を井戸に投じた」などの流言が広がり、自警団や警察によって多くの朝鮮人が虐殺された。(寺沢知海)



(東京都 2026/08/07)一部抜粋

【記者】東京新聞の佐藤と申します、よろしくお願いします。少しまだ先の話になるんですが9月1日の関東大震災の関係の式典についてちょっとお尋ねをいたします。今年もですね、いわゆる震災後に虐殺を受けた朝鮮人の犠牲者などの追悼する式典が計画されているということなんですけれども、知事これまでその追悼文を団体から要請を受けて追悼文を送るか送らないかという判断の中でこの9年ですね追悼文の送付を見送って来ておられると思うんです。けれども今年9月に関して今現時点でお考えがもし決まっていらっしゃいましたらお伺いできますでしょうか。

【知事】これについては毎回同じようにお答えをいたしております。春の、春季(及び秋季慰霊)大法要のところで全ての方々に対しての慰霊を行っているところでございます。はい、ありがとうございました。