(朝日新聞 2026/09/25)
 中国の薛剣・在大阪総領事が24日、大阪市内で開かれた中国の国慶節(建国記念日)を祝うレセプションであいさつし、「今日の日本が反中・嫌中という点において、すでに特別な世界チャンピオンになってしまった」と発言した。

 国慶節は10月1日で、今年は建国77年にあたる。中国駐大阪総領事館がX(旧ツイッター)でレセプションでの発言内容を明らかにしている。その中で薛氏は、両国の関係が国交正常化以降、「これまでにない厳しい局面に直面している」とした上で、「日本側は中国を『これまでにない最大の戦略的な挑戦』とみなしている」と主張。日本国民が中国に対するネガティブな話題ばかり聞かされ、中国を実際に訪れ発展や変化を体験する機会が著しく不足していることで「反中・嫌中世界チャンピオン」になってしまったとした。

 その上で、中国は「排斥すべき脅威などではない」と強調。民間の交流を促進し、「より多くの日本の一般国民が、自ら中国を訪れ、偏見の足かせや情報の繭を打ち破り、全面的で客観的かつ理性的で友好的な対中認識を一日も早く形成」することで、関係正常化へ導いていきたいとした。

 薛氏は昨年11月、高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁をめぐり、「汚い首は斬ってやるしかない」とXに投稿。日本外務省が中国側に抗議していた。