【社説】フィリピン支援隊派遣で分かった韓日の違い
(朝鮮日報 2013/11/21)
強力な台風30号がフィリピンを襲ってから12日が過ぎた。死者・行方不明者数は5600人を超え、3億ドル(約300億円)近い財産被害が出た。生き残った人々も食糧・飲料水不足のためがれきの山をかき分け、埋まっている水道管を破壊しているという。フィリピン一国だけでは到底、背負い切れないほど途方もない大災害だ。
安倍晋三首相は台風被害が明らかになった二日後の10日、フィリピン大統領に「あらゆる支援をする用意がある」と述べ、専門家を派遣した。その翌日には日本政府の報道官に当たる官房長官が「フィリピン政府からの要請があれば、医療支援などのため自衛隊を迅速に派遣できるよう政府内で調整している」と発表した。フィリピン政府はすぐに日本の申し出を受け入れ、安倍首相は13日、自衛隊員約1000人の派遣を指示した。これにより、17日と18日に自衛隊艦艇3隻と航空機16機、医療・工兵要員1180人がフィリピンに向け出発した。
日本は第2次世界大戦時にフィリピンを侵略・占領し、フィリピンではゲリラ戦で対抗した。
つまり、両国は敵対関係にあったのだ。
これに対し、フィリピンは6・25戦争(朝鮮戦争)時に5歩兵大隊7420人を韓国に派兵した。このうち112人が死亡、57人が行方不明となり、299人が負傷した。
真っ先に支援の手を差し伸べなければならないのは韓国の方なのだ。
しかし、韓国国防部(省に相当)は18日になってやっと「フィリピンが韓国軍派遣を要請した場合に備えて工兵・医療隊の派遣を検討している」と表明した。同日までに外交部がフィリピンと派遣問題を話し合った形跡もない。与党セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表は20日「政府がフィリピンへの軍隊派遣に同意を要請したら、国会は速やかに処理しなければならない」と述べた。今後フィリピンから派遣要請を受け、政府が同意案を送れば、国会が審議して処理しなければならない。こうした手順を全て経れば、一刻を争うフィリピンの緊急救援状況はすでに終息している可能性が高い。
韓国の対応がこのようにもたついているのは、あらゆる海外派兵に対し国会の同意を得なければならない現行法のためだ。米国・ドイツ・フランスでは災害救援のための海外派兵は議会の事後承諾を得ればいいようになっており、日本は国会の同意なしに自衛隊を派遣できる。韓国も交戦地域ではなく被災地に軍隊を送る場合は国会の同意を得なくてもいいよう、迅速に法改正する必要がある。
現在の韓日間の最大の争点は、日本が再武装を可能にするため平和憲法を改正しようとし、集団的自衛権の行使を推進していることにある。反対する国は韓国と中国しかない。米国・欧州連合(EU)・英国・ロシア・オーストラリアはもちろん、日本が第2次世界大戦時に直接被害を与えた東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国も日本を支持している。
日本は首相がASEAN諸国の全てを歴訪、今回のフィリピンのように大災害が発生した際には速やかに支援して外交的資産を着実に築いてきたため、それが奏功しているということだ。その一方で韓国の対ASEAN外交には深刻なブランクがあることを、今回の件は如実に示している。
あいかわらず国内問題を解決するために、「あの日本でさえやれているのに・・・」、「あの日本がわが国より先に・・・」など引き合いに出すことが最も効果的なようですね。
被害規模からしてフィリピンが最も報道されるのはあたりまえとして、パラオ〔人口:20,609人(2011年、世界銀行)、面積:488平方キロメートル(屋久島とほぼ同じ)〕のことも報じてほしいですね。
| パラオにおける台風30号の被害に対する緊急援助 (外務省 2013/11/15) 1 本15日,我が国政府は,パラオ共和国における台風30号の被害に対し,同国政府からの要請を受け,国際協力機構(JICA)を通じ,200万円相当の緊急援助物資(発電機,スリーピングパッド等)の供与を実施することを決定しました。 2 パラオ共和国では,11月7日早朝に通過した台風30号による甚大な被害が発生し,8日,レメンゲサウ大統領により国家非常事態宣言が発出されました。パラオ政府(11日現在)によれば,被害が大きかったカヤンゲル州では,ほぼすべての住居や公共施設が全壊し,電気・水道が復旧しておらず,コロールやバベルダオブ島では,がれきで道路が封鎖され,一部の地域では,医療機関等へのアクセスが困難な状況にあります。 3 我が国は,パラオ共和国政府の要請を踏まえ,我が国とパラオ共和国との友好関係にも鑑み,被災者に対する人道的支援のため,同国に対し緊急援助を行うこととしました。 |
| ■台風30号パラオ被害状況と義援金受付開始について (パラオ政府観光局 2013/11/19) 今月上旬に発生しフィリピンに大きな被害を与えた台風30号(英語名:ハイエン)は、パラオ北部地域のカヤンゲル島(人口70名弱)等に大きな被害をもたらしました。幸い死者は出ておりませんが、被害にあった箇所の復旧まで時間を要します。観光に関しては、カヤンゲルツアーが中止されていますが、その他については平常通り催行されています。 在京パラオ大使館は、台風30号の被害に対する義援金の受付を開始することを決めました。 ◆現金書留 〒160-0001 東京都新宿区片町1-1 パレクリスタルビル201 パラオ共和国大使館 電話:03-3354-5500 ◆お振込み先 三菱東京UFJ銀行 四谷支店 普通口座 0172126 パラオキヨウワコクタイシカン (パラオ共和国大使館) 義援金に関するお問い合わせは在京パラオ大使館までお願いいたします。 パラオ共和国大使館 電話:03-3354-5500 E-mail:hideo@palauembassy.jp |
首相官邸に対するご意見・ご要望(首相官邸サイト)
外務省に対する御意見・御感想(外務省サイト)
MAMOR (マモル) 2014年 01月号 [雑誌]

J Ships (ジェイ・シップス) 2013年12月号

R10 地球の歩き方 リゾート パラオ 2013~2014 (地球の歩き方リゾート)
by G-Tools
