中国当局機 尖閣周辺で領空侵犯
(NHK 2012/12/13)
13日午前11時すぎ、中国の国家海洋局に所属する航空機が沖縄県の尖閣諸島の周辺の領空に侵入しました。
航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進をするなど対応しましたが、防衛省によりますと、この航空機はすでに領空の外に出ていたということです。
13日午前11時6分ごろ、沖縄県の尖閣諸島の魚釣島の南およそ15キロの日本の領空を中国の国家海洋局に所属する固定翼機1機が飛行しているのを海上保安庁の巡視船が見つけ、防衛省に通報しました。
これを受け、航空自衛隊那覇基地からF15戦闘機8機と早期警戒機がスクランブル=緊急発進をして対応しましたが、現場に到着したときには、この航空機はすでに領空の外に出ており、防衛省によりますと、自衛隊機による警告は実施していないということです。

中国機の領空侵犯は初めて
中国当局の航空機が日本の領空を侵犯したのは今回が初めてです。
防衛省によりますと、記録がある昭和42年以降、これまでに外国の航空機が日本の領空を侵犯したのは合わせて34回です。
このうち、33回が冷戦時代の旧ソビエト機や今のロシア機によるもので、その現場も多くが北海道や対馬海峡の周辺でした。残りの1回は台湾機によるもので、平成6年、尖閣諸島周辺の領空を侵犯しました。
中国当局の航空機が日本の領空を侵犯したのは今回が初めてです。

海上保安庁も確認
海上保安庁によりますと、最初に中国当局の航空機を確認したのは尖閣諸島で警戒に当たっていた巡視船で、午前10時40分ごろに魚釣島周辺の上空を飛ぶ航空機1機を発見したということです。
この航空機は中国国家海洋局所属の固定翼機で、機体には海洋監視船と同じ「中国海監」という文字が記されていたということです。
海上保安庁では、午前11時6分ごろの時点で、この航空機が魚釣島の南およそ15キロの領空に侵入していることを確認したということです。
その後、航空機は午前11時10分ごろに魚釣島の北東の方向に飛び去り、巡視船の視界から消えたということですが、この際に巡視船が無線を使って「わが国の領空内に侵入しないよう飛行せよ」と警告したところ、航空機からは「ここは中国の領空である」という回答があったということです。


中国“海空連携でパトロール”
(NHK 2012/12/13)
中国の国家海洋局に所属する航空機が沖縄県の尖閣諸島の周辺の領空を侵犯したことについて、国家海洋局は、ホームページで「海と空で連携して立体的なパトロールを展開したものだ」としています。
これは、国家海洋局がホームページ上で発表したもので、このなかで「北京時間のきょう午前10時ごろ、航空機の中国海監B-3837が、われわれの島の領空に到達し、島の領海内で巡視活動をしている4隻の海洋監視船と合流して海と空から立体的なパトロール活動を展開した」としています。
また、「この活動では、日本側に対して中国の権利を守るための呼びかけを行い、中国政府の厳正な立場を表明し、日本側の船舶に対して、すぐに島の領海から出るよう要求した」としており、今回の領空侵犯について、中国側は自国の権利を守るための正当な活動だと主張しています。
中国海洋監視船が領海を出る
(NHK 2012/12/13)
沖縄県の尖閣諸島の沖合で13日午前、中国の海洋監視船4隻が日本の領海に侵入し、いずれもおよそ6時間後に領海を出ました。
中国の海洋監視船が尖閣諸島沖の日本の領海に侵入したのは3日連続で、海上保安本部は、再び領海に近づかないよう警告と監視を続けています。第11管区海上保安本部によりますと13日午前9時ごろ、尖閣諸島の魚釣島の南西およそ22キロの海域で、中国の海洋監視船4隻が日本の領海に侵入しました。
4隻はおよそ6時間にわたって領海内で航行を続けたあと、午後3時15分までにいずれも領海を出たということです。4隻は午後3時半現在、尖閣諸島沖の日本の領海のすぐ外側にある接続水域で航行を続けているということで、海上保安本部が再び領海に近づかないよう、警告と監視を続けています。
中国の海洋監視船が尖閣諸島沖の日本の領海に侵入したのは3日連続で、ことし9月に政府が島を国有化して以降、17回目です。
一方、尖閣諸島の久場島沖の接続水域にとどまっていた中国の漁業監視船1隻は、午前10時ごろに接続水域を出たということです。
中国外務省報道官“飛行は当然”
(NHK 2012/12/13)
中国の国家海洋局に所属する航空機が沖縄県の尖閣諸島の周辺の領空を侵犯したことについて、中国外務省の洪磊報道官は、13日の定例会見で「島は中国の固有の領土であり、中国の航空機が周辺で飛行することは当然だ」と述べました。
そのうえで、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進したことなどについて、「中国は、日本に対し、島の海域と空域で不法な活動をやめるよう要求する」と述べました。




政府 領空侵犯受け中国に抗議
(NHK 2012/12/13)
藤村官房長官は、総理大臣官邸で、記者団に対し、13日午前、沖縄県の尖閣諸島周辺の領空に中国当局の航空機1機が侵入し、中国側に抗議したことを明らかにしました。
この中で、藤村官房長官は、13日午前11時6分ごろ、沖縄県の尖閣諸島の魚釣島の南およそ15キロ付近の日本の領空を中国国家海洋局所属の航空機1機が飛行しているのを海上保安庁の巡視船が確認したことを明らかにしました。
この航空機に対して、海上保安庁の巡視船が領空内に侵入しないよう通告したほか、航空自衛隊のF15戦闘機などが緊急発進し、対応に当たった結果、航空機は既に領空の外に出ているということです。
これにについて、藤村官房長官は「領空侵犯が行われたことは極めて遺憾であり、外務省から中国側に厳重に抗議した。野田総理大臣からは、緊張感を持って警戒・監視に当たるよう指示があり、関係省庁の局長級会議を開くなどして、情報共有している」と述べました。
さらに、藤村官房長官は「日本としては、いかなる状況でも冷静に対応する方針だが、わが国の主権を侵害する行為に対しては、国内法令に基づいて引き続き断固として対応していく」と述べました。
領空侵犯機 レーダーで捕捉できず
(NHK 2012/12/13)
尖閣諸島周辺で中国当局の航空機が領空侵犯したときの対応について、自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は、自衛隊のレーダーで捕捉できず、戦闘機を緊急発進させたものの確認できなかったことを明らかにしました。
航空自衛隊は、各地のレーダーサイトで日本周辺の空を常に監視し、領空侵犯のおそれがある外国機に対しては戦闘機を緊急発進させるスクランブルを行っています。
今回について、岩崎統合幕僚長は、13日の会見で「自衛隊のレーダーでは捕捉できておらず、海上保安庁から防衛省に連絡があった」と述べ、自衛隊のレーダーで捕捉できなかったことを明らかにしました。
そのうえで、「戦闘機8機を緊急発進させたが、現場に到着したときには、中国機を確認できなかった。中国機がどの程度の時間、領空を侵犯したかや、飛行ルートなどについては確認できていない」と述べました。
レーダーで捕捉ができなかった理由について、岩崎統合幕僚長は「相手の飛行機の大きさや、高度、距離などさまざまな可能性が考えられるが、現時点で原因は判明していない」と述べました。
どうせ冷え込んでいる日中関係ですから、新政権には中途半端な関係改善を模索するより、国立公園をつくるなり水産業や資源開発に着手するなりして欲しいですね。
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ついでに航空自衛隊の作戦機数を増やしてほしいものです。