中国鉄道事故死者35人に…「落雷で設備故障」
(読売新聞 2011/07/25)
中国東部・浙江省温州で23日夜発生した高速鉄道の衝突、脱線事故で、鉄道省の王勇平報道官は24日深夜、当地で記者会見し、死者が35人、負傷者が192人になったことを明らかにした。
負傷者のうち132人が入院中だという。上海の日本総領事館によると、死傷者に日本人が含まれているとの情報はない。また、当局は同日、大破した車両を高架から下に落とす方法で撤去作業を行った。
原因調査に伴う車体の検証に影響しかねないとの懸念もあり、中国のインターネット上では「現場検証も十分行わずに、証拠隠滅をするのか」などの批判も出ている。
新華社電などによると、事故は、北京発福建省福州行きの高速鉄道列車D301号(16両編成)が、付近での落雷のため高架上で停車していた浙江省杭州発福州行きの高速鉄道列車D3115号(16両編成)に追突、301号の先頭4車両が脱線し、約25メートル下の地面に落下した。事故を起こした列車の車両は川崎重工業の技術供与で製造された「CRH2」型とカナダのボンバルディア社による「CRH1」型。
鉄道省は、事故原因について「落雷による設備故障」とのみ公表し、詳細は「調査中」としている。ただ、大手車両メーカー「中国南車」幹部は読売新聞に対し、「いずれの車両も技術的にかなり完成度が高い」として車両故障の可能性を否定。信号システムに問題があって停止命令が後続の列車に伝わらず、追突に至った可能性を指摘した。
事故車両の運転席、当局が現場の穴に埋める
(朝日新聞 2011/07/25)
中国浙江省で23日夜に起きた高速鉄道の追突・脱線事故から一夜明けた24日早朝、中国当局は、追突したとみられる車両の運転席部分を、現場に掘った穴に埋めてしまった。事故から約半日後の24日午前4時半過ぎ、現場に入った記者が一部始終を目撃した。
夜明け前。現場では、落下した1両の車体が、一部は地面に突き刺さり、高架に寄りかかるように立っていた。わきの地面の上では、追突した後続列車とみられる先頭車両が、真っ二つになっていた。切断部分は鉄板や部品がめくれ、後ろ半分は原形をとどめていなかった。

空が明るくなり始めた午前6時ごろ、7台のショベルカーがすぐ横の野菜畑に穴を掘り始めた。深さ4~5メートル、幅も約20メートルと大きい。午前7時半過ぎ、ショベルカーがアームを振り下ろし、大破した先頭車両を砕き始めた。計器が詰まっている運転席も壊した。そして残骸を、廃棄物のように穴の中に押しやってしまった。
脱線車両運転席、畑の穴で粉々に 中国、一夜明けすぐに
(朝日新聞 2011/07/25)
中国浙江省温州市で23日夜、追突・脱線事故を起こした北京南発・福建省福州行き高速鉄道の運転席は翌朝すぐ、横の野菜畑に掘られた穴に捨てられた。

作業員は重機のアームを何度も振り落とし、計器が入った運転席を細かく粉砕した。
先頭車両の運転席部分の撤去は、高架橋から落下して損傷した車両の中で最も早く始まった。重機数台がアームで車体を転がしながら穴に投棄。運転席の内部を細かく検証する様子は見られなかった。
中国高速鉄道:事故車両の“埋葬”で上海鉄道局「くず鉄だ」
(サーチナ 2011/07/25)
23日夜に浙江省温州市内で発生した高速鉄道車両の追突事故で、現場では24日、重機で土を掘り車両を埋める作業が始まった。中国のインターネットでは「事故原因を隠すための“埋葬”ではないか」との声が広まった。上海鉄道局の関係者は「事故原因の究明には役立たない。もはや、くず鉄だ」などと話した。捜狐などが報じた。
重機約10台が24早朝、現場に到着した。当初は事故車両をどけて、下敷きになっている可能性がある遺体や証拠品を捜索するとの見方もあったが、車両に手をつけずそばに大きな穴を掘り始めた。作業員は「上部が手配した。車両を埋める」と説明した。
インターネットでは、「事故原因を隠すための“埋葬”ではないか」との声が広まった。
上海鉄道局の技術部門の責任者は「事故原因は、回収したブラックボックスや、鉄道施設に残されているデータで解明できる」と説明。「事故車両は、原因解明の助けにならない。もはや、くず鉄だ。整理するのは、事故処理では普通のことだ」という。
中国政府・鉄道部の王勇平報道官は24日の記者会見で、「現場は非常に複雑な状況だ。坂の下に泥地があり、作業を難しくしている。車両の一部を埋めて土でふたをして、危険を取り除く」と説明した。
鉄道部の列車事故会見に記者の不満爆発、会場騒然―中国
(サーチナ 2011/07/25)
23日夜に浙江省温州市で発生した高速鉄道列車追突事故について、鉄道部は24日夜に記者会見を開いた。事故原因や安全問題について明確な回答が避けられたことが記者の不満を買い、会場は大荒れの様相を呈した。杭州網が会見の内容を掲載した。
王勇平報道官ら関係者による謝罪から始まった会見では、記者から事故処理状況や原因、安全に関する質問が次々と出た。
事故車両の撤去作業で、ネット上で「証拠隠しのために列車を埋めている」との声が多数挙がっていることについて「車体は埋めていない。作業をスムーズに行なうために、先頭部分を地面に差し込んだのだ」と釈明した。
救援活動が一段落し、現場にはすでに生命反応がないと再三発表した後で幼児が発見されたことへの指摘には「これは奇跡だ」と回答、会場は騒然とした。さらに救助打ち切りのタイミングが適正だったかを追求されたが、「回答できない」と明言を避けた。
鉄道部は会見を約30分で終了させたが、記者たちは王報道官を囲んで質問を浴びせかけた。その後の質問には全く回答しなかった王報道官らに対して「鉄道部は安全というものを知っているのか」と叫ぶなど会場は混乱。「負傷する記者も出た」と杭州網は伝えた。
鉄道事故に絡めた政権批判、ネットから次々削除
(読売新聞 2011/07/25)
「高速鉄道の無軌道な大躍進に伴う弊害や鉄道の管理系統の不備が表面化した」
中国のインターネットでは24日、高速鉄道の計画を急速に進めた鉄道省に非難が殺到。特に、汚職事件で今年2月に解任された劉志軍・前鉄道相に対しては、「今回の事故を招いた張本人だ」と攻撃が集中した。
胡政権は、功績を誇示するための高速鉄道が、事故をきっかけに体制批判に結び付くことを強く警戒している。実際、事故に絡め政権を批判する意見がネット上から次々に削除された。
国営メディアは、陣頭指揮に当たる張徳江副首相が病院で負傷者を見舞う様子を伝え、政権の素早い対応を盛んに宣伝している。
高速鉄道が運行再開=車両埋め「証拠隠滅」の批判も-中国
(時事通信 2011/07/25)
新華社電によると、中国浙江省温州市で23日夜に起きた高速鉄道追突・脱線事故で、不通となっていた寧波-温州の路線が25日午前、事故から1日半ぶりに復旧し、一部の高速鉄道列車の運行が再開された。(略)
(* ̄- ̄)人 i~ 合掌
まさか、事故車両をそのまま埋めるとは、想像を絶する事故処理方法ですね...

さすがチャイナクオリティー。