(コリアンスピリット 韓国語 2015/04/06)

教皇ヨハネ23世(在位1958~1963)はイタリアの北部都市ベルガモ出身の第261代教皇である。1963年に教皇としては初めてタイムズ紙の表紙に載せられたことがあり、2000年に諡福(列福)され聖人として推戴された(2000年に列福され福者に、2013年に列聖され聖人に)。『優しい教皇(Papa Buono)』という愛称と子供のような純真な微笑で良く知られた人物である。子供を特に愛した。第2次世界大戦中にユダヤ人数百万人の避難を助け、イスラエルでは2014年に教皇逝去50周年を迎えて大々的な行事を開催した。ヨハネ23世は通りに直接出て逼迫した弱者に会って愛がいっぱいな素朴なおじいさんというイメージを残した。現在のフランチェスコ教皇とも肩を並べる。彼は第2バチカン公会議を招集し、1963年に会則『地上の平和』を発表して大きな足跡を残した。

教皇ヨハネ23世はまた、遺品として巨大な地球儀を残した。教皇は1958年の就任以来、地球儀を手に入れてほしいとバチカン事務局に2年間せがんだという。だが、バチカン事務局はいつも断った。地球儀は学校で使う校具なので教皇の接見室にはふさわしくないという理由であった。

1960年6月25日、布教団体である神言会が地球儀を教皇に贈った。周囲が4メートルを越える巨大なものであった。ついに地球儀を得た教皇はずっと「本当に美しくないか?」と言いながら大きく満足したという。教皇はバチカンに外国の使節団が来るたびに「どこから来ましたか?」と言いながら地球儀で使節団の出身国を確認した。このように教皇の地球儀は対話を始める手段であり、外賓面会用として使われた。

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▲バチカン接見室で地球儀を眺める教皇ヨハネ23世。

教皇ヨハネ23世の地球儀は生前にいつも口癖のように話した「全世界は私の家族だ(Tutto il mondoela mia famiglia)」という言葉をそのまま反映する遺品になった。

この地球儀はイタリア,ベルガモにある教皇ヨハネ23世博物館に所蔵されている。

地球儀の製作年度は正確に明示されていないが、いくつかの根拠から時期を推し量ってみることができる。我が国が分断以前の姿で表示された点からみて1950年前後に製作されたと推定される。当時の全世界教区が詳細に表示されており、その頃のカトリックの歴史を一目で把握でき、カトリック史に価値が大きいと評価される。教皇ヨハネ23世博物館に所蔵されたすべての遺品のうち、教皇が特に惜しんだ愛蔵品として記憶される地球儀は半世紀が過ぎる間の歳月の痕跡でかなり損傷している。

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▲教皇23世が愛用した地球儀

これを我が国の伝統韓紙で復元する作業が進行される。この程の修復作業は我が国の駐ミラノ総領事館の韓紙ワークショップで委員会に参加したChiara Fornaciariバチカン博物館首席修復家が地球儀復元の必要を提起して始まった。これを受け入れて教皇ヨハネ23世財団で地球儀復元を発注し、多数の修復家が提案書を提出した。

その中の韓紙を活用して復元するというネッラ・ポッジ(Nella Poggi)の提案書で最終決定された。現在、復元作業が進められており、教皇ヨハネ23世博物館は4月末に同復元作業を公式に発表する記者会見を準備中である。

Chiara Fornaciari修復家はどうしてワークショップに参加したのだろうか?

我が国の外交部(省に相当)は、丈夫で長期間保存がきき、滲み現象が少ない私たちの韓紙が古文書および古絵画復元に優秀な材料という事実に着眼し、ミラノ、ローマなどで一連の韓紙広報行事を開催してきた。

駐ミラノ総領事館が去る2014年6月にイタリアとヨーロッパの中堅修復家を対象に開催した『韓紙ワークショップ』に参加した修復家は自発的に『Group 130°』という韓紙同好会を結成し、韓紙を利用した復元作業を続けて行きながらイタリアなどヨーロッパ内で韓紙広報を積極的に繰り広げてきた。

駐ミラノ総領事館は2014年6月、『韓紙を活用した古文書復元案に関する国際ワークショップ』を開催して復元専門家たちに韓紙の修復能力を試演した。

同年11月29日から12月8日にはヨーロッパ最大規模の職人製品博覧会であるミラノ『職人博覧会(L’artigiano in Fiera)』で全州市と韓紙産業支援センターとともに『韓紙展示会』を開催した。この展示会で韓紙輸出契約が初めて実現した。

駐イタリア大使館は昨年10月、『韓紙と文化財復元に関する韓‐イタリアシンポジウム』を開催した。

駐ミラノ総領事館は昨年12月末、イタリア屈指の産業研究センターであるイノベハブ(InnovHub)と共同で韓紙の文化財復元用途に関する適合性テストを行った。イノベハブは、韓紙とイタリアの文化財復元で実際に使われている和紙(韓紙 水漉紙(手漉紙)5枚および改良用ロール紙1枚、日本和紙 水漉紙(手漉紙)2枚)を比較して酸化度、耐久性、太さ、明るさ、持続性などの側面で物理、化学、数学テストを施行して得た資料(Raw Data)を『Group 130°』で分析した。

このテストで韓紙が8千年ももつ可能性があり、文化財復元に卓越した条件を備えているという結果が出た。

イノベハブは試験結果をこのように説明した。

〈韓紙は非常に多彩な用途で活用可能で、安定的で堅牢な性質(very versatile,stable,strong and resistant)を持つ。酸化度(ph)の程度により最長8千年まで持続可能である。これに反して日本和紙は1,750年の持続で、韓紙が4倍以上長く持続する。古文書、古書画などの伝統文化遺産だけでなく羊皮紙、革、写真など様々な分野で活用可能で、改良すれば場合、壁画などにも十分に活用可能である。〉

ヨハネ23世の地球儀復元を引き受けたNella Poggi修復家は「適合性テストの結果、韓紙は耐久性が8千年に達して、現在イタリア市場で扱われている日本和紙の耐久性を凌駕するものと評価された」と言及した。

上記のテストの結果は、4月8日から10日まで開催されるロンドンのアダプティブ・アンド・エボルブ(Adaptive&Evolve)国際会議で『韓紙を利用した復元と新技術』という題名で初めて公開される予定である。アダプティブ・アンド・エボルブ国際会議は、最近10年間開催されている世界最大規模の文化財復元用紙に関する重要な国際会議である。これまで文書修復家は和紙に関する議論を主にしてきたが、今回は『Group 130°』所属の一部イタリア修復家がこのテスト結果を発表する予定だ。Paolo Calviniヴェネツィア大学化学科教授、Chiara Fornaciariバチカン博物館文書修復チーム長、イタリア文書修復家であるLaura Barzaghiの3人が『Group 130°』を代表して発表する予定だ。

一方、教皇庁内のバチカン博物館も韓紙に関心を見せて、5月8日(金)にバチカン博物館で駐イタリア大使館、駐教皇庁大使館、駐ミラノ総領事館の3公館が支援する韓紙を利用した復元に関する国際会議が開催される予定だ。

駐イタリア大使館は、イタリア文化財復元界で最も公信力があり、影響力がある機関である『国立図書病理学研究所(ICRCPAL)』(訳不明。たぶん「Istituto Centrale per il Restauro e la Conservazione del Patrimonio Archivistico e Librario」(アーカイブ・書籍. 資料保存修復中央研究所)と思われます)と、文化財復元に関して韓紙の適合性に関する精密分析および実際の適用テスト実施計画を協議している。(機械翻訳 若干修正)

先日の記事↓のもう少し詳しい記事です。
2015年04月02日