(文化日報 韓国語 2019/09/06)

チョン・ボムジン[鄭釩津]慶煕大学原子力工学科教授

日本外務省は去る4日、東京駐在22か国の外交官を庁舎に招待して福島第1原発の汚染水現況に関し説明した。こうした説明会を開いたのは今回で103回目という。これは最近、韓国政府が福島放射能水問題を提起しているのと無関係ではないだろう。

最近、国内では日本の放射線に関連したニュースが目立って増えている。東京でホットスポット(放射線のレベルが高く現れた部分)が発見されたという話もあり、福島のあずま野球場で基準値の2倍に達する空間放射線が測定されたともいう。また、福島の放射能汚染水の太平洋放流についての報道もある。さらに、福島産食材の使用と関連して2020東京オリンピックボイコットの話も出ている。

日本のブロガーが発見したという東京都の水元公園[葛飾区]の4か所のホットスポットは言葉どおり一点だ。ホットスポットを少しだけ外れても放射能は測定されない。セシウムは水によく溶けて土に吸着をよくするので雨水に溶けて流れて1かケ所に集まったのだ。このようなホットスポットは、去る2011年の福島原子力発電所事故以降、頻繁に発見されているが、単にこの事実だけで日本全体を旅行制限区域と宣言する理由はない。韓国全域の環境放射能をリアルタイムで知らせるアプリと類似のセーフキャスト(Safe cast)でリアルタイムに報道する東京の空間放射線量は、ソウルと大同小異か、より少ない。

福島の野球場で部分的に0.5μSv/h(時間あたりマイクロシーベルト)という空間放射線量が測定されたことに大げさに騒ぐが、福島県の空間放射線量はソウルより低い。また、数値に慣れてない人は旅客機の空間放射線量がそれの10倍になるという点も知れば役に立つだろう。

東京電力は福島に保存されている放射能汚染水量と放射能濃度を定期的に公開する。福島原子力発電所の放射能水の保存と処理に関し、去る7月29日に配布した第412回報告書によれば、汚染水が約105万tだが、ここにあるセシウム137の総量は4.2×10の11乗ベクレル(Bq)で、2011年の事故時の排出量の0.003%程度だ。

福島原子力発電所事故の時も排出された放射能汚染水が韓国に影響を及ぼすことを懸念したが、有意味な影響は現れなかった。以後、これまで毎年40か所余りの海洋水を抽出して測定しているが有意味なセシウムは測定されなかった。

ところが、今保存されているセシウム総量はその時の0.003%なのに、これを持って大げさに騒いでいるのだ。保存されている三重水素[トリチウム]の量も1.0×10の15乗Bqで、地球上に自然的に存在する三重水素7.0×10の19乗Bqの0.014%に過ぎない。

また、日本がこの保存水を放流すると言ったのでもない。海洋放流計画も2015年に樹立された5つの案の一つで、厳格な安全基準で管理される。グリーンピースが提起した福島放射能汚染水放流に関する報道は、国際ニュースでは検索できない。韓国のニュースでだけ出るという事実も国民は知るべき点だ。

日本政府が、簡単に測定できる放射線数値を置いて国際社会をだますことはできない。ところが、韓国が非科学的な主張で福島放射能水放流問題を外交問題としたり、反日の道具とするならば、韓国だけ国際的に孤立する可能性がある。

表向きには経済報復と関連して日本政府を糾弾する姿を帯びているが、反日情緒に便乗して、事実上、国民に向けた“放射線恐怖マーケティング”をしているように映るだけに、ややもすると国の恥につながらないようにしなければならないだろう。外交問題にすることもできるだろうが、そのようにするならば、それに先立ち専門家たちに聞いてからするのが正道だ。(機械翻訳 若干修正)


日本を糾弾しながら嫌がらせができ、韓国内で脱原発の雰囲気を醸成するんですから(ムン大統領は脱原発派)、『フクシマ』批判はやめられないですよね。