(読売新聞 2019/12/26)

 法務省は26日、福岡市で2003年、一家4人を殺害して現金を奪ったなどとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した中国籍の魏巍(ウェイウェイ)死刑囚(40)の刑を福岡拘置所で執行したと発表した。

死刑執行は8月2日以来で、収容中の死刑確定者は111人となった。

 確定判決によると、魏死刑囚は03年6月、共犯の中国人2人とともに同市東区の衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)宅に侵入。妻の千加さん(同40歳)、長男の海君(同11歳)、長女のひなさん(同8歳)を殺害し、現金約3万7000円を奪った。さらに、松本さんの首を絞めて瀕死(ひんし)の重傷を負わせ、3人の遺体とともに同市内の岸壁から海に投げ入れて殺害した。

 1審・福岡地裁は05年5月、求刑通り死刑を言い渡し、2審・福岡高裁も07年3月、1審を支持して被告側の控訴を棄却。最高裁が11年10月に上告を退け、判決が確定した。

共犯の2人は事件後、中国に逃亡して中国当局が起訴。1人は05年に死刑が執行され、1人は無期懲役が確定した。

 現安倍政権下での死刑執行は17度目で、計39人となった。10月の就任以降、初めて執行を指揮した森法相は、26日午前11時から東京・霞が関の法務省で記者会見し、「極めて冷酷かつ残忍な事件。慎重な上にも慎重な検討を加え、死刑の執行を命令した」と述べた。


(産経新聞 2019/12/26)

 法務省は26日、平成15年の福岡市一家4人殺害事件で、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた中国人の元専門学校生、魏巍(ウェイウェイ)死刑囚(40)=福岡拘置所=の刑を同日午前に執行したと発表した。

 死刑執行は8月2日以来で、今年に入って3人目。10月31日に就任した森法相のもとでは初めてとなる。24年12月発足の第2次安倍政権以降では計39人となる。

 確定判決によると、魏死刑囚は中国人の男2人と共謀。15年6月20日、強盗目的で福岡市東区の衣料品販売業、松本真二郎さん=当時(41)=方に侵入し、松本さん夫妻と長男、長女の一家4人を殺害。遺体に重りを付けて博多港に沈めるなどした。

 共犯の中国人2人は犯行直後に中国に帰国したが、中国内で身柄を拘束された。魏死刑囚の公判では、犯罪人引き渡し条約を結んでいない中国の公安当局が作成した調書が日本の裁判で初めて採用された。

 中国の裁判所は共犯の1人に死刑判決を言い渡し、17年7月に刑が執行された。もう1人は「自首し、事件解明に協力した」として無期懲役が確定した。

 昨年は、麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=らオウム事件の13人を含め計15人に刑を執行。年15人の執行は、平成では20年に並び最多だった。


(朝日新聞 2019/12/26)

 法務省は26日午前、福岡市東区で2003年に一家4人を殺したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した中国籍の男1人について、福岡拘置所で死刑を執行した。森雅子法相が10月に就任してから、執行は初めて。8月以来4カ月ぶりとなる。

 死刑が執行されたのは、中国人の元専門学校生の魏巍(ウェイウェイ)死刑囚(40)。

 森法相は同日の会見で、23日に執行命令書に署名したことを明らかにした上で、「法治国家では確定判決の執行は厳正に行われなければならない。特に死刑判決は裁判所が慎重な審理を経た上で言い渡したもので、法の定めに従い慎重かつ厳正に対処すべきだ」と説明した。

同省によると、今回の執行により、確定死刑囚は112人となった。このうち84人が再審を請求中だ。

 確定判決によると、魏死刑囚は、同じ中国籍の元留学生2人と共謀して03年6月20日未明、福岡市で衣料品販売を営む松本真二郎さん(当時41)方に侵入。入浴中の妻千加さん(同40)、就寝中の長男海君(同11)と長女ひなさん(同8)の首を絞めて殺害した。帰宅してきた真二郎さんの首も絞めたうえ、3人の遺体とともに博多港の岸壁から遺棄して真二郎さんを水死させ、現金約3万7千円などを奪った。一、二審で死刑判決を言い渡され、11年10月に最高裁が上告を棄却し確定した。

 共犯とされる元留学生の楊寧(ヤンニン)元死刑囚と王亮(ワンリアン)受刑者は事件直後に帰国したが、中国の捜査当局に拘束。中国の裁判所で、それぞれ死刑と無期懲役の判決が言い渡され、楊元死刑囚は05年7月に死刑が執行された。(板橋洋佳)


(毎日新聞 2019/12/26)

 法務省は26日午前、福岡市で2003年に起きた中国人3人組による一家4人殺害事件で強盗殺人罪などで死刑が確定した元専門学校生、魏巍死刑囚(40)=福岡拘置所=の刑を執行した。死刑執行は8月2日以来、4カ月ぶり。森雅子法相の就任後初めてで、第2次安倍政権の発足以降、計39人となった。

 確定判決などによると、魏死刑囚は中国人2人と共謀して03年6月20日、福岡市東区の衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)宅に押し入り、妻(同40歳)と長男(同11歳)、長女(同8歳)を殺害し、現金3万7000円などを奪った。その後、4人の体に重りをつけて海に投げ込み、仮死状態だった松本さんも水死させた。

 共謀した2人は事件後に帰国し、1人は現地で死刑判決を受け、05年に刑が執行された。もう1人は現地で無期懲役が確定した。最高裁は11年10月、「金品を得るため生命の尊さを意に介さず、冷酷、残忍。4人の生命を奪った結果は極めて重大」として、被告の上告を棄却した。死刑確定から執行までの期間は約8年1カ月だった。

 死刑囚は、再審開始決定を受けて釈放中の袴田巌元被告=即時抗告審で取り消し、特別抗告中=を含めて112人となった。【村上尊一】


中国人の死刑執行は2009年7月28日(陳徳通 1999年5月26日、中国人3人殺害・2人重傷・1人軽傷)以来で、戦後2人目?

刑務官の皆様お疲れ様です。