(日本経済新聞 2021/01/20)
儒教の祖、孔子をまつる「孔子廟(びょう)」向けに、那覇市が公園の土地を地元の一般社団法人に無償提供していることが憲法の政教分離原則に違反するかが争われた住民訴訟の上告審で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は20日、当事者の意見を聞く弁論を開いた。判決期日は追って指定する。


差し戻し後の一審・那覇地裁は「宗教的行事といえる祭礼を行うための施設だ」と認め、使用料免除を「憲法が禁じる地方公共団体による宗教的活動に当たる」と判断した。二審・福岡高裁那覇支部も、免除は違憲だと結論づけた。
上告審弁論で住民側は「年に1度、孔子の霊を招く祭礼を行うことを主目的に建てられており、宗教的な性格は濃い施設だ」と指摘。「使用料の全額免除は特定の宗教に対する援助や助長にあたり、政教分離原則に反する」と訴えた。
市側は「第2次世界大戦で焼失した廟を再建したもので、地域の歴史・文化を学べる施設だ」などと反論した。
差し戻し後の一、二審判決によると、一般社団法人が2013年、市が管理する公園内に廟を建てた。琉球王国時代の施設を再建したもので、市は「体験学習施設」としての公益性を認め、使用料を免除した。これに対し、住民が違法確認を求める訴えを起こした。
(NHK 2021/01/20)
那覇市が儒教の祖の孔子などがまつられている施設の、公園使用料を免除していることをめぐる裁判で、最高裁判所大法廷で弁論が開かれ、訴えた住民側が「政教分離を定めた憲法に違反する」と主張したのに対し、市側は「歴史文化を伝える公共施設だ」と反論しました。
那覇市の公園にある孔子などをまつった「孔子廟」は、琉球王国時代に中国からわたってきた人たちの子孫らでつくる団体[久米崇聖会]が平成25年に造り、市から公園の使用料が全額免除されています。
那覇市の住民が政教分離を定めた憲法に違反すると訴えたのに対し、1審と2審は「宗教的施設とみるべきで、憲法に違反する」として、公園使用料の免除を違法と判断しました。
双方が上告して最高裁判所で15人の裁判官全員による大法廷で弁論が開かれ、住民側は「宗教行事も行われ、宗教的な性格が濃厚なのは明らかであり、政教分離に反する」と主張しました。
一方、市側は「沖縄の歴史や文化を伝えるほか、観光資源としても活用され、公共的な施設だ」と反論しました。
判決は年度内にも言い渡される見通しです。
(沖縄タイムス 2021/01/21)
沖縄県那覇市管理の松山公園にある儒教施設の久米至聖廟(しせいびょう)(孔子廟)に、市が土地を無償提供しているのは憲法の定める政教分離に違反するかが問われた住民訴訟の上告審弁論が20日、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)であった。住民側は、儒教は宗教で久米至聖廟が宗教施設なのは明らかだとして違憲性を強調。那覇市側は、久米至聖廟は文化教育・歴史的施設で政教分離違反ではないと反論し、即日結審した。判決日は追って指定される。
大法廷は憲法判断をする場合などに開かれる。差し戻し後の一、二審はいずれも、無償提供を違憲と指摘しており、最高裁も憲法判断を示すとみられる。
住民側は「学術的見地だけでなく、一般人の感覚に照らしても久米至聖廟が宗教的施設なのは疑いようがない。市が公園の広大な敷地を提供し、使用料を全額免除していることは特定の宗教の助長に当たる」と主張した。
市側は「儒教は宗教ではなく学問。久米至聖廟も沖縄に中国文化を伝えた『久米三十六姓』の歴史・文化を学ぶ教養施設だ。観光資源としての側面もあり、使用料免除は何ら宗教的意義を有するものではない」と反論した。

[ことば]久米至聖廟 琉球王国時代の1676年に孔子及びその門弟をまつるために旧久米村に建てられた。久米村は、中国渡来の人々が多く生活していた。1718年には琉球初の学校「明倫堂」が設立された。第2次世界大戦で壊滅したため、1975年に那覇市若狭に再建された後、2013年6月、松山公園内に移転した。
・翁長雄志(1950年10月2日~2018年8月8日)
第28・29・30・31代 那覇市長 2000年(平成12)12月 ~ 2014年(平成26)10月
| 姿を現した2体の龍柱 那覇で設置工事完了 「翁長市政」で推進 中国向け?事業に批判も (産経新聞 2015/12/08) 沖縄県の翁長雄志知事が昨年10月まで務めた那覇市長時代、沖縄振興一括交付金の活用を計画して進めたシンボル像「龍柱(りゅうちゅう)」が那覇市内に姿を現した。 龍柱は高さ約15メートル、幅約3メートルの2体の龍の形をした柱。那覇市が中国・福州市との友好都市締結から30年の記念事業として平成24年度に設置を決定し、旅客船の停泊場所近くに置いた。 設置工事は完了し、2体とも覆っていたシートが外された。工期は今月25日までで、道路舗装など関連工事を続けている。 ![]() 当初の総事業費は約2億6700万円で、8割にあたる約2億1300万円は国からの交付金を充てる計画だったが、工事の遅れなどに伴い交付金の未執行分を次年度に繰り越すことができず、大半が市の負担になった。工事の遅れや照明の追加設置により最終的な総事業費は約3億3300万円に上った。 龍柱事業をめぐっては、中国産の石材を使って中国の業者が製作し、事業費も中国側に流れるため、交付金事業としてふさわしくないとの批判があがっていた。 龍は元来、中国皇帝の権力の象徴とされている。「5本爪」の龍の図柄は中国皇帝のみが使用でき、朝鮮など中国の冊封体制に入った周辺諸国は「4本爪」を用いてきた歴史がある。琉球王朝も冊封を受け、首里城の龍柱は4本爪。設置が進められている今回の龍柱も4本爪となっている。 |


沖縄県は1974年以前の米国統治領に戻れば良い・・甘えすぎ働け。
specificasia
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