(聯合ニュース 2021/04/02)

 在北朝鮮ロシア大使館は1日、平壌駐在の外交官が大量に国外に脱出し、現在9カ国の大使しか残っていないとフェイスブックで伝えた。新型コロナウイルスの防疫で厳しい制限措置が取られ、深刻な物資不足が起こっているという。

 同大使館によると、英国、ベネズエラ、ブラジル、ドイツ、イタリア、ナイジェリア、パキスタン、ポーランド、チェコ、スウェーデン、スイス、フランスの代表部も閉鎖され、国際人道支援機関の外国人職員も全員が脱出したという。

防疫のため前例のない厳しい制限措置が取られていることや医薬品を含む生活必需品が不足していることに言及しながら、「平壌を去る人たちのことは理解できる」と伝えた。

 現在平壌に残っている外国の大使は9人、大使代理が4人で、これらの国も最小限の人員しか残っていないという。

 同大使館は外交官ら外国人の脱出が相次いでいると報告した上で、今も平壌に残っている外国人は290人以下だと伝えた。


(朝日新聞 2021/04/03)

 北朝鮮から各国の外交官が続々と脱出している――。そんな驚きの状況を、北朝鮮にあるロシア大使館が1日、フェイスブックで明らかにした。新型コロナウイルス対策による厳しい行動制限に加えて物資不足も深刻で、平壌にある12カ国の在外公館がすでに閉鎖されたという。

 いまも大使が残るのはロシアを含む9カ国だとし、「医薬品を含む必需品の不足が深刻で、健康の問題を解決できない。誰もが耐えられる状況ではない」という。

 平壌のロシア大使館によると、現地では「前例のない厳しい制限措置がしかれている」と説明。英国やドイツ、フランス、スイス、ブラジルなどの在外公館が閉鎖され、「国際人道機関のすべての外国人も帰国した」。現在残っている外国人は290人未満だとしている。ロシア大使館でも「複数の外交官が様々な理由で帰国を余儀なくされた」とし、今後も外国人の出国が続くと予想する。

 ロシアは北朝鮮と緊密な関係を保つ友好国。今回の投稿の意図は不明だが、それだけに現地の状況が極めて厳しいことをうかがわせる。

 ロシア大使館は2月にも、北朝鮮による国境封鎖の影響で、平壌に勤務していたロシア人外交官とその家族が、手押しのトロッコを押しながら徒歩でロシアに帰国したことを明らかにしている。(モスクワ=石橋亮介)

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