ソウル市、卵など大型マート販売制限…業界反発
(聯合ニュース 韓国語 2013/03/08)
ソウル市が町内スーパーなどの路地商圏保護名目で、大型マートと企業型スーパーマーケット(SSM)に販売制限を勧告できる品目51種を定めると、大型流通業社が強力に反発するなど論議がおきている。
市は昨年11月に韓国中小企業学会に依頼して大型マート・SSM販売調整可能品目51種を選定したと8日、明らかにした。
51種の品目はタバコなど嗜好食品4種、白菜など野菜17種、鶏卵など新鮮・調理食品9種、サバなど水産物7種、四骨(牛の足の骨)など精肉5種、ワカメなど乾物8種、ゴミ従量制袋などだ。
市は利害関係者との面談とアンケート・消費者座談会などを開いて各界各層の意見を取りまとめ、商人活性化寄与度・消費利便性・価格競争力などを考慮して品目を選定したと説明した。
《大・中小企業共生協力促進に関する法律》によれば、大企業が事業を始めたり拡張する際、中小企業と事業調整過程を経ることができる。
市は事業調整をしながら大企業などに生産品目や数量を減らすことを勧告できる条項と同伴成長委員会の中小企業適合業種公表制度に着目して研究を始めた。
51個の品目のうち野菜・水産物・乾物・精肉品目は伝統市場に、新鮮・調理食品と嗜好食品はスーパーマーケットなど路地商圏に反射利益を与えるものと市は期待する。
カン・ヒウン市小商工人支援課長は「今回の措置は法的拘束力はないが、大型マートの販売品目調整の根拠を用意したという点で路地商圏と伝統市場を効果的に生かすことができる手段になるだろう」と楽観した。
しかし、大型流通業界は「事実上、営業をするなという声」として強く反発する。
市が定めた販売制限品目が勧告事項であるだけに直ちに棚から消えることはないが、今後、国会法改正建議、条例制定など一連の措置が現実化すれば売り上げに直撃弾を受ける可能性を排除できないためだ。
ある大型マート関係者は「制限品目の大部分が新鮮食品と生活必需品で、マートで最も重要な製品」としながら「豆腐と卵を売らない大型マートに誰が来るのか」と不満を述べた。
イーマートの場合、制限対象商品が売り上げに占める割合が昨年を基準として15.1%と推定され、制限が表面化すれば売り上げ被害が少なくないと流通業界は見通している。
消費者も市の販売制限勧告品目の指定趣旨を一部理解しながらも、直ちに日常で経験することになる不便と、大型マートより相対的に高値を払う町内商圏で一部制限品目を泣く泣く買わなければならない状況を心配する声が少なくない。
市は品目選定に続き、4月初めに利害関係者らと市民の意見を取りまとめる公聴会を開き、国会に法改正も建議する計画だ。
市はSSMが出店して近隣中小商人から事業調整申請が来る場合、51種の品目基準に基づきSSMが販売できる品目の範囲を調整する方案も検討中だ。
カン課長は「流通業界は公式的には反対しているが内部意見を聞いてみれば、大型マートが取り扱う品目は多く、効率が落ちるので売らないでもかまわない品目があるという立場もある」と説明した。
大型マート・SSM販売調整可能品目
【野菜(17種)】
01大豆、02もやし、03キュウリ、04ズッキーニ、05玉ネギ、06長ネギ、07ジャガイモ、08さつま芋、09ニンニク、10青唐辛子、11サンチュ、12ホウレンソウ、13白菜、14キャベツ、15大根、16若大根、17アルタリ大根
【新鮮・調理食品(9種)】
18豆腐、19鶏卵、20かまぼこ、21トク(うるち米でつくった餅)22トッポキ、23スンデ(豚の腸に、みじん切りにした野菜、もち米、豚の血液、春雨などの具を詰めて茹でたもの)、24調理パン、25チキン、26ピザ
【水産物(7種)】
27太刀魚、28サンマ、29サバ、30イカ(生)、31タコ、32生タラ、33貝
【精肉(5種)】
34四骨(牛の足の骨)、35牛足、36トガニ(牛のアキレス腱)、37スジ、38牛の頭の肉
【乾物(8種)】
39イカ、40北魚(干したスケトウダラ)、41タラの干物、42カワハギの干物、43海苔、44ワカメ、45昆布、46イワシ
【嗜好食品(4種)】
47タバコ、48焼酎、49ビール、50マッコリ、
【その他(1種)】
51ゴミ従量制袋(ゴミ袋) (機械翻訳 若干修正)
これ↑を扱うなというのは無茶苦茶ですね。
【コラム】韓国大型マート締め付けで日系企業に利益
(中央日報 2013/03/26)
最初は耳を疑った。大型マートで特定品目を売れないようにするというソウル市の発想だ。特定品目とはタマネギ、ハクサイ、豆腐、イカ、サバなど51種類だ。まさかと思ったが本当にそうするようだ。長兄格のソウル市がこうなので他の都市もまねしはじめた。
伝統市場の商人や町内の雑貨屋を助けるためのものだとソウル市は話す。勧告事項として推進するというが義務事項同然に進められる雰囲気だ。大型マートと企業型スーパーマーケット(SSM)に対してはすでに営業時間に制限を加えている。
零細商人を助ける政策であることはわかるが、マートに納品する農漁民や中小企業を疲弊させるということはなぜわからないだろうか。大型マートで売るハクサイも農民が育てたものだ。販売が減れば農民が被害を受ける。
消費者はハクサイを買いに駐車施設も良くない在来市場に行かなければならない。51品目のほとんどの農水産物だ。新鮮度や清潔度の維持が重要だが町内のスーパーが大型マートほどできるだろうか。市場を分ければ当然買い物時間も長くかかり消費者の不便は大きくなる。特定品目の販売禁止は世界貿易機関(WTO)の規定にも反する。
大型マートに客があふれるのは消費者にそれだけ利点が多いという証拠だ。タマネギやサバの販売禁止を支持する人は家庭でも大型マートで買い物をすることが多くないだろうか。大企業が憎いと多数の消費者に不便を及ぼす政策が話になるだろうか。
ほとんどすべての国内市場は外国資本に開いている。政府が大型マートを締めつけるとその隙間に日系流通企業が食い込んでいる。トラボックス、トライアルマート、バローマートなどが最近釜山(プサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)地域で盛業中という。店舗面積は3000平方メートル以下だ。義務休業や営業時間制限を避けるための戦略だ。韓国資本を引き込んだ合弁法人形態もある。ある店は「日本商品を売らない」という文面まで掲げ客を呼び込んでいる。
市場は本来こうしたところだ。お金になると思えば外国資本も入ってくる。大企業を規制すればいいと思ったのにお門違いにも日系企業が利益を得ることが起こるのだ。過去に文具類を中小企業固有業種に指定して保護したところどんなことが起きたのか。国産ブランドであるモーニンググローリーが倒産し市場をジェットストリームや3Mなど外国企業がすべて掌握してしまった。中小企業保護にも失敗し市場だけ外国企業に渡した格好になった。
零細商人は善で大企業は悪という発想では困る。それでは得るものがない。零細商人もそれなりの競争力を持たなければならない。町内のスーパーも商売が上手な所がある。各自の努力やノウハウが重要だという話だ。51の零細マッコリ会社が連合したソウル長寿マッコリはソウル市場の90%を掌握している。路地商圏もこのような形の連帯と提携を通じ規模を育てブランドを作らなければならない。政府が助けるのはこういうものだ。他人が商売しているところに割り込んでああだこうだと指示するのはおかしなことだ。
>零細商人は善で大企業は悪という発想では困る。
“絶対的悪”日本を持ち出すことで大企業への批判の矛先を変えようとしているんですね。
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