「重油流出は深刻ではない」、中国人船長の発言に地元州首相が反発 豪州
(AFP 2010/04/08) 


 3日にオーストラリア沖合にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)近くで座礁した中国船籍の石炭運搬船「深能1号(Shen Neng 1)」の船長が、事故による重油の流出は深刻でないという趣旨の発言をし、非難を浴びている。

 船長はまた、深能1号のこれ以上の損壊と重油流出を食い止めようとしている救助隊が、同船の備蓄食糧と飲料水を使い尽くしているとも苦情をもらしているという。

 7日の現地紙クーリエ・メール(Courier-Mail)によると、座礁した深能1号の船長と面会した在ブリスベン(Brisbane)中国総領事は「重油の流出は今のところそう深刻ではない。(船長は)海面に油は見えないと言っている」と述べた。また「救助隊が備蓄分の水や食糧を使ってしまうため、(同船には)もっと水が必要だ。現時点の問題はこれだろう」と船長の報告を伝えた。

 しかし、深能1号からはすでに燃料として積んでいた約3トンの重油が流出、長さ3キロにわたって海面に油が浮かんでいる。

 クイーンズランド(Queensland)州のアンナ・ブライ(Anna Bligh)州首相は中国人船長の発言に失望をあらわにし「中国の乗組員たちがこれは小さな事故だと錯覚しているならば、船から降りてから世界がなんと言っているか耳を傾けたほうがいい。深刻な事態であることが、今よりははっきり分かるだろう」と語った。


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これ↓で、この↑言い分とは、さすが中国人ですね。


豪グレートバリアリーフ近くで重油流出、中国船の座礁で
(ロイター 2010/04/05)

 オーストラリアのクイーンズランド州沖合で3日、中国船籍の石炭運搬船が座礁して燃料の重油が流出。現場近くには世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフがあり、5日に入っても重油の拡散を食い止める作業が続けられている。

 同州政府によると、座礁したのは中国遠洋運輸集団(COSCO)のグループ会社が保有する船。全長230メートルで、約6万5000トンの石炭と燃料の重油975トンを積んで中国に向かっていた。

 座礁時には、通常の航路から大きく外れ、フルスピードで航行していたという。

 同州のブライ首相は豪ABCテレビに対し、同船が船舶の航行を定めた法律に違反する可能性があるとして、最高で100万豪ドル(約8700万円)の罰金を科す可能性があると語った。
 

豪首相、中国船の重油流出「規定航路外れ言語道断」
(日本経済新聞 2010/04/06)

オーストラリアのラッド首相は6日、同国北東部クイーンズランド州の沖合で中国船籍の石炭運搬船が座礁し燃料の重油が流出した事故について、「(現場の)グレートバリアリーフは無二の自然遺産だ。船が規定航路を12キロも外れたのは言語道断」と厳しい口調で語った。

この船が意図的に通行禁止水域に入った疑いがあり、豪州では航行規制強化を求める声が出ている。資源・エネルギー輸出に影響が出る可能性がある。 


 

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