(アジア経済 韓国語 2016/03/18)

日本を訪問したイ・ナクヨン(李洛淵)全羅南道知事は18日午前、東京都庁で舛添要一東京都知事と会談、韓日関係と北朝鮮情勢を含む共同の関心事を幅広く議論した。

舛添知事は韓日政府の軍慰安婦問題妥結以降、両国民の関係が再び改善されていると評価しながら「両国関係の継続的発展のために東京と全南など地方自治体が協力していこう」と提案した。

これにイ知事は「政治外交的に両国関係に起伏があっても民間の草の根交流と地方間の協力は揺れることなく続かなければならない」とし「韓日関係のさらなる発展のために共に努力しよう」と語った。

イ知事は特に両国の懸案の一つである第2東京韓国学校の設立に舛添知事が協力してくれたことに謝意を表し、「できるだけ早く第2東京韓国学校がドアを開け、より多くの韓国の学生たちが安らかに勉強できるように今後も変わりなく助けてほしい」と頼んだ。

これに対し舛添知事は「東京に来て勉強する韓国の学生たちは未来の両国関係の掛け橋になる人々」と第2東京韓国学校の早期設立のための協力を約束した。

イ知事は今年10月に東京に竣工する在日韓国人中心の養老院『故郷の家』とその根である木浦共生院のユン・ハクチャ(尹鶴子)(日本名田内千鶴子)女史について紹介しながら「『故郷の家』と在日韓国人老人たちに対しても東京都が暖かい関心を持ってほしい」と話した。


ユン・ハクチャ氏の紹介記事

(中央日報 2012/10/29)

(略)「韓国孤児の母」と呼ばれた尹鶴子は本名を田内千鶴子という日本女性だった。7歳だった1919年に木浦市庁の官吏として赴任した父親と一緒に木浦に来た。木浦女子高を卒業した後教師として勤めている間に共生園で音楽と日本語を教える人を求めているという話を聞いて志願した。共生園はキリスト教伝導師であった尹致浩(1909~?)が1928年から街で物乞いする子どもたちを連れ帰り面倒を見ていた所だ。

田内は尹園長と恋に落ち1938年に結婚し名前も尹鶴子に変えた。(略)韓国戦争期間中に夫の尹園長は全羅南道(チョンラナムド)道庁に食糧救護を要請しに行き行方不明になってしまった。(略)

尹鶴子は56回目の誕生日である68年10月31日に肺がんで息をひきとった。木浦市は初めての市民葬で尹鶴子の愛と犠牲精神を賛えた。木浦駅広場には3万人の追悼客が集まった。彼女の手を経て成長した孤児の数は3000人に達する。(略)

尹鶴子の長男尹基(ユン・ギ)氏(70)は日本の堺、神戸、京都の3カ所に在日同胞の高齢者向けの養護施設「故郷の家」を建て、母を継いで社会事業に献身している。

大阪府堺市  1989年開設
兵庫県神戸市 2001年開設
都府京都市  2009年開設



舛添知事は2020年東京オリンピックについて説明し、「東京オリンピックに韓国からも多くの人々が来られるように助けてほしい」と要請した。

イ知事は協力を約束しながら「オリンピックは平和と和解の祭典であるだけに東京で在日韓国人に対するヘイトスピーチ(嫌悪演説)がなくなるように助けてほしい」と話した。

イ知事と舛添知事は互いに相手国を知る知識人として今後も議題にとらわれることなく虚心坦壊な対話を続けることで合意した。

イ知事は東亜日報東京特派員や韓日議員連盟幹事長などとして働いた日本通であり、舛添知事は大学教授や参議院議員として働いた知韓派だ。

イ知事はこの日夕方、オ・ゴンテ(呉公太)在日民団団長、キム・ヨンドゥ大韓老人会日本支部長兼全南道民会長など在日同胞社会指導者らと食事を共にし、「全南で今年5月に開かれる世界親環境デザイン博覧会と10月に開かれる国際統合医学博覧会などに在日同胞が多く参観して全南に対する投資も増やしてほしい」と要請した。イ知事は19日に帰国する。(機械翻訳 若干修正)


知事の部屋 記者会見
(東京都 2016/03/18)

【記者】2点目、これも都市外交に絡む話かと思うのですが、先般、韓国人学校について、旧都立市ヶ谷商業高校の跡地を貸すということで協議を進めるということの発表があったかと思います。これも改めてという話になるのですけれども、東京都として、そういう敷地を提供していく意義というか、改めてお伺いしたいのですが。

【知事】今のご質問ですけれども、姉妹都市であるので、お互いに協力する、この前もソウルの道路の陥没でぱかっと穴が開いたのを、我々の建設局のチームが助けに行くと、そういうことをやって、お互いに協力し合うというのは非常に良いことです。

ソウルで日本人学校を開くときに、やはり場所をどうするか、それで、いろいろな建設資金のやりくりなどで困ったときに、ソウル市が全面的に協力をしてくださって、それで、日本人の子供たちがソウルでしっかりと教育できています。同じことなので、韓国の人たちは、やはり手狭になったので、何とか協力できないかということですから、我々もそういうことをやっていただいて、姉妹都市であるので、お互い恩返しでやっていくと
。

 それから、日本と韓国の将来に向かっての友好関係を一番担保できる人たちは、これからの世代の人たちなので、日本にいる韓国の子供たち、これは将来二つの国の関係が悪くなったときにしっかりと友好関係に努力してくれる。逆に、韓国にいる日本の子供たちが同じような方向で日韓協力できる。だから、そういうことは非常に良いことだろうと思っていますし、これは韓国だけではなくて、北区にはフランスの学校があります。そうすると、先般、どなたかが記事に書いていたと思われますけれども、あそこにフランスコミュニティのようなものができて、非常に地元と和やかになっている。

 それから、確か江東区だったと思いますけれど、インド人学校ができました。最初は反対も多かったのですけれども、もう今は、日本人の子供もそこに入りたいというぐらいで、非常にすばらしいコミュニティが形成されているので、日本の子供たちの国際化、オリンピック・パラリンピック教育とかを一生懸命やっているときに、目の前にそういうコミュニティがあって、じかに触れることができるというのは、東京のグローバル拠点として、そのまちを活力のあるまちにするために非常に良いと思いますので、国と国の関係でいろいろ難しい問題もありますけれども、お互い市民、都民の間でこういう協力をやっていくということは、私は良いことだと思っております。

(略)

【記者】産経新聞の伊藤です。韓国人学校の関係で、先ほど幹事社の質問への回答を聞いていて少し疑問に思ったのですけれども、この都立高校の跡地周辺というのは、かなり保育のニーズが高くて、新しいマンションもだいぶできていて、という地域だと聞いています。もしも待機児童、先ほど言っていたように解消を公約に掲げて頑張っておられるというのであれば、この空いた都有地は6,000平方メートルほどあるのですが、保育施設を作ったり、ほかの福祉施設に充てるという手もあるかと思うのですけれども、なぜこの韓国人学校の方を優先することになったのかという、そのあたりの狙い、経緯というのを教えていただけると。

【知事】東京都が行政として解決しないといけない問題はたくさんあります。今日は少し保育所の話が出ましたけれども、では、老健(老人保健施設)、特養(特別養護老人ホーム)はどうするのですかと。私も母親の介護をしましたけれども、もう本当に介護で大変だった。「なぜ老健、特養にしないのですか、保育所ではなくて」と、こういう声も出てくる。

 けれども、それはやはりいろいろな要求を入れながら、そしてその場所に適したものを上手に使うということで、全く保育所について何もやっていないというなら別ですけれども、先ほど言った公園の開放ということをやっているわけであります。今候補に上がっているところというのは基本的に学校であって、校舎とか体育館もあって、学校用地として適切であって。先ほど申し上げましたように、我々も大変お世話になっているのですから、そういうことに使うというのは決して悪くないと思っていますので、全ての都有地をどういう形で使うかというのは、これは今言ったような様々な用途に使うという、そういう方針で決定していきたいと思っています。

【記者】この当該土地については、新宿区からの方の要請もなかったということなのですか。保育所のニーズとしての引き合いがなかったということなのですか。

【知事】新宿区からそういう話は聞いていません。

【記者】それと、当初、この話が出てきた経緯として、知事が2014年に訪韓された際に、朴槿恵大統領から直接要望を受け、トップダウンのような形で話が進んでいったというふうに取材では伺っているのですけれども、事実としては間違いないのでしょうかというのをまず。

【知事】はい、それは間違いありません。

【記者】当初、当社の取材によると、なぜ韓国だけ、1国だけに便宜を図るのはかなり理由づけが難しいのではないかと、都の職員も考えていたというような取材の結果が出ているのですけれども、知事として見れば、先ほどもおっしゃっていたように、五輪に向け、世界中の協力が必要だと。姉妹友好都市も12あると。例えばほかの都市から同様の要望があったときに、対応に差をつけられるというか。

【知事】先ほど、北区の例、江東区の例。フランスの学校(都有地を有償で提供)の例、インドの学校の例を申し上げました。そういうことです。だから、それぞれの要望があれば、それぞれに対応をするということであるわけですから、特にソウルと東京は姉妹都市であって、こちらもお世話になっているわけで。だから、差をつけるとかではなくて、それぞれ要望があれば、そのときに対応をするということであるわけです。

【記者】それと、この話が公になってからまだ1日、2日なのですが、都には都民の方から300件近い要望、意見があって、もうそのほぼ全てというのがかなり批判的な意見であると。保育所を整備したらいいのではないのかとか、なぜ韓国なのですかというような意見が多いみたいなのですけれども、そうした批判の声があることに対する受けとめというのはどうでしょうか。

【知事】それはいろいろな声があります。先ほど言ったように、いろいろな声があるのは当たり前なので、政策の判断ですから、私の判断でやって、それで、これから細かく詰めようということでありますから、なぜ韓国ということだけにそんなにこだわられるのかということが、私はまだ分からないです。インドでも、フランスでも、どこでもそういう要望があったら、世界に開かれたまちとしてできるだけのことは、特に子供の教育の話ですから、努力をしたいと思っております。


2校目の東京韓国学校の候補地になっている旧市ヶ谷商業高校跡地は、現在、新宿区が借りて建て替え中の小学校の代替施設として利用していますが、都はその後の利用計画も変更し、新宿区の継続利用にも難色を示したようですね。

(新宿区議会 2015/06/10)

◆8番(川村のりあき) 次に、保育園の待機児童解消について質問します。(略)

 土地の確保という点では、公有地活用の検討状況はどのように進んでいるのかお答えください。

 先日、東京都は現在、愛日小学校の仮校舎として使用している旧市ヶ谷商業高校跡地について、特別支援学校の設置計画を戸山の東京都心身障害者福祉センター移転後の跡地に変更し、今後の使用は未定と発表しました。旧市ヶ谷商業高校跡地は最も保育ニーズが高い牛込箪笥地域に位置し、保育園を設置する場所としては最適と考えます。また、牛込第一中学校に隣接し、将来的にもさまざまな活用ができる場所であり、区は直ちに東京都に対し、取得の意向を示すべきと考えますが、いかがでしょうか(略)

◎区長(吉住健一) 
(略)現在、愛日小学校の仮校舎として使用している旧市ヶ谷商業高等学校跡地については、東京都にも打診していますが、平成29年3月まで区が借用しており、その後の活用については、今後検討するので、現段階では要望を受けられないとの回答を得ています。


2015年02月03日
2016年03月16日


学校の件は置いといて、舛添知事の言動を見ていると、まるで東京オリンピック開催時の知事が自分であることを確信しているのでは?と思うこともありますが、新国立競技場建設費などの都負担金交渉で自民党から次期知事選での支持の約束でも貰ったのかな。



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